2012年3月7日水曜日

和裁塾だより  3/7 紬単衣完成

先週は雪が降ったというのに、今日は暖かで戸惑ってしまいます。
春が来ているのは嬉しいのですが…
今日は6人のご出席で開講致しました。

Tさんは、紬の単衣をお仕立て中です。
前回は柄を合わせて裁って、終わりました。
宿題はお袖の途中までだったので、続きを縫いました。
袖の丸みがなかなか決まらず苦戦しましたが、なんとかできて袖口を絎け仕付けをしました。
次は、身頃の標付けです。
紬は浴衣と違って、肩から測って裾を裁ち揃えたりしません。
裾はきれいに布目を通したので、それを揃えて標を付けます。
左右前後の身頃4枚の裾を揃えて肩を決め、長さが不揃いになった分は内揚げの中に入れて調整します。
ここが浴衣とは違うところです。
片袖の続きと、内揚げの縫いが宿題です。
次回は標付けをすべて終わらせて、身頃の縫いへ進みます。

MYさんは、名古屋帯の丈出しと帯芯の取り替えをしています。
お太鼓の方の帯芯はきれいに入ったので表に返しました。
少し手直しをして手間取りましたが、胴周りへの芯入れが進んでいます。
2本の名古屋帯を同時進行で進めています。
芯入れはなかなか大変ですが、やった甲斐が有ります。
2本の帯がよみがえりつつあります。次回で完成しそうですね。

Hさんは紬の単衣が完成です。ご覧下さい。
途中で体調を崩されて、しばらくお休みされたので大分掛りましたが、完成しました。
喜びひとしおです。
布のアップです。ぜんまいが少し入ってアクセントになっています。
そして次は、縞小紋袷の裄直しです。
昨年、ご自分で直されたけど、きれいに出来ていないと、やり直しました。
つまり、直しの直し(^u^)です。
身八つ下の部分、表と裏のつり合いが悪く裏が余っていました。
標付けがいけなかったようです。
袖を外して、標付けからやり直しました。
身八つ口が仕上がって、きれいになったようです。
次回は続きで仕上がりそうです。

Yさんは小紋の裄直しが仕上がったのですが、裄にかぶりが発生、手直しで完成しました。
途中で他の物を縫ったので、大分掛りましたが完成しました。
そしてもう1枚は、紫の色無地の袖丈出しと裄直しです。
他人が縫った物の直しは本当にやり難い。めげそうになります。
辛抱強く頑張って、片袖の丈直しができました。ヤレヤレ(@_@;)
大変だけど頑張ってね。

MTさんは水屋袴と上っ張りを縫っています。
船底袖の丸みを作りました。洗濯しても、型崩れしないよう縫い代をとじつけました。
身頃は脇絎けが残っていたので続きを絎けて前幅の標付け、衿丈を測って衿と紐の裁ちをして、水屋袴には紐を付けました。
次回で袴は出来上がりますね。
上っ張りは衿付けです。裾絎けまで宿題頑張って下さいね。

Nさんは浴衣の裄直しです。
片方は完成して、片側の袖付け縫い代の絎けから始まりました。
途中、お仕事の打ち合わせが入って抜けたりしたので、完成ならず、残念!
次回はこの続きと袷の裄直しです。
袷はこの浴衣の直しの10倍難しいです。
頑張りましょう。

今日も楽しく針仕事が進みました。
みなさまお疲れ様でした。

にほんブログ村ランキング参加中です。
よろしかったらクリックを!
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

お訪ね下さいませ(^u^)

0 件のコメント:

コメントを投稿