2011年12月19日月曜日

和裁塾だより 12/18

年の瀬のお忙しい中6名の参加で開講致しました。

Tさんは薄物の道中着を縫っています。
脇と裾の絎けの続きからです。
次は衿に進みました。
着物の縫い直しで道中着仕立てる時は、衿は接ぎが入ります。
目立たないところに接ぎを入れなくてはなりません。
でも今回は身丈が短く、表衿の長さは接ぎを入れずに元の着物の衿で間に合いました。
衿の裏側には元の衽を使う事にしました。
立てに接ぎを入れて衿の表と裏を縫い合わせ衿付けをしました。
縫い代がすべて透けるので薄物は気を使います。
衿に標付けをして、衿付けまで進みました。
次回は衿先と衿裏絎けですね。もうすぐ完成です。

Hさんは、肌襦袢の続きです。
袖を付けて、縫い代を絎けました。閂止めを10か所で完成です。
残ったところは宿題にして、浴衣に入りました。
東京染めの浴衣地は裏表の区別がつかないので、裁つ前に表に白もで標を付けます。
反物の総尺を測って、裁ち切り丈や用尺を計算して、柄合わせをします。
柄合せも決まり裁ちをして、身頃の標付けまで進みました。
ピンクがかったベージュ地に花柄の優しい雰囲気の浴衣です。
仕上がりが楽しみですね。

SDさんは浴衣を縫っています。
衽付けの左右の標が合わなくて苦戦しましたが、何とか終了。
褄下と裾の絎けまで進みました。
次回は衿付けです。完成にぐっと近づきますね。

SNさんも浴衣です。
前回は脇縫いの下の方をくけるところまで宿題でした。
今回は袖付け周りの縫い代の絎けです。
縫い代の伸ばし方を片方やりながら説明すると、反対側はご自分で出来ました。
ここは、皆さん苦戦するところなのでが、1度で出来るとはすばらしい!!
袖付け周りのミミ絎が終了、衽付けへ進みました。
若い方は飲み込みが良いです。

SKさんは前回肌襦袢が完成し、今回は大島の単衣の裄直しです。
測った結果、裄を5分程度出す事になりました。
袖を外して、振りの絎けを解き袖幅の標を付けました。
身頃は袖付け周りの絎け目を解きます。
肩幅と袖付けの標を付けました。
袖付け周りの縫い代を伸ばして絎けました。
次回は、袖付けと振り絎けです。次に出来上がりそうですね。

Kさんは、両面染めの浴衣を縫っています。
高級浴衣なので広衿仕立てにしました。
単衣着物で1番大変なのは衿付けです。
衿肩明まわりの緩みのかげんはなかなか微妙です。
少し手直しをしてできました。
衿の中に縫い込まれる身頃の部分をよーく伸ばして衿布になじませ、
三つ襟芯を入れて衿幅の標付けをします。
裏衿は表より2分控えて絎けます。
衿先の止めをしたところで時間切れになってしまいました。
残念です。でも次回衿を終えれば袖付けですから、
年内完成は、確実ですね。

皆さんお疲れ様でした。

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