2012年4月19日木曜日

和裁塾だより 4/18

水曜日は3週続けて人形町で開講しました。
お2人キャンセルでしたが、4人の方がご出席下さいました。

いつもお早いTさん、私が到着した時には、テーブルを用意して下さっていました。何時も有難うございます。
Tさんは紬の単衣をお仕立て中です。
袖付け周りの縫い代を十分伸ばして、仕付けで止めました。
居敷き当ての裾を絎けて来て下さったので、背綴じ脇綴じをして脇を絎けました。
脇から袖付け周りまで絎けて、居敷き当ての上部を絎けるのが宿題です。
丁寧にお仕事をされるTさん、縫い上がりがきれいです。
たたみ方にも、持ち歩きにも気を使われるので、しわも無くきれいです。
皆さん、見習って下さいね。

MYさんは、浴衣を縫っています。
内揚げと背縫いが宿題でした。
前回、柄合わせが余りにも大変で、標付けが途中になってしまったので、すべての標付けをしました。
揚げの絎けと背縫いの2度縫いは宿題にして、後幅と肩幅を標し、脇縫いも宿題です。
袖下の袋縫いをして、袖口から振りまで縫いました。
片方の袖はここまでが宿題。
宿題がいっぱいですが、夏の着用を目指して頑張ります。

Yさんは、袷の直しです。
袖丈を出して、裄を出しました。
肩幅と後ろ幅の差が1寸以上あったので、身八つ下6寸からの直しになり、脇縫いまでが宿題でした。
脇縫いの縫い代にきせを掛け忍び綴じを入れて、身八つ口下の止めをし身八つを縫いました。
その後袖の止めと袖付けです。
表の袖付けはは止めをした糸で普通に縫いますが、裏は10cm位を返し口に縫い残して置いて後から絎けます。片袖がここまで出来ました。
もう片方は、できるところまで宿題です。次回までにできるでしょうか?
Yさんは飲み込みが良いからたぶん大丈夫だと思います。頑張って下さいね。

Mさんは、薄物の直しです。
かなり身丈が不足していたので、腰紐の位置と、帯の下に足し布をしました。
細切れの共布が有ったのでそれを利用するために、多いところでは片身頃に7か所も接ぎが入りました。
こんな直し、仕立屋さんはやってくれないでしょうね…
共衿が極端に短かったので、衽の足し布に使ってしまいました。
共衿は、見掛け仕立てです↓↓
今日は、衿幅を標して衿中に忍び綴じを入れ、衿裏の絎けを仕付けで止めて衿先を作りました。
その後、衿裏をすべて絎け、スナップも付けて完成です。
本当に大変な直しでしたから、喜びもひとしおですね。
お疲れ様でした(^_-)-☆

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