2011年9月30日金曜日

和裁塾だより 9/28 裄、身幅直し単衣紬完成

日中は汗ばむものの、朝夕はすっかり秋ですね。
この日の和裁塾はお1人キャンセルで3名での開講となりました。

Mさんは前回まで単衣紬の裄と身幅出しをしていましたが、この日身八つ止まりに閂止めをして完成しました。
ご覧下さい。
写真がグレーになってしまいましたが、生成り地の紬です。
アップにするとこんな感じ、可愛いでしょ(^_-)-☆
そして今お仕立て中の着物は、綿麻の単衣です。
背縫いの始末は、浴衣は2度縫い、絹物は袋縫い、居敷き当てを付けて上部だけ背伏と色々な縫い方が有りますが、今回は「ずら伏せ(折伏せ)」にします。
この反物は広幅で、脇縫いの縫い代がすごく多いので、縫い代を開いて三つ折りに絎けます。
脇縫いを2度縫って忍び綴じを入れて、開いた縫い代を三つ折りに絎けます。
布地が薄いのでこの方がきれいです。
ずら伏せの絎けと、両方の脇縫いの絎けまでが宿題です。
縫う処が沢山ありますが、頑張ってくださいね。

Tさんは、羽織から名古屋帯へのリメイクです。
前回お太鼓の標付けが済んで、縫っていらしたので、今回は胴周りと手の標付けをしました。
胴周りの縫いは宿題にして、お太鼓に帯芯を入れました。
縫い代を2枚の帯芯で挟むようにして、芯を縫い代にとじ付けます。
帯芯は堅いので綴じは大変ですが、頑張って下さい。
ここまでが宿題です。

Yさんは、鯉口シャツを縫い始めました。
鯉口シャツって、お祭り半纏の中に着るシャツです。
こんな形です。↘
なんとYさんはお神輿担ぎが趣味だったのです(^'^)
浴衣地1反で、身丈の長いのと短いのと2枚作ります。
2枚裁って、標を付けました。
背縫いを袋縫いにして、袖を付けて縫い代をミミ絎け、そして脇縫いも袋縫いにします。
呑み込みの良いYさんは、すいすい進みました。両方ともここまでが宿題です。
お洒落なシャツが出来そうですね。がんばって下さい。

この日は、見学にみえた方が、おひとりご入会下さいました。
来月から浴衣です。どうぞよろしく(^0_0^)

水曜日のお昼は、お教室の近くでお弁当を買ってきます。
私は大抵、誰かに頼んで買ってきてもらいます。
この日のお弁当はこれ↓生姜焼き弁当です。お値段なんと500円おみそ汁も付いてきます。
京橋はビジネス街なので、こんなお手頃弁当があちこちで買えます。
お父さんたちはこんなお昼を食べているのに、奥さまたちはお友達と優雅なランチをしてるんですよね。
でも、それは「たま~に」という事にして置きましょうね(^_-)-☆

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2011年9月25日日曜日

和裁塾だより 9/24 

朝の涼しさに秋の気配が感じられるこの日、5名の出席で開講致しました。

Yさんは浴衣をお仕立て中です。
衿を付けて衿幅を標し、三つ衿芯を縫い付けて縫い込みを丁寧にのばし、忍び綴じを2本入れました。
少し手直しをしてきれいにできました。
これだけしっかり縫っておけば、お洗濯しても型崩れの心配は有りませんね。
次回には衿先を作り、袖付けへ進みます。完成間近(^_-)-☆です。

Oさんも浴衣です。綿縮の手触りの良い布で針の通りも良いようです。
前回は、柄合わせと裁ちと身頃の標付けまで進みました。
今回は、すべての標付けをして、宿題だった揚げ縫い背縫いの続きと後ろ幅の標付けをしました。
脇縫いが宿題です。
浴衣は2枚目です。1枚目は無我夢中で2枚目で少し理解が出来て、3枚目でかなり定着します。
浴衣を3枚縫わなくても、基本は同じですから、浴衣⇒小地谷縮み⇒単衣紬でも同じ事です。
上達目指して頑張りましょう。

Sさんは、麻長襦袢の身丈直しです。
片方の立て衿先の縫いこみが無かったので、竪衿付けから直しました。
大変でしたね。今回は上衿を付けました。
完成するかと思ったのですが、用事がお有りで早く帰られたので衿先が出来ませんでした。残念!
次回で完成です。

