2012年11月25日日曜日

和裁塾だより  11/24・11/25

今回も連続で開講いたしましたので2日分の和裁塾だよりです。
昨日は6名のご参加を頂き賑やかに開講いたしました。

SGさんは袷の紬を縫っています。
表が縫い上がって、裏の縫いです。
裾を縫って胴接ぎ、衽付けまで進みました。
襟が縫い上がったら、裾合わせです。
ここまでくれば、完成が見えてきて、嬉しいですね。

SEさんは、銘仙の単衣を縫っています。
居敷当ての裾を脇縫いや背縫いの縫い代部分に千鳥掛けでとめました。
褄下を絎けて、額縁を作り、裾も絎けました。
襟肩周りに力布を付けて、襟付けの準備をしました。
次回(来年になるようですが)は襟付け、そして袖付けです。
お家では一切なさらないという事なので、大分掛りましたが、やっと仕上がりが見えてきました。

Nさんは絽の着物を縫っています。
宿題の脇絎けができなかったという事で、脇絎けは仕付けで押さえて次に進むことにしました。
前幅と剣先から上の襟付けを標して、衽付けに進みました。
2枚の絽の着物を2枚同時進行で縫っています。
もう1枚は、衽付けの上部に問題があるので手直しをします。
次回は褄下や裾の絎けですね。
時間が有ってお家で縫える方は、2枚同時進行も良い方法ですが、間違えると2枚分の間違いになってしまいますから大変です。
慎重に進めましょうね。

SNさんは、浴衣を縫っています。
衽付けが済んで、褄下を絎けて額縁を作り裾絎けをしました。
襟肩周りに力布を付けて、襟付けの準備ができました。
これで次回はすぐに襟付けに入れます。
SNさんは月に1度の参加ですが、宿題もきちんとなさるし、ほとんどお休みもされないので確実に進みます。
あと、2回で出来上がりますから、頑張って下さいね。

Kさんはお召しの単衣を縫っています。
内揚げを縫って、前の内揚げは絎けました。
後ろの内揚げは居敷当ての下になるので絎けません。
次に背縫いをして、後ろ幅肩幅の標を付け脇縫いに進みました。
浴衣から始めて、今回が5枚目の作品です。
次には長襦袢が待っているようです。
頑張りましょうね。

Mさんは、午後からの参加でした。
前回からお稽古を始められる予定でしたが、風邪で欠席、今日がお稽古始めとなりました。
お母様の単衣紬を直したいとお持ちになりました。
裄出しと袖丈出しをします。
まず袖を身頃から外し、振りの絎けを解きます。
身頃も、肩山から身八つ口どまりまでの絎けを解きました。
そでの折り目をよく伸ばして、袖丈の標を付け丸みも標して、袖下を縫いました。
袖下が縫えたら、元の縫い目を解いて、丸みを作ります。
表に反して、仕付を掛けて出来上がりです。
次回は袖幅の標を付けて、身頃の直しに入ります。

今日はお1人欠席で5名で開講いたしました。

Tさんは長襦袢の裄直しをしです。
袖丈も短かったので、無双袖を単衣袖に直して、丈を出しました。
お家で袖を付けて間違えたというので、直して振りを絎けました。
次は、袷の裏が縮んで袋になったのを直したいという事です。
トランクルームまで衣紋掛けを取りに行って吊るし、表のたるみに待ち針を打ち始めました。
かなりの重傷で直すのは大変そうです。
今日お聞きするまで、袷の直しをするとは、私は知らなかったのですが…
ネットで見たら、どなたかのブログで、「3時間で直せました」と有ったので簡単に直せると思ったのだそうです。
いいえ、たるみの状態にも拠りますが、これだけのたるみを直すのはかなり大変な仕事です。
裏もかなり弱っているので洗い張りをして単衣にしたらいかが?とお勧めしました。

Mさんは袷の附下を縫っています。
表の掛け襟を付けはじめましたが、柄合わせを優先したので共襟丈が短くなっていました。
前回はそれでよいという事で標を付けたのですが、やはり短すぎるというので、直すことにしました。
共襟が絎け終わって、裏の襟付けに進んだのですが、襟付け寸法が合いません。
表襟を付けたときにも合わなかったことを思い出してメモを確認すると5分くらい違っていたようです。
標付けの時に測り間違えたのでしょうね。襟の接ぎを直して襟を付けました。

SRさんは、久留米絣の単衣です。
前回は裁ちをしたので今回は標付けからです。
身頃と袖の標を付けて袖の縫いに入りました。
衽と襟は前幅の標が決まってから柄合わせをすることにして後回しです。
久留米絣は(上等のは別ですが)布が厚くて、縫い代が重なったところなど縫うのが大変ですが、頑張りましょうね。

SIさんは綿絽の浴衣です。
内揚げを縫って絎けて背縫いに進みました。
綿絽は糸撚りが強いので針通りが堅く縫うのが大変です。
背縫いは2度縫いですから時間が掛りますね。

Hさんはやや遅れてお昼近くからの参加でした。道中着を縫っています。
今日は、いよいよ襟付けです。
着物の縫い直しで良いとこ取りで縫っているので襟には接ぎが一杯です。
もちろん着た時には接ぎは見えなくなります。
襟に標を付けて有り幅は縫い代を付けてカットしました。
襟肩周りには緩みを入れて襟を付けました。
襟付けは大変でしたが、終わりが見えてきましたね。
あと少し頑張りましょう。

皆さんお疲れ様でした、年末に向かってお忙しいと思いますが、体調に気を付けてお過ごし下さいね。

にほんブログ村ランキング参加中です。
よろしかったらクリックを!
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ

お訪ね下さいませ(^u^)

0 件のコメント:

コメントを投稿