2012年4月12日木曜日

和裁塾だより 4/11

11日水曜日は、小雨の中5名のご出席で開講しました。

Yさんは袷の裄直しです。お袖の丈も直しました。
袖の振りを縫ってくるのが宿題でしたが、途中で分からなくなったとの事、続きを縫って袖を仕上げました。
後ろ幅と肩幅の差が1寸4分なので、身八つ口下6寸のところから肩幅へ向かって標を付けます。
表から肩山、肩幅、袖付け、身八つ口の標を付けて裏返し、肩幅と身八つ下6寸の脇縫いを斜めに結んで標を付けます。
直しは、身頃を重ねて一緒に標を付ける訳にいかないので、左右の裏表それぞれに標を付ます。
脇縫いの位置が変るので、内揚げの部分を縫い足して脇縫いに進みました。
次回は身八つ口を縫って脇縫いの中綴じ、袖付けと進みたいですね。
なかなか手強い直しでしたが、辛抱強く頑張って、完成が見えて来ました。
後ひと息です。

Aさんは、肌襦袢です。
ミシン縫いの既製品は簡単な作りに見えますが、自分で縫うとなると、皆さん「こんなに丁寧に…」と思われるようです。細かいところが色々と面倒です。
脇縫いまで終えていらしたので、裾を絎けて、肩当てを付け、衿付けまで進みました。
衿先の絎け10㎝を残して衿先は後回し、衿を絎けるのと忍び綴じが宿題です。
次回は衿先、掛け衿、袖付け閂止めで仕上がります。
次の作品は浴衣だそうです。楽しみですね。

Mさんは、薄物の身丈直しです。
身頃の帯下と腰紐の位置に足し布をして、身丈を長くしました。
衽には共衿をカットした布を接ぎました。
衽付けまで終えていらしたのですが、流れを測ると左右で9分の差が有る事が発覚、左右の脇縫いは同じに出来ていたので、足し布の縫い目3箇所で調整しました。
元々の共衿は丈が短かったので、衽の足し布に使いましたし、身丈を長くしましたから衿丈はかなり不足します。
そのような時は、下の図のように共衿先の縫い代をつまんで縫って、芯を入れ見掛けの共衿にします。それでも不足する時は下前の衿に別布を足します。
(図はクリックで拡大します)
衿を作って、衿付けまで進みました。
次回は衿先と衿裏の絎けで、完成です。
長い間大変でしたね。後ひと息です。

Iさんは、長襦袢の丈出しと袖丈の詰めです。
この長襦袢に合わせる着物をお持ちになり肩幅を測ったところ、肩幅は直さなくても良いという事になりました。
着物の袖付けが5寸5分になっていたので、簡易的に5分縫い足して6寸に直しました。
長襦袢のお袖は、すべて解いてしまわれたので縫い直します。
お袖からカットした布を身頃の裾返しに足して、長襦袢丈を直します。
以前にどのような仕立て方がされていたかに依って、どう直すか考えるので、直しは手間が掛って大変です。
この長襦袢は、身頃の裾がギザギザに曲がって裁って有ったので裾を裁ち揃え、足し布を縫いつけました。
無双袖の長襦袢なので、裾も袷仕様にフキを出して仕上げます。
縫い目にきせを掛けて、グシ縫いを入れました。ここまでが宿題です。
次回は、裾綴じ裾絎け、衿先まで進みたいですね。
まだ、無双袖の仕立も有りますから、大変!頑張りましょうね。

Hさんは午後からの参加でした。
長襦袢をお仕立て中です。
竪衿の衿先を作って、竪衿を終えました。
衿肩周りにはバイヤスの力布を付け、上衿付けに進みました。
衿付けは待ち針が大変です。身頃と上衿の釣合いを確認しながら丁寧に打ちました。
次回で上衿を完成させて袖付けに進みたいですね。
もう少しです。頑張りましょう。

11日の夜、ブログの入力を終えて公開ボタンをクリックすると、突然ログイン画面に替わり入力したブログは消滅してしまいました(@_@;)
いつもは自動ログインですし、入力したそばから自動的に保存されるのですが…
余りの事に、昨日1日放置してしまいましたが、気を取り直して今朝(13日)やり直しました。
編集中のままの1日放置、申し訳有りませんでしたm(__)m

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