Kさんは、両面染めの浴衣です。
上等の浴衣なので、脇縫いを開いて絎けています。
脇縫いを2度縫って忍び綴じを入れるので、あわせて3回縫う事になります。
手間が掛るので、通常の仕立では、仕立屋さんもここまではして頂けません。
両脇が縫い上がったら衽付けです。
Kさんは、男物、女物と浴衣を仕上げて、今回3枚目です。
この脇縫いのやり方は、今回が初めてですが、他の部分は大分理解が進んだようです。
御自分は「全然覚えられない」とおっしゃっていますが、私から見れば「大分分かってきましたね」という感じです。
衽付けへ進めるように宿題を頑張って来てね(^_-)-☆

Sさんは、先月見学にいらして、今回がお稽古始めです。
浴衣のお仕立てです。長唄を習っていらっしゃるそうですからお稽古の時にも着られますね。
黒地にステンドグラスの様な模様の浴衣です。
布目が曲がっていたので少し地直しをして、柄合わせをして裁ちました。
寸法の割り出し、寸尺の換算、裁ち切り身丈の計算と初めて尽くしでしたね。お疲れ様(^0_0^)
標付けは身頃だけにして、揚げ縫いと絎けと背縫いの宿題を説明しました。
お家が遠くて、月に1度のお稽古ですから、宿題を頑張ってなるべく早く縫い上げましょうね。

今日も楽しく針仕事でした。
みなさんたのしみに通って下さっています。有難うございます。

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2011年9月23日金曜日

妹の病気

今日は、これから入院中の妹の病院に行きます。
MRIの結果を、先生がご説明下さるという連絡が有ったのです。

妹は脳幹グリオーマ(脳幹に出来る腫瘍)を発病、4か月近く入院しています。
入院前は、口中のしびれや頭痛が有った物の、普通に生活で来ていたのですが…
組織検査の手術で左半身は麻痺、その後右側にも軽い麻痺が出て歩けなくなってしまいました。
放射線治療を制限いっぱい受け、抗がん剤を1クール、インターフェロン+抗がん剤の治療を2クール受けたところです。
私は単純に、脳腫瘍⇒手術と思っていたのですが、脳幹では『神の手の福島先生』でも手術されないそうです。
病状は少しずつ進んでいます。
嚥下障害がでて、食べ物が飲み込み難くなり1日1食しか食べていません。
誤嚥と誤嚥性肺炎と、喉の詰まりによる窒息の危険を、少なくするためです。

病院の食事では喉を通らないので、何かないかとネットで探したら見付けました。
MFSやわらか食、見た目は普通食なのですが小さくして口に入れると舌で潰せるくらい柔らかいのです。冷凍で届きます。
食べられるかな…?と思いつつ差し出したら、美味しいと良く(3分の2くらい)食べてくれました。
この時は本当に嬉しくて…それから週1回届けています。
でも、いつまで食べられるのか…と悲しくもなるのです。
何かしてやれる事はないかと思うばかりです。
MRIの結果が良い事を願いつつ、行って来ます。

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台風一過  お彼岸

一昨日の台風すごかったですね。家が、風で、地震の時よりも揺れました。
関東に上陸するかも…と予報が出ても、それてしまう事が多かったのですが、久し振りに怖い思いをしました。
夫は、夕方から九州方面に出張の予定だったのですが、夜遅く臨時便に乗ったらしく無事着いたようです。
息子は、小田急が動き出してから帰って来ました。
娘は、3時にお台場を出て無事に帰り、保育園で子供を引き取る事が出来たそうです。
この日は和裁塾開講の予定だったのですが、台風情報を見て帰りの電車が止まったら…と思い、前夜にお休みを決めました。
1日フリーになり、義母の納骨を19日に終えて少し疲れがたまっていた私には、良い骨休めでした。
と、のんきな私でしたが、被害に遭われた方には心からのお見舞いを申し上げます。

20日からお彼岸に入り、またおはぎを作っています。
20日は30個作り、孫と孫のバレエの先生に上げて喜んでもらいました。
火曜日は、孫を保育園に迎えに行ってバレエの教室に連れて行くのが、お役目なのです。
昨日は、作っても、台風の中お配り出来ないのでやめて、今日また100個作りました。
ご近所にお配りして、義姉と姪がお仏壇にお参りに来てくれたので上げました。
お仕事帰りの組紐の先生とは、経堂駅で待ち合わせて、お渡ししました。
和裁の先生がご旅行中なので、お彼岸最終日の26日にもう1度作って、先生と叔母と友人に届ける予定です。
その間に、3箇所のお墓参りと、両親の仏壇へお参りのため、兄の家にも行きます。
何かと忙しいお彼岸です。

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2011年9月19日月曜日

和裁塾だより 9/16 万寿菊の長襦袢完成!

