2014年12月23日火曜日

和裁塾だより 12/20 12/21 メリンス長襦袢完成!

今年最後の和裁塾は20日、21日と連続で京橋でした。

20日は5名参加でした。
Mさんは麻の長襦袢に半襟を付けました。
少し前にご自分で縫い上げた麻の長襦袢です。
そのまま洗えるようにバイヤス襟芯を使って麻の半襟を付けました。
これで、いつ夏が来ても大丈夫です。
袖裏を取替えて裄を直したいとお持ちになったお召しですが、汚れが目立ちます。
このまま直しても折筋の汚れが目立つばかりなので、洗い張りをして縫い直すことをお勧めしました。
で、半襟が終わった後はひたすら解き物でした。
このお召し、裾に織模様がある附下で裏に糸が渡っているので裏返しができないんです。
裏はきれいなので残念です。
洗い張りをして新年は袷からですね。

NSさんは木綿の単衣です。
後幅と肩幅を標して脇縫いをしました。
次に居敷当てを裁って裾の三つ折り絎をしました。
中心を決めて背綴じまで進みました。

NMさんは浴衣の直しです。
後ろ身頃に後ろ幅肩幅を標し、前の揚を縫い絎けて、脇縫いまで進みました。
直しはその都度違うので大変です。
既成の浴衣はもともとの寸法が左右で微妙に違ったりするので、対応が難しいです。
次回で左右の脇縫い絎けまで進めたいですね。
頑張りましょう。

SMさんはメリンスの長襦袢を縫っています。
今日は上衿付けをしました。
きせを掛けて、襟幅を標したら、縫込みをよーく伸ばして綴じを入れます。
襟先20㎝残して襟裏絎けを仕付で止め、襟先を作りました。
襟付け大変でしたね。お疲れ様。
2日続けての受講ですので、明日で完成です。

STさんは無双袖長襦袢を縫っています。
今日はお袖を縫いました。
無双袖はなかなか手強いですが、片袖が完成しました。
お疲れ様!

21日は6名参加です。
IGさんはウールの単衣です。
いよいよ襟付けです。
厚地のウールで地衿と表襟を2枚重ねると厚ぼったくなるので、共襟下には別布を足して、つまみ共襟に仕立てる事にしました。
ところが、襟丈を計算ミスで裁ち失敗。つまみ共襟はやめて、共襟下に別布を足して地襟の長さを確保、切り離した方から共襟を取りました。
標を付けて、共襟先を縫い襟付け側をぐし縫いしました。
これで襟付けの準備完了。次回はすぐに襟付けができます。

STさんは夏紬です。
前幅と衽の標付けをして、衽付けに進みました。
衽付けが済んで、きせを掛け縫い代を絎けました。
褄下絎けが宿題です。
今回は略式ではない額縁にしますので下10㎝は絎け残します。

Iさんは中裁ち浴衣です。
振りを絎け、閂止めをして完成しました。
揚げは夏になってからなので、完成写真はその時に。
次は名古屋帯です。
おばあさんの紬地小紋から名古屋帯を作ります。
接ぎが、締めた時見えなくなる位置に入るようにと、考えて見積もります。
お太鼓、胴回りの部分が決まって、裁ちました。
襟衽の部分は半幅帯にする予定です。

Kさんはご主人の浴衣です。
衽付けが済んで、衽の縫い代を絎けました。
次回は褄下、裾と絎けが続きます。
そこが済んだら襟付けです。頑張りましょう。

SMさんはメリンスの長襦袢です。
昨夜、頑張って襟絎けを終えていらっしゃいましたが、ちょっとお直しです。
絎けが終わって、お洗濯に耐えるように、上衿の中心に忍び綴じを入れました。
次は袖付け、半無双の止めは単衣袖とは少し違います。
しっかり止めて袖付けを縫い、振り布を絎けました。
メリンス半無双長襦袢の完成です。
半無双の部分は振りだけにして、袖口布を付けました。
着てしまえば見掛け無双袖です。
身丈を測り違えて、裾の返りが少なくなってしまいました。残念!
 可愛い桜模様です。
SMさんは日常的に着物を着ていらっしゃるので、暖かいメリンス長襦袢はこの冬大活躍しそうですね。お疲れ様でした。

SIさんは男物浴衣です。
襟が縫い上がって、きせを掛けて三つ襟芯を付け、縫込みをよーく伸ばしました。
表から衿幅の標をと思ったら、用事がお有りで早じまいとの事。
新年は襟絎けからです。あと1回で仕上がります。
頑張りましょうね。

今年の和裁塾は今日ですべて終了です。
皆様1年間熱心にご参加頂きまして有難うございます。
京橋教室は、来年1年間で終了いたします。
後1年でお辞めになる方は、特に、成果を出せる様に頑張って下さい。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。

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