2012年6月14日木曜日

和裁塾だより 6/13

前回日曜日の和裁塾は暑くてたまらなかったのに、今日は肌寒い1日でしたね。
何方もキャンセルされることなく、6名参加で賑やかに開講致しました。

Yさんは色無地の袖丈と裄出しが仕上がりました。
次は、うそつきの半襦袢を縫います。
新モスで、身頃と衿を裁ち、標を付けました。
背縫いを2度縫いして、脇縫いまで進みました。
次回は脇の絎けと裾絎け、衿付けまで進みたいです。
袖も縫いましょうね。

Mさんは浴衣を縫っています。
衽が縫い上がって褄下を絎け、いよいよ衿付けです。
共衿を地衿に縫いつけて、衿肩明きに力布を付け、衿を縫いました。
途中で針が折れる程堅くて大変でしたが、なんとか終了。
次回は衿を仕上げて、袖付けに進みます。お疲れ様でした。

Aさんも浴衣を縫っています。
脇縫いをなさっていらしたので、脇縫い代のミミ絎をしました。
袖付け周りの縫い代の伸ばしは、皆さん理解し難いところなのですが、片方を私が説明しながらやりますと、片側はご自分でできました。
なかなか感の良い方です。
衽の標付けが済んでいなかったので、標を付けて、前幅の標も付けました。
衽付けが宿題です。後3回で完成を目指します。

THさんは、前回体験で簡単肌襦袢を縫いました。
今日から小千谷縮の仕立てに入りました。
寸法の割り出し、布の見積もり、裁ち合せの確認をして鋏を入れます。
細かい格子なので、柄合わせが無くて楽でした。
標付けも順調に済んで、内揚げ縫いに進みました。
内揚げと背縫いが宿題です。
和裁は初めてでも、洋裁がお出来になるので、感が良いです。
針目もきれいにお縫いになるので、仕上がりもきれいだと思います。
頑張りましょうね。

TMさんは、単衣紬です。
衿付けまで出来て、次は掛け衿です。
掛け衿の絎けは細かく縫うので、時間が掛ります。
途中からは宿題にして、袖付けに進みました。
袖を付けて振りを絎けるのが宿題です。
途中で八寸名古屋の仕立てをしました。
お太鼓を決めたら、後はひたすらかがるだけです。
根気良く頑張って下さい。
着物の方は、衿先と衿裏の絎けで完成します。宿題頑張って下さいね。

Sさんも紬の単衣です。
居敷き当てを付けて、脇に忍び綴じを入れ、脇縫い代を居敷き当てと一緒に絎けました。
衽の標付けがまだだったので、標を付けました。
身頃の前幅標まで進めなかったので、次回にやります。
脇絎けの残りと、褄下の絎けが宿題です。
頑張って下さいね。

今日も皆さん熱心に針仕事に励みました。お疲れ様でした。

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2012年6月10日日曜日

和裁塾だより 6/10

蒸々と暑い1日でしたね。冷房28度設定は厳しいです。
今日は5人の方のご参加で開講致しました。

Sさんは、うそつき半襦袢です。
前回衿付けまで済んだので、今日は衿幅の標を付けて、衿幅を折り上げ、縫い込みに忍び綴じを入れました。
次に衿先を残して衿を絎けて、衿先を作りました。
衿が出来上がってから、もう1度衿幅の中心に忍び綴じを入れておきます。こうしておけばお洗濯しても大丈夫です。
次は、袖の布を裁って標付けです。襦袢の袖は着物の袖幅から-3分、袖丈は-2分の寸法に仕立てます。
標を付けて袖を途中まで縫った所で時間となりました。
次回は袖を縫い上げて袖付けまで進みます。そして仕上がりです。

THさんは、絽のアンティーク着物の袖丈を直したかったのですが、目立つところに虫食いの穴が有ったので、穴を目立たないところに移動させるため袖をすべて解いて縫い直しています。
袖の途中まで縫っていらしたので、丸みを作って、仕付けを掛け袖を仕上げました。
穴は、洋裁用の接着テープで共布を付けて塞ぎました。
次に袖幅の標を付けて、袖付け、そして振りを絎ければ出来上がりです。
続きはお家で出来上がりますね。お疲れ様でした。