今週は水曜日のお稽古が無かったので、1週間振りの開講でした。
朝夕は幾分過ごし易くなってきたものの、まだまだ暑いですね。
今日はお二人キャンセルが有り、4名の参加で開講です。

Kさんは、単衣の長襦袢を縫っていましたが、完成しました。
ブルーの地に多色の万寿菊が可愛い(^_-)-☆のですが、
写真が上手く撮れませんでした(@_@;)ごめんなさい。
そして、今日は単衣紬の直しを始めたのですが、この単衣異常に身幅が広いのです。
Kさんは、誰もが羨ましがるほっそりさんなのに、お誂え着物がこの寸法!?
前幅後幅がそれぞれ5分広く、前幅は通しで抱き幅まで同寸です。
他の方の寸法で縫ったみたいな着物です。仕立てはとても丁寧なのですが…
まず袖を外して脇縫いをします。
居敷き当てが付いているので、脇縫いに綴じて縫い代を絎けます。
こう書くと簡単なのですが、結構手間が掛ります。
すぐにも着たい単衣ですから、大急ぎで縫いましょうね。

Nさんは、うそつきの襦袢を縫っています。
ポリエステルの長襦袢地で裾除けと、単衣袖と無双袖を縫い新モスで半襦袢の身頃を2枚縫います。
私が作ったマニュアルの紐の寸法が間違っていて、せっかく作った紐が作り直しになりました。ごめんなさいm(__)m
裾除けは紐を付ければ完成という処まで進みました。
身頃も2枚縫ってありますので、衿付けをしました。
次回は、紐付けと衿先と、無双袖を縫いましょう。
どんどん進みますね。

Sさんは、縁会初の袷をお仕立て中です。
紬地に更紗小紋を染めたお洒落な着物です。
身頃は脇縫いまで進んでいます。
袖の続きを縫いました。
袷の袖は複雑で、「袖が縫い上がったら仕立てが半分済んだ」と言われるくらい大変ですが、きれいに出来上がった時の喜びは格別です。
残念ながら振りまでは縫えなかったので次回に仕上げます。

Hさんは体調を崩してしばらくお休みなさっていましたが、元気になられて復活です。
紬の単衣をお仕立て中です。
単衣の脇縫いは大変、2度縫って居敷き当てと一緒に忍び綴じを入れ身八つから袖山を通って裾まで絎けます。両方の脇くけが済めば後は衿付けまでは楽ですね。
頑張れば、今シーズンにも間に合いそうですが…無理をせずに丁寧に縫いましょうね。

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2011年9月14日水曜日

偶然バッタリ!

昨日は、用事が有って外出した帰りに立ち寄った先で、知人にバッタリ!
お会いしたのは、以前に和裁塾に来て下さっていた方です。
お互いに、メールアドレスが変って連絡が途絶えていたのですが…
受講中に、私がお立替えしていた小鋏代をお返し頂きました。
私は忘れていたのに、ずーっと気になっていたとの事…
久し振りの再会に立ち話が長引きました。
たしか、縫い掛けの長襦袢が有ったはずなのですが…
和裁再開は無理…お忙しそうです。

バッタリと言えば何十年も前ですが、結婚して経堂に住むようになって、結婚前に通っていた和裁学校の先生にバッタリ。
伺うと、先生も経堂にお住まいとの事。
ご自宅でもお教室をされているとお聞きして、20年以上お世話になりました。
その後、先生の義理のご兄弟と、私の父との深いご縁がわかりました。
そして十数年前には、先生のお従妹さんと義母の従兄弟が、港区白金でお隣どうしで長年親しいお付き合いがある事も分かり、深いご縁を感じたのでした。

