2009年9月5日土曜日

着物と長襦袢の裄

皆さん、ご自分の着物の寸法はご存知ですか?
和裁教室に参加される方でも、ご自分の寸法をきちんと把握されている方は少ないです。
中でも重要なのは、裄だと思います。
身丈や身幅は多少の融通がききますが、裄はそうはいきませんね。

一口に裄と皆さんおっしゃいますが、裄とは肩幅と袖幅の合計の事です。
ですから、ご自分の裄を知っていても、肩幅と袖幅が分かっていないと「自分の寸法くらい分かっています」とは言えません。

例えば裄寸法が1尺7寸5分の場合、通常は肩幅を8寸5分で袖幅を9寸にします。
このように、袖幅の方を5分程度広くする方が、バランスが良いのです。
ですが、布幅の関係で9寸の袖幅がとれない布も有りますから、肩幅8寸7分で袖幅8寸8分になさっている場合も有ります。
コートや羽織は着物の袖幅+2分必要なので、それも考えて着物の袖幅を決められる方が宜しいと思います。

でも、袖幅が違っても裄が同じなら問題ないのでは??とお思いの方も多いです。
着物1枚で着るのならそれで良いのです。
でも、着物の下には必ず長襦袢があるでしょう。

長襦袢の肩幅は着物と同寸に、袖幅は着物袖幅ー2~3分に仕立てます。
すると、裄は着物の裄ー2~3分で、着物袖幅ー2~3分に出来てますから
お召しになった時に着物の袖口や振りから長襦袢が飛び出す事が有りません。

たとえば、着物の裄が1尺7寸5分で袖幅が8寸8分の方が、
「着物の裄は1尺7寸5分です」とおっしゃって長襦袢の仕立を頼んだとします。
すると仕立屋は、通常着物は肩幅が8寸5分で袖幅が9寸だろうと推測して、
長襦袢の肩幅を8寸5分で袖幅を9寸-2分=8寸8分に仕立てるかもしれません。

その結果、長襦袢の裄寸法は着物裄寸法-2分に仕上がっているので、
袖口から長襦袢が飛び出す事は有りません。
でも、肩幅が狭くなるため、袖が身頃の方に引っ張られて、振りからは少しみえることになります。
美しい着姿を目指すなら細部までこだわりましょう。

あちこちの呉服屋さんで、ご自分のサイズを測って頂いて仕立てている方は結構多いですね。
その結果、裄寸法がバラバラで、長襦袢と着物の取り合わせに苦労している方は、本当に多いです。
呉服屋さんで着物を仕立てたら寸法表を必ず頂いて、何を仕立てる時もそれを提示しましょう。
長襦袢でも、羽織でも、コートでも、着物の寸法を元に割り出しますから。

あるいは、ご自分がお手持ちの着物をお持ちになって、これと同じにとか、裄を3分出して…とか身幅を2分広くとか、注文を付けつつ、その着物の寸法を測ってもらいましょう。
肩幅や繰り越し、衿の付け込みは、仕立ててしまうと測り難いので、プロにお任せした方がいいです。
そして、必ず寸法表をもらいましょう。
「誂える時はまた測ってもらうから良いわ」は、だめです。
すべて同じ寸法で仕立てて、どの長襦袢と着物でもコートや羽織でも、合わせたら寸法はぴったりといきたいものです。
私はパソコン上に寸法表を作っておいて、必要な時にプリントアウトして活用してます。

明日は、今日の続きで、長襦袢の袖幅は、着物の袖幅から2分引くべきか?3分引くべきか?と言うテーマで書きます。

「こんな事知りた~い!」という方は、ブログのコメントから、あるいはHPのお問い合わせから、お気軽にお知らせ下さい。


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