TNさんは浴衣を縫っています。
宿題を頑張っていらしたので、いよいよ衿付けです。
力布を衿肩周りに付けて、地衿には共衿を縫いつけます。
衿肩周りには適度な緩みを入れて待針で衿を止め縫いつけます。
衿付けはなかなか大変です。
早くお帰りになるというので残念ながら途中になってしまいましたが、次回には衿を仕上げて袖付けに進みたいと思います。
衿の続きと、裾の絎けが宿題です。頑張って下さいね。

Oさんは木綿の単衣を縫っています。
居敷当てを脇縫いに綴じて、絎けをしました。
裾部分の背縫いは袋縫いにし、脇縫いは絎けて始末しました。
前幅の標を付けて、衽の柄合せをして裁ちました。
次回は、衽の標付けをして衽付けまで進めましょう。
お疲れ様でした。

Hさんは浴衣を縫っています。
衿付けまで終えていらしたので、三つ襟芯を縫い付け、衿幅を標しました。
衿の縫い込みに忍び綴じを2本入れて、衿裏を絎け、衿先を作って、残りの衿裏を絎け衿を仕上げました。
袖付けも縫って、今日終えるつもりだったのですが振りの絎けが残ってしまいました。
でもお家で仕上げられますね。振りの絎けが済んだら、身八つ止まりに閂止めをして仕上がりです。
もう出来上がりますね。頑張って下さい。

今日は開講時間が13時から20時の予定だったのですが、この時間に開講するのは初めてなので、間違えて10時にいらっしゃる方が有るといけないと思い、予定表に赤字で「注意!」と入れておきました。口頭でもお伝えしたはずなのですが、お二人も10時に来てしまったとの事(@_@;)

蒸し暑い1日でしたが、外に出ると雨が上がって涼しくなっていました。
みなさま遅くまでお疲れ様でした。

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2012年6月9日土曜日

盛りだくさんな一日

昨日は、6日にHさんTさんとお約束した呉服問屋さんへ行って来ました。
所用が有って大幅に遅刻してしまったのですが、私が到着した時お二人は、あれこれ見せて頂いて迷ってました。
お見立てのお手伝いをして、私は胴裏や正絹裾除け、来年用の孫の浴衣と薄物コート地を購入。
お二人とも、それぞれお気に入りを見付けられたようです。予算オーバーと言っても、そこは呉服問屋さんですから、かなりお安いのです(*^^)vおまけに売り出し中で10%OFF、嬉しいですよね。
写真は孫の来年用浴衣地です。どちらか好きな方で縫ってやります。たぶん右。
 お昼は、Hさんが連れて行って下さった神田「まつや」老舗の蕎麦屋です。
揚げまんじゅうが名物の「竹むら」でみつ豆を頂きました。
店内もレトロ感いっぱいでした。
ここら辺りには老舗の飲食店が何軒も有ります。
あんこう鍋の「いせ源」
「 神田藪蕎麦」
 見上げれば高層ビル
 こんな案内書が作られています。
そして私は、お二人と別れて「ボストン美術館、日本の至宝展」へ
思った通りの混雑でしたが、人垣の間から見て来ました。
やはり気になるのは組紐です。太刀に巻かれた紐の色が良いです。提げ緒は亀甲組。さすがボストン美術館、保存状態が良いです。
梨地に繊細な秋草が描かれた蒔絵の鞘、何と素晴らしい!
組紐は唐組です。白茶と紫と薄青の取り合わせで房は蛸足、そのまま帯締めに良いです。
写真は図録から拝借しました。
その後は、銀座へ。「むさしや」さんで足袋を買って、もとじさんで仕立て上がりの帯を受け取りました。銀座の「むさしや」さんは5時でシャッターを下ろしてしまいます。どこかへ行った帰りに寄ったのでは、なかなか買えないのですが、やっと間に合いました。銀座4丁目で5時にシャッターを下ろすお店は、たぶんここだけですね。
その後8丁目まで歩いて、「宮脇売扇庵」で夫の扇子を買い、日比谷まで歩いて電車で帰りました。
なんと盛り沢山な充実の一日だった事でしょう。我ながら驚きです。

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2012年6月8日金曜日

和裁塾だより 6/6

キャンセルが相次いだものの、新しいお仲間お2人を迎えて、4名で開講致しました。

Hさんは小千谷縮を縫っています。
最近は、ヘバーデン結節で手が痛み、お辛い様ですが頑張っています。
脇縫い絎けの身頃と縫い代のつり合いが難しく、待ち針を打ち直して何とか絎け上がりました。
身幅が決まってから、柄を合わせて標を付る事にしていたので、ここで標付けです。身頃には前幅を標して、衽の柄を合わせて標を付けました。
手の傷みがひどくなかったら、衽付けと褄下の絎けが宿題です。