また、8年前道明で組紐を始めると、その先生が経堂にお住まいとのこと、バッタリお会いした訳では有りませんが、驚きました。

先日は、和裁塾をしばらくお休みされていて再開されたTさんのお話ですが、
以前に、Tさんのお母様と私が同郷で有る事は伺っていました。
お母様と、私の母は年齢も近いのですが、同じ市内の中でも、在所は離れているのでそれは無いかと思いつつ、「知りあいだったりして…」と笑っていたのです。
そしたら先日、お母様と父方の伯母が在所が同じで、同級生だったと分かりました。
きれいな人だったと、Tさんのお母様はおっしゃたそうですが、伯母は色白の秋田美人です。

この他にも、出先でお会いした方が、知人の知人だったなんてことが沢山ありました。
こんな風に人と人は繋がっているのですね。
世間は狭いと言いますが、ほんとうですね。

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2011年9月11日日曜日

和裁塾だより 9/10 ビタミンカラーの浴衣完成

少し涼しく過ごせて喜んでいたのも束の間、また夏に逆戻りしてしまいましたね。
そんな暑さの中、5名の参加を頂いて和裁塾開講しました。

Oさんの浴衣完成しました!!おめでとうございます。
仕上げ前でしわが目立ちますが(~_~;)ご覧下さい。
前回で袖付けまで済んでいたので、今日は振りを絎けて閂止めをして完成しました。皆さんからおめでとうの声が掛ります。嬉しい瞬間ですね。
反物が短めで、ギリギリの裁ち合わせでしたが、苦心の柄合わせ上手く行きましたね←自画自賛
そして今日からは、地色がブルーの綿縮の浴衣です。
柄合せも何とかまとまって、身頃の標付けまで進みました。
内揚げと背縫いが宿題です。頑張ってね!

Kさんは、体調を崩してしばらくお休みしていましたが、良くなってきたという事で久し振りの出席です。
両面染めの大人な浴衣をお仕立て中。今日は、脇縫いの始末です。
高級浴衣なのと、脇縫いの縫い代が多いので、開きで絎ける事にしました。
脇縫いを開きで始末するには、脇縫いを2回縫って間に忍び綴じを入れます。
その後、前裾から肩山を通って後の裾までずーっと絎けます。上等仕立てで折りぐけにしました。
中々骨の折れる仕事です。慎重に丁寧になさっていました。
浴衣が3枚目のKさん、大分要領をつかんできました(*^^)v

Tさんは、今日も部分縫いです。
女物単衣羽織の片身頃と衿付けです。
羽織の衿付けは難しいですね。なかなか苦戦しました。
その後は、袷羽織の片身頃と衿付け、袷になるとマチの止め身八つ口縫いとポイントが増えて大変です。
衿付けは、単衣と同じになります。
がんばってね(^_-)-☆

Sさんは、お久し振りの参加でした。麻長襦袢の直しです。
身丈を長くしたのですが、片方の衿先の縫いこみが短かったので、衿をすべて解く事になりました。
今回は、竪衿の衿先と絎けです。
本ぐけは前回ご説明済みだったのですが、あまりにお久し振りだったので、いつのまにかまつり絎けになっていました(@_@;)残念!
やり直して、上衿付けへ進みました。
衿の布が半端だったので新しくさらしで作りました、標を付けて衿先布を縫い付けて、身頃の衿肩周りには力布をつけます。
ここまでで、時間切れとなりました。次回上衿を付け衿先と絎けで完成します。
来年の夏は、すぐに着られますね(^_-)-☆

Hさんも、お忙しくてお久し振りです。
前回で浴衣が仕上がり、今日からは長襦袢です。
薄い鴇色から藤色に染め替えたという長襦袢、なかなか良い色に仕上がっています。
下がり藤(上がり藤)のたてわく柄が、背縫いで全然合っていないので、柄合わせをやり直しました。
ここが、縫い直しの面倒なところです。
片側の身頃だけ、今までの衿肩明きを前にずらして衿付けの中に隠します。
その為、背縫いを深くして、新しい衿肩明きを切ります。
これで、背縫いのたてわくがきれいに合いました。
長襦袢だって手抜きしないで柄を合わせましょう。
綸子初体験のHさん、ツルツル、テレテレの布に四苦八苦でしたが身頃の標付け終了です。
午後からの参加で、捗りませんでしたが、次回からかんばりましょう。
揚げ縫いと背縫いが宿題です。

