2011年9月1日木曜日

和裁塾だより 8/31 グレーに藤色の揚羽柄の浴衣完成

長かった夏も終わりに近付き、朝夕は過ごし易くなってきました。
8月最終日の今日は、6名の枠を超えてご予約を頂いていたのですが、キャンセルが相次ぎ結局5名の参加で、開講致しました。

Kさんは、駒絽の小紋のなおしです。
袖丈を詰める予定だったのですが、絽目の曲りが気になって袖を縫い直したのでちょっと大変でした。
前回は、袖口の絎けが上手くできなくて宿題になっていたのですが、きれいに直していらっしゃいました。
袖付けまで進んだのですが、午後から用事が有って早くお帰りになったので、残念ながら仕上がりませんでした。次回で完成ですね。
お母様のお嫁入り支度のお着物は、殆ど袖を通していなくて仕付けが掛った状態だそうです。でも、残念ながら袖丈が長くてそのままでは着られないのです。
今日お持ちになった結城縮も、袖丈1尺5寸でした。
お袖を1枚縫っただけですが、直し方が分かったのでご自分でやって見るそうです。素晴らしい!
頑張って下さいね。

Yさんは浴衣です。
衿先を作って、衿絎けを仕上げて、袖付け振り絎けと進みました。
身八つ口止まりに閂止めをして、完成しました。
お仕事の都合で、月に1度しかいらっしゃれない事が多く、大分長く掛ってしまいましたが、完成しました。
嬉しいですね。夕涼みに、お祭りに、まだ少し着られますね。

Mさんは紬の単衣を直しています。身幅と裄出しです。
布幅がぎりぎりで振りの絎け代が足りないので、別布を足して見返しのようにしました。
身幅も肩幅も直って、袖付けへ進みました。振りの絎けが少し残ってしまいましたが、そこは宿題で完成しますね。
頑張って、仕上げて下さいね。身八つ止まりの閂止めもお忘れなく。

Nさんは、午後からの参加です。
ここしばらくは、お忙しくてお休みなさっていたので、お久し振りの参加でした。
小千谷縮を仕立てています。衿付けが済んで、衿を仕上げます。
その前に、縫い残して有った褄先の額縁を仕上げました。
衿の方は、衿の中の縫いこみをきれいに延ばして平らにして、衿肩明きには三つ襟芯を縫い付けます。
小千谷縮は度々お洗濯をしますから、掛け衿下には2本の忍び綴じを入れました。
裏衿を2分控えて絎け付けます。衿先まで進みたかったのですが、時間切れとなってしまいました。
この夏着用を目指していた小千谷縮、間に合いませんでしたね。
でも、来年も夏は来ますからね…頑張って仕上げてしまいましょうね。
次回は、まだ縫っていないという袖も縫ってしまいましょうね。
あと2回で、完成します。

そして、何時もは土曜日に参加のSさんは、夏休み中で午後から参加です。
今は、袷をお仕立て中なのですが、その合間に縫いたいからと綿縮の更紗染めをお持ちになりました。
柄合わせを見て下さいとの事でしたが、一方付け柄で、背の高いSさんは用尺も一杯です。
ちょっと手こずりましたが、なんとか終了しました。
お家でご自分でお縫いになるそうです。
頑張って下さいね。

それぞれ、お忙しい中時間を作って針仕事…みなさんお偉いです。
暑い夏も後少し…体調に気を付けつつ、お励み下さいませ(^O^)/

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