2012年12月13日木曜日

和裁塾だより 12/12

いつの間にか12月も半ばとなり日々忙しく過ぎてしまいます。
師走のお忙しい中、6人の方にご参加頂き開講致しました。

Kさんは浴衣を縫っています。
脇縫いのミミ絎まで宿題でしたが、とても丁寧にきれいに縫っていらっしゃいました。初めてとは思えない仕上がりです。
今日は前幅を標して、衽付けに進みました。
身頃と衽の釣り合いを確かめながら丁寧に待ち針を打って縫いました。
縫い上がったら折り絎けです。褄下も三つ折りで絎けます。
順調に進んでいますね。宿題頑張って下さい。

Hさんは紬の無地を縫っています。
無地で明るい色なので絎け目が目立ちます。
それを気になさって丁寧に丁寧に縫っています。
大丈夫です。きれいにできました。
袖付け周りの絎けは仕付で押さえただけになっていたので、そこを絎けました。
居敷当ての上部を絎けて、下には千鳥掛けをしました。
お仕事の都合で早くお帰りになられたので、ここまででした。
次回は衽付けに進みます。お疲れ様でした。

TMさんは絽の飛び柄小紋です。
内揚げができて、背縫いに進みました。
揚げから下には居敷当てがつくので、上の部分にだけせ背伏せを付けました。
背縫いができたら肩幅後ろ幅を標します。
丁寧なノートを作っていらっしゃるので、ご自分でできてしまいます。
標が付いたら脇縫いです。脇は縫い代を割るので2度縫いにします。
順調に進んでいますね。

Sさんはお子さんの浴衣を縫っています。
まだ5歳ですが大きいお子さんなので、別衽で縫っています。
脇縫いができて、前幅の標を付け、衽付けに進みました。
衽付けは折り絎にして、褄下の絎けに進みました。
お子さんのお迎えが有るので早くお帰りになるのでここまででした。
お疲れ様でした。

THさんは紬の単衣を縫っています。
お母様のだった着物を縫い直しています。
身丈が不足していたのと、落ちないシミが有ったのとで工夫をして縫っています。
前回は、身頃の上前だった部分を下前と入れ替え、上前になった部分のしみを隠すため接ぎ部分から切って天地を逆にするなど工夫したのですが、時間がたってどこをどうしたか分からなくなってしまいました。
こういう仕事は一気にやらなくてはだめですね。
もう1度よく考えて、揚げ位置に足し布を接ぎ、身頃の標を付けました。
上前の天地を逆にしたシミが、おはしょり部分に出てきそうで心配なので、次回に別な着物を着て確認することにしました。
継ぎ接ぎは大変ですが、出来上がった時はかなりの喜びでしょう。
頑張りましょうね。

Yさんは半襦袢がほぼ仕上がって、半襟を付けました。
化繊の延びる半襟で、釣り合いが上手くいかず手間取ってしまいました。
身八つ止まりと、馬乗りに閂止めをして完成しました。
次は直しをと叔母様から頂いたという袷をお持ちになったのですが、汚れやシミがかなりあるので直すのはやめました。
表のみ洗い張りをして、うそつきのお袖を縫う事にしました。
上がりを見て状態が良ければ、裾除けも作ります。
後半は、この着物を解いて終わりました。

皆様お疲れ様でした。
今年最後のお稽古だった方もいらっしゃいましたので、ますます師走を感じてしまいました。


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