今日は、おふたり見学に来て下さいました。
ご入会希望されていたのですが、満席の為しばらくお待ち頂いていたのです。
10月から、開講日を増やす事にしたのでご入会されました。有難うございます。
皆様、お暑い中、お疲れ様でした。宿題頑張って下さいね。

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2011年9月9日金曜日

時を結ぶ 組紐『道明』の世界展

時を結ぶ 組紐『道明』の世界展と題して展示会が開かれます。
会場は、西武新宿線 沼袋駅徒歩3分『シルクラブ
中野区沼袋2-30-4
中野山田呉服店所有の日本家屋でお庭も素晴らしいそうです。
今月19日から26日までで、11時~18時です。
復元の紐を含めて500点を展示するそうです。素晴らしい!
下の写真は鎌倉組の三井寺です。
三井寺は色々な色があるのですが、これは私の持っている三井寺と同じ色です。
19日と23日の午後2時から、講演会も有ります。
19日は、道明社長 山岡健八先生による『組紐の歴史』
23日は、文化学園大学名誉教授 道明三保子先生による『組紐にみる日本の美』
行きたいのは山々なのですが、義母の四十九日の法要と、秋のお彼岸が重なっていますから無理かも知れません。
興味のある方は是非お出掛け下さいませ。

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道明組紐教室では魅惑の特別講習が…

教室で今組んでいますのは、変り貝の口組みです。
今日は順調に行きましたが、時間が短くてほんの数cmしか進みませんでした。

九月十月に特別講習会で新しい組を教えて頂ける事になりました。
作品は下の写真、見本なので紐の真ん中から違う模様になっています。
この組は高台の上段と下段それぞれに二枚分の糸を交互にかけて組みます。
四枚物になります。
表にも裏にも出ていない糸は二枚の間に入っていて見えないのです。
複雑で難しそうですが、楽しみです。10月に参加します。

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和裁塾だより 9/7 紬裄直し完成

朝夕は大分過ごし易くなり秋を感じますね。
この日は、5人で開講致しました。

Mさんは、今日から綿麻縮の単衣を縫います。
粋な縞柄の着物です。
縞柄が一方方向になっているので、背縫いや袖付けをした時にも一方方向になるように気を付けます。
色の繰り返しが一方方向の縞柄
織キズは下前と衿に持って行き、裁ちを終えました。
袖と身頃の標付けまで進んだところで時間になり、内揚げと背縫いが宿題です。
頑張ってね!

Ⅰさんは、紬の裄と身幅出しです。
前回片袖を付けるところまで進みましたので、もう片方の袖を付け振りを絎けて、身八つ止まりに閂止めをして完成です。お疲れ様でした。
お下がりの古い着物は布幅が狭くて袖幅が出せない事が多いのですが、振りに別布を足して、袖幅を出す事が出来ました。
本当は着物の色に近い布を足すのですが、無かったので黒で…(~_~;)
着てしまえば長襦袢が重なるので、それ程目立たないと思うのですが…
次は、お召しの裄と身幅出しです。袖を外して身幅と肩幅の標を付けました。
脇縫いが宿題です。
大分理解が出来るようになりましたね。もう一枚直せば完璧ですね。

Kさんも裄直しです。
袖口の縫い代が多くて、袖幅が出せないので袖をすべて縫い直す事にしました。
それでも足りずに、Ⅰさん同様振りに足し布を付けました。
細かい仕事で、大変でしたね。
次回までに両袖を縫ってきて下さいね。

TKさんは、長襦袢の続きと思いきや、引き続き羽織の部分縫いです。
今回は女物単衣羽織の半身頃と衿付け、衿先の部分。
勘違いなさって、前下がりを縫っていられたので、そこを修正。
裾返り部分ののマチ付けを確認しました。
何度も縫い直しお疲れ様でした。

TMさんは、電車が止まったそうで午後からの参加になってしまいました。
遠いところ来て下さったのに、残念でしたね。お疲れ様!
Tさんは、前回見学に来て下さって、今日が初稽古です。
古い羽織を解いて名古屋帯を仕立てます。
洗い張りをどうしようかと迷っていらしたようですが、ご自分で洗ったそうです。
丁寧になさったようで、ごわつきもしわも無くきれいになっていました。
見学の時にプリントをお渡ししてどこに接ぎ目を入れれば良いかご説明したのですが、勘の良い方で帯の寸法に布を接いでお持ちになりました。
お太鼓の標を付けて縫い方をご説明したところで、時間になってしまったのですが、次回までにお太鼓を縫い上げていらっしゃると思いますから、三回の受講で仕上がりそうですね。