Aさんは浴衣を縫っています。
揚げを縫って、絎け背縫いをしました。
後幅と肩幅を標して、脇縫いに進みます。
前回は標付けが途中になっているので次回ですべての標付けを終えたいですね。
お袖も縫って、スピードアップしたいです。

Tさんは、体験受講で簡単肌襦袢をお縫いになりました。
洋裁はかなりお出来になるらしく、布や針糸の扱いに慣れていてスムーズに進みました。
終了30分前に、きれいな針目で縫い上げてしまわれました。
素晴らしい、縁会最高新記録です。そして本日、ご入会頂きました。
次回からお縫いになる物を、横山町の問屋まで買いに行く事になりました。
裏やら、頼まれ物やら、私も必要な物が有るのでご一緒します。

Nさんも今日が初めてです。
通っていた和裁教室が閉じられて、探していらしたそうです。
平日クラスは、Tさんご入会で満席なのですが、「キャンセルが出た時だけで良いので受講させて下さい」と熱心におっしゃるのでお入り頂きました。
初作品は、木綿の単衣です。
今まではcmでなさっていたそうですが、鯨尺も覚えたいとおっしゃるので、寸尺で寸法出し、用尺見積もりをしました。
格子柄の片貝木綿ですが、格子柄をぴったり合わせるように柄合わせをして裁ちました。
袖と身頃の標付けができたので、袖の縫いに進みました。
袖の続きと、揚げ背縫いが宿題です。

皆さんお疲れ様でした。
ご無理のない範囲で宿題頑張って下さいね(^_-)-☆

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2012年6月4日月曜日

和裁塾だより 6/3

昨日に引き続き、今日も和裁塾開講です。

Tさんは、袋帯の芯入れです。
夏物の袋帯ですが、小さく畳んでしまってあったようで、折り筋がいっぱいです。
お太鼓の真ん中にも折り目が有ったので、まずは筋消しから…
帯を裏返しにして、幅を測り芯をカットします。
帯芯に少し緩みを入れながら、芯を綴じて行きます。
帯芯は堅いので縫い付けるのは大変、根気がいる仕事です。
帯はお家でする事にして、次は長襦袢の仕立てをします。
まずは洗い張りの端縫い解きからです。
裁ち切り寸法を測って、身頃の標を付けました。
内揚げの縫いと背縫いが宿題です。
長襦袢を1枚仕上げたばかりですから、大丈夫ですね。

SⅠさんは半襦袢を縫っています。
脇の絎けが出来上がって、衿付けに進みました。
衿の標付けが済んでいなかったので、標を付けてと思ったら布が足りずに接ぎが入りました。
標付けが済んだら、新モスで力布を作って衿肩周りに縫いつけ、それから衿付けです。
衿付けは、衿肩周りの緩みの具合が難しく待ち針が大変なのです。
衿付け終了で時間になりました。次回は衿幅を付けて絎けに入ります。
お袖も縫ってしまいましょうね。可愛い半襦袢が出来そうです。

Nさんは小千谷縮を縫っています。
背縫いが済んで、後ろ幅を付けようと思ったら、見た目から想像する寸法より身幅が狭いようです。
もう少し広い方が良いのではという事になり、身幅の割り出しから致しました。
寸法が決まって後ろ幅を付け、脇縫いに進みました。
次回は、脇を絎けて衽付けに進みます。この夏着用を目指して、スピードアップしたいです。

Ⅰさんは木綿の単衣です。
お袖を途中まで縫っていらしたのですが、袖口止めの辺りの絎けに問題発覚、手直しです。
丸みを作って仕付けを掛けて、両袖完成です。
身頃は居敷き当ての手直しをして、前幅の標付け、衽付けまで進みました。
次回は衿付けまで進みたいですね。

Kさんも木綿の単衣です。
脇縫いまで済んできせを掛けて縫い代を折り、袖付け周りの縫い代を絎けます。
縫い代がつれないように気を付けながら待ち針ができました。
浴衣を3枚縫って、今回で4枚目ですから、全然覚えられないと言いながら、少しづつ身について来ました。
次に居敷き当ての裾を三つ折りぐけにして、背縫いに綴じました。
次回は脇縫いに居敷き当てを綴じて脇の絎けをします。

