2012年6月10日日曜日

和裁塾だより 6/10

蒸々と暑い1日でしたね。冷房28度設定は厳しいです。
今日は5人の方のご参加で開講致しました。

Sさんは、うそつき半襦袢です。
前回衿付けまで済んだので、今日は衿幅の標を付けて、衿幅を折り上げ、縫い込みに忍び綴じを入れました。
次に衿先を残して衿を絎けて、衿先を作りました。
衿が出来上がってから、もう1度衿幅の中心に忍び綴じを入れておきます。こうしておけばお洗濯しても大丈夫です。
次は、袖の布を裁って標付けです。襦袢の袖は着物の袖幅から-3分、袖丈は-2分の寸法に仕立てます。
標を付けて袖を途中まで縫った所で時間となりました。
次回は袖を縫い上げて袖付けまで進みます。そして仕上がりです。

THさんは、絽のアンティーク着物の袖丈を直したかったのですが、目立つところに虫食いの穴が有ったので、穴を目立たないところに移動させるため袖をすべて解いて縫い直しています。
袖の途中まで縫っていらしたので、丸みを作って、仕付けを掛け袖を仕上げました。
穴は、洋裁用の接着テープで共布を付けて塞ぎました。
次に袖幅の標を付けて、袖付け、そして振りを絎ければ出来上がりです。
続きはお家で出来上がりますね。お疲れ様でした。

TNさんは浴衣を縫っています。
宿題を頑張っていらしたので、いよいよ衿付けです。
力布を衿肩周りに付けて、地衿には共衿を縫いつけます。
衿肩周りには適度な緩みを入れて待針で衿を止め縫いつけます。
衿付けはなかなか大変です。
早くお帰りになるというので残念ながら途中になってしまいましたが、次回には衿を仕上げて袖付けに進みたいと思います。
衿の続きと、裾の絎けが宿題です。頑張って下さいね。

Oさんは木綿の単衣を縫っています。
居敷当てを脇縫いに綴じて、絎けをしました。
裾部分の背縫いは袋縫いにし、脇縫いは絎けて始末しました。
前幅の標を付けて、衽の柄合せをして裁ちました。
次回は、衽の標付けをして衽付けまで進めましょう。
お疲れ様でした。

Hさんは浴衣を縫っています。
衿付けまで終えていらしたので、三つ襟芯を縫い付け、衿幅を標しました。
衿の縫い込みに忍び綴じを2本入れて、衿裏を絎け、衿先を作って、残りの衿裏を絎け衿を仕上げました。
袖付けも縫って、今日終えるつもりだったのですが振りの絎けが残ってしまいました。
でもお家で仕上げられますね。振りの絎けが済んだら、身八つ止まりに閂止めをして仕上がりです。
もう出来上がりますね。頑張って下さい。

今日は開講時間が13時から20時の予定だったのですが、この時間に開講するのは初めてなので、間違えて10時にいらっしゃる方が有るといけないと思い、予定表に赤字で「注意!」と入れておきました。口頭でもお伝えしたはずなのですが、お二人も10時に来てしまったとの事(@_@;)

蒸し暑い1日でしたが、外に出ると雨が上がって涼しくなっていました。
みなさま遅くまでお疲れ様でした。

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