皆様お暑い中お疲れ様でした。
早く仕上がる様に、宿題頑張って下さいね。

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2011年9月4日日曜日

和裁塾だより 9/3

皆様、台風の影響はいかがでしたか?
被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。
今日は、お1人キャンセルが有った物の、5名参加で開講致しました。

Tさんは、しばらくお休みされて、お久し振りの参加でした。
長襦袢が縫い掛けでしたので、その続きをなさるのかと思いましたら、部分縫いを沢山お持ちになりました。
他にも和裁教室へ行ってらっしゃるので、そちらでなさったものでしょうか?ご自分で自習された物でしょうか?
木綿の生地で、男物半無双長襦袢の袖、女物単衣羽織の袖、女物単衣羽織の半身頃…など、それらを手直しして終わりました。
次回からは、長襦袢の続きです。

Sさんは、更紗染め紬の袷を縫っています。
身頃を縫っていたのですが、身頃は、絎けがないだけで単衣と同じですから、ご自分で出来るはず…という事で、午後からはお袖を縫いました。
裏地羽二重に袖口布を回し付けで縫い合わせ、表と裏の袖口を合わせます。
この時、袖口のフキが袖口止まりでふっくりとなる様に、ちょっと工夫をします。
両袖の袖口を合わせて袖口下を縫うところまで、進みました。
次回は、両袖を完成させましょう。

KYさんは、単衣長襦袢を縫っています。
上衿の幅標を付けて、衿の中の縫いこみを整えて忍び綴じを2本入れます。
衿先を作って、衿裏を絎けます。
そしてさらに上衿の半襟の下になる部分の幅中央に忍び綴じをもう1本入れます。
その後は、袖付け、振り絎けと順調に進み、身八つ止まりに閂止めをして終わりです。振りの絎けが少し残ってしまいましたが、次回には完成作品をお見せできると思います。お楽しみに。

KJさんは、浴衣です。
繰り越し揚げを絎けて、後ろ幅、肩幅を標し、脇縫いへ進みました。
脇縫いの後は、袖付け周りの縫い代をよーく伸ばして、身八つ口下の縫い代に忍び綴じを入れます。
そして、脇縫いから、袖付け周りまでぐるっと耳ぐけをします。
脇縫いの絎けは、長いので終わるとほっとしますね。
次回は衽付けへ進みます。

Nさんは、うそつきの襦袢を縫っています。
今回は裾除けの続きです。
裾除けは並幅の長襦袢地で縫っているので、長襦袢の裾の方を縫うのと同じように縫います。
背縫いを縫って、後ろ幅を付けて脇縫い、裾を上げて、竪衿付けです。
そして次には腰布を付けて…ここまでと、紐をつくるのが宿題です。
化繊の長襦袢地なので、気軽に洗えますから普段着には便利ですね。
次回で、裾除けは完成ですね。半襦袢の衿付けへ進みましょう。
Nさんは、他のお教室でも和裁を習っていられるので、のみこみが早くて捗ります。

台風の影響を心配しながらの開講でしたが、雨に降られる事もなく無事に終了しました。皆様、宿題を頑張って下さいね。

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2011年9月2日金曜日

秋の七草色の帯締め (訂正あり)

*藤袴と萩の色が入れ替わっていましたので、訂正いたしました。
昨日の道明組紐教室では、秋の七草の色の帯締めを見せて頂きました。
秋の七草と言えば、女郎花(おみなえし)、尾花(おばな)=薄(すすき)、
桔梗(ききょう)、撫子(なでしこ)、藤袴(ふじばかま)、葛(くず)、萩(はぎ)ですね。
道明さんはこんな色であらわしました。
画像を大きめにしました。クリックで拡大表示します。
組むとこのように…きれいでしょ(^_-)-☆
右側7本が秋の七草です。
大暈しで笹波組は、更に素敵です。萩が撮れませんでした(/_;)
上段が撫子、桔梗、葛、下段が、薄、藤袴、女郎花です。

