2016年9月20日火曜日

和裁塾だより 9/17 9/18 名古屋帯二本完成!

今回の台風も、大きな被害をもたらしているようですね。
被害に遭われた方々へ、心からお見舞いを申し上げます。
これ以上大きな被害が出ませんようにと、願うばかりです。

17日18日、2日連続開講、両日とも5名でした。

17日

Fさんは長襦袢です。
前幅を標し付けしました。
竪襟布が長かったのですが、切るのは勿体無いので、竪襟にも内揚げを入れることにしました。
標を付け直して、揚げを縫ってグシ仕付け、ちょっと手間取ってしまいました。
次は竪襟を付けて、衿幅を標し、裏襟の絎けです。
次回は、衿先を作って、上衿付けです。

TDさんは、絹物の単衣です。
脇絎けをなさっていらしたのですが、表との釣り合いが悪いところが有ったので直しました。
直すのは大変でしたが、綺麗になりました。
次に、前幅の標を付けて衽の柄合わせをしました。
衽の標付けをして、衽付けまで進みました。

Mさんも、絹物の単衣です。
脇縫いにきせを掛け、袖付けの標を前身頃に写して、袖付け縫い代を整えました。
袖付け縫い代をしつけで止めて、身八ツ下に忍び綴じを入れました。
初めての単衣で、なかなか難しいところですが、頑張りました。
次回は居敷当てです。

TZさんは、浴衣です。
先ずは、衿先の絎けの残っていたところを絎けました。
次は袖付けです。
身頃の袖付け縫い代が、やや多くなって直したので、手間取ってしまいましたが、振り絎けまで進みました。
次回は身八つ止まりに閂止めを入れて完成です。

TMさんは、久留米絣の単衣です。
衽付けを縫って絎けました。
前回、褄先の額縁を作ってあったので、次に、褄下と裾の絎けをしました。
次回は衿付けです。

18日

Uさんは、袷です。
お袖の続きから縫いました。
まるみを作って、表に返し、きせを整えて、飾り仕付けを掛けました。
袖幅の標を付けて、振りを縫いきせを掛けて表に返しました。
袖口フキには、裏から忍び綴じを入れました。
袖付けの縫い代をできあがりに折って鏝を掛けたら、仕上がりです。
書いてしまうと簡単ですが、振りは裏を5厘控えて仕上げなければなりませんし、袖口のフキは袖口の止めの際からふっくり出すようにとか、細かいテクニックがあるので大変です。
初めての袷袖、綺麗に縫えたと思います。
表から先に縫っていたのですが、共襟付けの絎け残っていたので、そこを仕上ました。
次回から裏を縫います。

Mさんは、名古屋帯です。
前回で芯入れは終わっていたので、手先の忍び綴じの続きから縫いました。
次は、返し口の芯綴じです。芯綴じが終わったら返し口を絎けます。
お太鼓と胴回りの境目に束で忍び綴じを入れ(堅くて大変)閂止めです。
仕上のアイロンを丁寧にかけて完成です。
さわやかブルーの夏物織帯です。
Mさんは、ご主人の海外転勤でしばらくお別れです。
お引っ越しも、慣れない土地でのお暮しも大変だと思いますが、どうぞお元気で頑張って下さい。
 
やや遅れてSTさんがいらっしゃいました。
麻の長襦袢を縫っています。
竪衿付け、衿幅標、衿先、襟裏本絎けと順調に進んだようです。
 
MJさんも、やや遅れていらっしゃいました。
名古屋帯のお仕立てです。
手先の芯綴じをして、表に返しました。
帯地と芯をなじませて、手先5寸のところに忍び綴じを入れました。
返し口の芯綴じ、返し口の本絎け、境目の忍び綴じ、閂止めと、ここはMさんと同じです。
当て布に霧を拭いてアイロン仕上げをしました。
像さん柄のバティック名古屋帯の完成です。
たれ先に縞を入れてアクセントにしました。
 
MJさんも、ご郷里にお帰りになることになり、今日が最後のお稽古です。
帯を仕上げなくっちゃ...と、お引っ越し準備の合間にいらっしゃいました。
仕上がってよかったです。
どうぞ、お元気で!

午後からはKWさんがいらっしゃいました。
麻の長襦袢です。
背縫が終わって、後ろ幅、肩幅を標しました。
背縫いにきせを掛けました。
居敷当てを付けずに、折り伏せ絎けで仕上げるので、ここを絎けました。
次回は脇縫いです。

皆様、有難うございました。お疲れ様でした。

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