2012年3月23日金曜日

道明の帯締め色々 その2

昨日は組紐教室でした。
今は、5月の道明展に向けて、組み糸の注文があるので毎回素敵な帯締めが拝見できます。
下の写真の上の3本は段染めの奈良組で、下の3本は段をずらして染めた冠組です。段染めを組む時は、なるべく段がずれないように気を付けて組まなくてはなりませんが、段がずらして染めて有ると組むのは楽ですね。
こんな風に何色かを組み合わせた帯締めは、色々な着物や帯に合わせ易く便利に使えます。
下の3本は、源氏物語『夕霧』のイメージでデザインされたのも、上から高麗組、冠組、亀甲組です。
こちらは2色を暈し染めにした唐組です。どれもきれいな色です。暈しがずれにくいように中心から組みます。
こちらは笹波組み多色を使っていますが、すっきりしています。単衣や夏物に合わせると良いですね。
これは、正倉院に残されている紐の1つを復元した物です。左は、そのまま復元した物で厚みが薄く、撚りの掛っていない糸で柔らかく組んであります。右は、色柄をそのままに御岳組で厚みを出して帯締めに組んだ物です。大昔の人は、これをどんな風に思って組んで、何に使っていたのでしょうか…

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