2010年6月5日土曜日

嬉しいひとこと

今日は、自宅で和裁塾開講です。
今日からご入会のお二人が、帰り際に『とても楽しかった』とおっしゃいました。
嬉しいひとことです。
お二人は帽子のデザイン製作のお仕事をされているとの事、糸も針も扱いなれているので、順調なスタートでした。

Sさんは、浴衣のお仕立てです。
柄合せの難しい柄で、身頃を縫ってから袖や衽の柄を合わせるとという手順で進めることになりました。

Mさんは、単衣着物の袖丈と裄の直しです。
日頃から針仕事に慣れていらっしゃるので、きれいな針目でお縫いになります。
次回には、袖付け振り絎けで出来上がりそうです。

Nさんは、肌襦袢の続きです。
衿の絎けで苦戦しましたが、次回に袖付けで出来上がるでしょう。
小さな肌襦袢ですが、手縫いで仕立てるとなるとかなりの手間が掛ります。
でも、これで和裁の縫い方の基本は押さえられるので、浴衣に入ってもスムーズに進むでしょう。
あと少し頑張ってください。

Sさんは長襦袢の続きです。
前回から1週間しかなかったのにしっかり宿題をこなして、今日は竪襟付けと絎けができました。
次回は上襟を付けて、袖を付ければ出来上がりです。

Iさんは四つ身浴衣が仕上がりました。
腰揚げを仕上げて、付け紐を付けて可愛いくできましたね。
そして、ご主人の浴衣の続き、夏に間に合わせるべく大急ぎです。
今日は、お袖を縫って、身頃の標付けをしました。
完成目指して頑張りましょう。

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日本の色名『香色』

道明組紐教室の今月紹介の色は、
日本の色名『香色・こういろ』 西欧の色名『ライラック』 でした。
香色は香木の色、ライラックはもちろん花の色です。

下の写真は、中央の帯締めが香色を使ってデザインしたもので、その下の帯締めは色違いのデザインです。
無地の部分と柄の部分は裏表ではありません。
暈し染めをすることによって、無地の部分と柄の部分が交互にだせるのです。
それぞれ、7色も使っています。
デザインを考えて、色を調整しながら染め上げて...糸を準備するだけでも大変です。
組み始めるまでにどれだけの手間が掛っているのでしょう...
私たちは、この準備された糸を購入すればすぐに組めるのですから有難いことです。
下の写真は『山水屏風・せんずいびょうぶ』画像はこちらからのデザインで
上は唐組、下は笹波組です。

教室では、前回のお稽古から竜甲組を始めました。
前回は玉付けまでだったので、やっと今回から組み始めました。
高麗組の応用といった組み方なのですが、一段置きに彩の取り方が変わるのでとても間違えやすいのです。
わき目も振らず集中していないと、すぐ間違えてしまいます。
間違えては解いていたので、ほんの少ししか進みませんでした(~_~;)

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2010年6月2日水曜日

今日の和裁塾は...

またまた、新規ご入会の方が2名、嬉しいです。
満足して頂けるよう努めたいと思います。
お1人は見学のみでしたので、受講は4名でした。

Oさんは、8寸名古屋帯の仕立てと、単衣の袖丈詰めです。
しぶい柄のアンティークですが、縞に織られたお召し生地に、
裏から藍でもみじの葉が染めてあり、縞の間からもみじが見えるという凝ったものでした。
布が堅めで針通りが悪く苦労なさっていました。
次回には完成です。

Sさんは、前回に引き続き単衣の色無地の裄と身幅の直しです。
この単衣は紋意匠という生地の色無地ですが、この生地はすごく堅くて針通りが悪く大変です。
針が折れたり、曲がったりかなり苦労されていました。
一時流行ったので、私も何枚か縫いましたが、最近は見かけなくなりました。
その原因はこの堅さにあるのでは...と思います。
今日の完成を目指していたのですが、宿題をする時間がとれなかったとの事で
完成は次回となりました。

Nさんは、誂えた紬の単衣の褄下が短すぎてお直しです。
縫いやすい布で楽でしたが、広衿の仕立ては初めてでちょっとてこずりました。
次回完成です。早く縫わないと単衣シーズンが終わります。
頑張りましょうね。

Kさんは、今日ご入会頂きました。
手始めは、ご主人の浴衣です。
ちょっと変わった染めの市松柄です。
バッチリ柄合せも決まって、今日は袖を縫いました。
仕上がりが楽しみですね。
この夏に着られるように、頑張りましょうね。

そして、見学のTさん、ご入会頂いて次回からお稽古です。
最初は、うそつき長襦袢の替え袖をお縫いになるそうです。
無双袖は袖下の止めがポイントです。
誰にでもきれいに縫える方法をお教えします。

皆さん、山あり谷あり苦労しながら縫っていますが、
それだけに、出来上がった時の喜びはひとしおです。
頑張って続けて下さいね。

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2010年5月31日月曜日

朝のひと仕事

老人ホームに入居中の義母は、自宅介護中は病み上がりで痩せていたのですが、 回復と共に食欲も出て、少し太ってきたようです。
ズボンのゴムがきついようなので、直すことにしました。
下の写真はズボンから切り取ったゴムの部分ですが、こんなサイズでは誰でもきつそうです。
それに、ゴムの上からこんなに何本もミシンステッチが掛っていたのでは、解くのが大変です。
一番解きやすそうな1枚を解いてみましたが、かなり大変で時間が掛りました。
何か良い方法はないかと考えて、ゴム部分を切り取って別布を縫い付けてみました。
縫い付けた布は着なくなったニットシャツです。
上手くできました。この写真はゴムを入れる前です。
このズボンはニット生地ではないので、ズボン幅いっぱいに別布を付ければよいのですが
これはズボンがニット生地なので、普通にミシンを掛けても履くときに糸が切れてしまいます。
そこで活躍したのがこのロックミシンです。
簡単な操作でニットを伸ばしながら縫ってくれるのです。
そして出来上がったのがこの4枚、ベージュはミシンステッチを解いて中のゴムを足しました。
日曜の朝にひと仕事、4枚のズボンを直して午後から届けて来ました。
昨日もきついズボンを履いていたので取り替えましたが、
手伝って下さった職員の方に、このくらいゆるいとやり易いと、喜んで頂きました。
気を良くして、更に4枚持ち帰りました。
また今日も、朝からひと仕事して、午後に届けに行きます。