SNさんは2枚目の浴衣です。
藍地の浴衣らしい桔梗柄です。
布を見積もるとギリギリです。
丈に余裕が無いので柄合わせが大変でしたが、何とか終了。
標付けもすべて終わりました。
繰り越し揚げと、背縫いが宿題です。次回は袖も縫いましょうね。

昨日よりはやや涼しかったものの、やはり湿度の高さは6月です。
みなさまお疲れ様でした。

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2012年6月3日日曜日

和裁塾だより 6/2

ご病気でしばらくお休みされていたKYさんが復帰され、6名参加で開講致しました。

KYさん復帰1作目は、袷の身幅詰めです。
脇縫いで5分詰めるので、袖付けも直す事になります。
まず、袖を外しました。
次に、裏の脇縫いを解いて表に標を付けました。
表の身幅を5分詰めて脇を縫い、表に合わせて裏も縫います。
どう縫ってあるかで、直し方が変りますから、寸法直しは大変です。
マイサイズ目指して頑張りましょう。

KJさんは浴衣、両面染めの素敵な柄です。
袖の丸みを作って仕上げ、背縫いを2度縫い。
後ろ幅を標して脇縫いに進みました。
次回は衽、スピードアップしましょうね。
御簾と小袖の雅な柄、お洒落な浴衣になりますね。

Ⅰさんも浴衣です。
早く縫い上げたくて頑張っていますが、この浴衣、布の丈も幅も足りなくて手間が掛るのです。
脇縫いまで進んで衽付けですが、布が足りなくて別布を下前の衽に足します。
上前の柄合わせをして、下前の足し布の位置と分量を決めて接ぎをして、やっと標付けです。
宿題を沢山とのご希望なので、衽付けと褄下絎けが宿題です。
次回衿付けに進めれば、後2回で完成です。頑張って下さい。

SKさんは袷を縫っています。立涌柄のお召しです。
身頃を縫い始めていますが、標付けがまだ済んでいなかったので、柄を合わせながらすべての標付けを済ませました。
立涌柄は、身幅が決まってから柄合わせをした方が確実に合わせられます。
次回は袖縫いから、順番通りにいたしましょう。

STさんも袷、無地の紬です。
やはり、表の縫いを進めていますが、標付けが残っているので衽と衿の標を付けました。
これで、表は縫えますね。
次回は、袖も縫いたいと思います。

Nさんは半襟付ての続きからです。
裏側を縫い付ける時は、半襟をつらせ気味にすると着た時にきれいです。
そして、袷の裄直しをしたいという事で、袖付けを解きだしたのですが…
糸が弱っていて、引っ張っただけで糸が切れてしまいます。
このような状態の着物は、着ている時に、何かのはずみでビリっと背縫いや脇縫いがほころびてしまう危険が有ります。
そんな危険は冒したくないという事で、すべて解いて縫い直す事にしました。
残念でしたが、5時までひたすら解きました。

蒸し暑い日でしたが、みなさん熱心に針仕事の1日となりました。
体調を崩されている方も多いようですが、どうぞお気を付けて宿題頑張って下さいね。

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2012年6月2日土曜日

組糸を染めました

今年孫が七五三を迎えるので、着物と帯に合わせて帯締めを組む事にしました。
組紐の先生からアドバイスを頂き、鶸色系の大暈しと金糸で亀甲組を組む事にしました。
これを決めた時は、道明展の準備で先生方は大忙しでしたので、染めをお願いできる状況ではなく、自分で染める事にしました。
なのに、今まで染められなかったのですから、お願いしても良かったかもしれませんが「自分でやります」と言った手前やってみました。
お教室では染めの実習も有りますし、講習では、段染めや暈し染め、藍染めも教えて頂きましたが、1人で自宅で染めるのは、初めてです。
染料は、以前に教室でわけて頂いたのですが、先日、道具も買い揃えました。
そして、テキストと過去のノートを熟読して始めました。
結果は…
右から2番目の暈しを亀甲の帯締めに、薄紅梅を配色して他の物で巾着や鼻緒などを作るつもりです。
この写真は染めたばかりで濡れているので、色が濃いのですが、乾いてくると薄くなります。
暈し染めは、段染めに近い感が有りますが、まあ良しとします。
乾いたら早速組み始めようと思っています。

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