この七色を使った高麗組です。うっとりの美しさ(^u^)

次は、『扇面法華経冊子、無量義経』(下の写真)からのデザインです。
この秋色、好きです(^u^)
上は西大寺戸張の紐の組で、下は切り替え御岳組です。
西大寺戸張の紐とは、曼荼羅を納めた厨子に垂らされた布製の戸張の装飾の紐で、格子と縞の薄い2枚の紐が規則的に入れ替わるという凝った紐です。
扇面法華経冊子とは、四天王寺伝来で、平安末期の作。
装飾が施された扇形の紙料に写経をして、中央を綴じて冊子にした物。
そんなに古い物とは思えないくらい、きれいに色が残っていますね。
今、教室では変り貝の口組を組んでいますが、間違えては解いてちっとも捗りません。乱視の私には、高台は辛いです。


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2011年9月1日木曜日

和裁塾だより 8/31 グレーに藤色の揚羽柄の浴衣完成

長かった夏も終わりに近付き、朝夕は過ごし易くなってきました。
8月最終日の今日は、6名の枠を超えてご予約を頂いていたのですが、キャンセルが相次ぎ結局5名の参加で、開講致しました。

Kさんは、駒絽の小紋のなおしです。
袖丈を詰める予定だったのですが、絽目の曲りが気になって袖を縫い直したのでちょっと大変でした。
前回は、袖口の絎けが上手くできなくて宿題になっていたのですが、きれいに直していらっしゃいました。
袖付けまで進んだのですが、午後から用事が有って早くお帰りになったので、残念ながら仕上がりませんでした。次回で完成ですね。
お母様のお嫁入り支度のお着物は、殆ど袖を通していなくて仕付けが掛った状態だそうです。でも、残念ながら袖丈が長くてそのままでは着られないのです。
今日お持ちになった結城縮も、袖丈1尺5寸でした。
お袖を1枚縫っただけですが、直し方が分かったのでご自分でやって見るそうです。素晴らしい!
頑張って下さいね。

Yさんは浴衣です。
衿先を作って、衿絎けを仕上げて、袖付け振り絎けと進みました。
身八つ口止まりに閂止めをして、完成しました。
お仕事の都合で、月に1度しかいらっしゃれない事が多く、大分長く掛ってしまいましたが、完成しました。
嬉しいですね。夕涼みに、お祭りに、まだ少し着られますね。

Mさんは紬の単衣を直しています。身幅と裄出しです。
布幅がぎりぎりで振りの絎け代が足りないので、別布を足して見返しのようにしました。
身幅も肩幅も直って、袖付けへ進みました。振りの絎けが少し残ってしまいましたが、そこは宿題で完成しますね。
頑張って、仕上げて下さいね。身八つ止まりの閂止めもお忘れなく。

Nさんは、午後からの参加です。
ここしばらくは、お忙しくてお休みなさっていたので、お久し振りの参加でした。
小千谷縮を仕立てています。衿付けが済んで、衿を仕上げます。
その前に、縫い残して有った褄先の額縁を仕上げました。
衿の方は、衿の中の縫いこみをきれいに延ばして平らにして、衿肩明きには三つ襟芯を縫い付けます。
小千谷縮は度々お洗濯をしますから、掛け衿下には2本の忍び綴じを入れました。
裏衿を2分控えて絎け付けます。衿先まで進みたかったのですが、時間切れとなってしまいました。
この夏着用を目指していた小千谷縮、間に合いませんでしたね。
でも、来年も夏は来ますからね…頑張って仕上げてしまいましょうね。
次回は、まだ縫っていないという袖も縫ってしまいましょうね。
あと2回で、完成します。

そして、何時もは土曜日に参加のSさんは、夏休み中で午後から参加です。
今は、袷をお仕立て中なのですが、その合間に縫いたいからと綿縮の更紗染めをお持ちになりました。
柄合わせを見て下さいとの事でしたが、一方付け柄で、背の高いSさんは用尺も一杯です。
ちょっと手こずりましたが、なんとか終了しました。
お家でご自分でお縫いになるそうです。
頑張って下さいね。

それぞれ、お忙しい中時間を作って針仕事…みなさんお偉いです。
暑い夏も後少し…体調に気を付けつつ、お励み下さいませ(^O^)/

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