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土曜日の和裁塾

土曜日の和裁塾は4名の参加でした。
3人の方は京橋の方が近いのですが、
土曜日は会場が借りられない事が多くてご不便をお掛けしています。
遠いところを熱心に通って頂き有難いです。

Tさんは無双袖の半襦袢です。
無双袖は袖下の止めが難しいですのですが、なんとかできました。
見頃は木綿で袖は正絹なので、お洗濯の時に袖を外して洗えるように工夫することになりました。

Sさんは無双袖の長襦袢です。
見頃は居敷き当てを付けて、裾もちゃんと袷仕様にふきを出して縫います。
最近は単衣長襦袢と同じように裾ふきを出さずに縫う方が多いようですが、
裾ふきを出して縫っておくと裾が擦り切れた時に直しやすいのです。
宿題がいっぱいですが、頑張ってね。

Iさんは、四つ身の浴衣です。
衿の絎けが終わって、肩揚げ腰揚げの続きは宿題、
次回に付け紐を付けて仕上がりです。
子供の物は仕上がってから、揚げや付け紐付けがひと仕事です。
そして、男物浴衣の裁ちをしました。竺仙の籠染めです。
我が家で採寸した時に、ご主人に試着して頂いた浴衣が竺仙の籠染めでした。
その時に一目ぼれして、ネットで探したそうです。
今や幻となりつつある竺仙の籠染め、縞柄を表にして粋な浴衣になりそうです。

今回で2回目の受講となるTさんは肌襦袢です。
平日はお仕事が忙しくて、休日の早起きは大変と午後からの参加です。
肌襦袢は順調に進み、次回は衿付けができそうです。
次には浴衣を縫いたいと、反物をお持ちになりました。
日本舞踊を習っていらっしゃるそうで、花と柳のお揃いの浴衣です。
しっかり柄合せして、しゃれた浴衣にしましょうね。

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2010年5月29日土曜日

道明の包装

組紐教室で贈り物用の化粧箱を頂きました。
生徒の作品も、お店の商品と同じように包みます。
帯締めを、紅白の糸で台紙に固定して薄紙を掛け蓋をして、
左の薄紙で箱をくるんでから、紫色の包装紙で包みます。
お店では『御糸組紐司 東京 道明』と書かれた物を使いますが、
教室用には『道明古式糸組法教處』と書かれています。
これは道明組紐教室の正式名称です。
掛紙の帯も赤い熨斗も、印刷ではなく、和紙で作って貼ってあります。
お店用の箱に付いている熨斗は緑色です。
箱の中の黄色の紙にも『道明古式糸組法教處』と書かれています。
作者の名前を書く欄もあります。
下の写真、上の紙は畳んだ帯締めの中央をまとめる帯です。
白くなっているところには「笹波組」とか「御岳組」とか組み方名を書きます。
白い紙は房に巻きます。
下の丸いのは濡らして付けるシールです。包装紙をとめます。
カメラを近付け過ぎてピントが合ってませんm(__)m
生徒の作品のために、ここまで凝って化粧箱を用意して下さるなんて...有難いです。
私のつたない作品も、少しは上等に見えるでしょうか?

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2010年5月26日水曜日

和裁塾開講日だったのですが...

今日は、5名の参加で開講するはずだったのですが...参加者は、なんと2名でした(~_~;)
怪我をされて欠席の方、にゃんこが病気で欠席の方、そしてお稽古日を忘れてしまった方とキャンセルが重なり、2名で寂しいお稽古となりました。
そして、お1人は午後からで、朝からいらしていた方は午後早い時間にお帰りになったので、今日は殆ど個人授業でした。

Sさんは単衣色無地の裄と身幅出し、Nさんは肌襦袢の続きです。
お二人とも4時間程度の出席でしたが、個人授業のお陰でお仕事がはかどりました。
次回には完成しそうです。

お稽古場所の近くに「桃六」さんという和菓子屋さんがあります。
ここは、お菓子はもちろん美味しいのですが、おこわのお弁当が人気です。
おこわに肉団子やお煮しめが彩り良く詰められたお弁当です。
森光子さんが、楽屋への差し入れに良く使われるようです。

今日は、12時に買いに行ったらもう売り切れで、揚げ物がたっぷりのお弁当しか有りませんでした。
これも美味しいのですが、量が多すぎなのです。

ちょうど、私がお店に居る時、「サンミュージックです」と、注文してあったらしい豆大福を取りに来られました。かなりの数です。
芸能界で有名なお店のようです。

今日は、お弁当のほかに「あやめ団子」も買いました。
写真も撮らずに食べてしまったので、お見せできずに残念(~_~;)
小豆餡と緑の餡と紫芋らしい餡の3個が、可愛く串に刺さっています。
餡の中にやわらかいお団子が入っていました。
甘さ控えめで美味しく頂きました。
桃六さんは「おしょうゆだんご」もおいしいです。
今度は、忘れずに撮影します。お弁当もね(^u^)
お団子の画像はこちらにありました。


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