翌日は暴風雨という天気予報だったので、一眼レフは止めて、コンパクトデジカメだけ持って身軽に行って来ました。
あまり良い写真は撮れませんでしたが、ご覧ください。
見学したのは、諏訪神社の境内に作られた見物席です。
一番前の枡席で、しっかり見てきました。
諏訪神社の踊り場は、見たところ8m×12m位の広さの石敷きです。
ここで、六つの町会が順番に踊りなどを奉納します。
山車の上に載った子供や、踊りに参加する子供たちのお母さん、おばあちゃまが、着物を着て行列に加わっていて、華やかでした。
それぞれの町会の役員の方は、袴を脱いで尻端折りをしているのでカラフルなパッチが見えています。見せているんでしょうね。
整列して神様にお辞儀をしてから、本番です。
子供たちもお揃いの着物を着て可愛く踊っていました。
写真は大人の方の踊りです。
巫女さんのような装束で踊っていましたが、早変わりで華やかな衣裳になりました。
揃いの紋付を着た地方さんは、石の上に直に座って演奏しています。
これには驚きました。毛氈かござでも敷いたら...と思ってしまいました。
立ち上がると、もちろん着物が汚れていました。お気の毒。
丸山町には長崎検番があるので芸子衆の踊りが奉納されます。
見物客の男性から、お馴染みの芸者さんなのでしょうか、声が掛けられていました。
それぞれのグループは趣向を凝らした傘鉾を披露します。
桶屋町の傘鉾には象を載せています。長崎は日本で初めて象が上陸した所らしいです。
舟大工町の傘鉾には、棟上げの時屋根の下に収められるものが飾られています。
これらの傘鉾はかなりの重さだと思うのですが、中に一人の方が入って持ち上げています。そして、すごい速さでくるくる回ります。この赤いたれには唐子の模様がアップリケしてあります。
そして、それぞれの町会は、傘鉾の他に船型の山車を持っています。
これは、舟大工町の船に乗った凛々しい少年です。
この装束には、金糸で海老が立体的に刺繍されています。
長崎刺繍は、この立体的なところが特徴なのだそうです。
重い衣裳を脱いで漁師の姿になると、投網で魚を捕ります。大漁でした。
それぞれの町会が趣向を凝らした船を曳いて披露しますが、これを力いっぱい引いて、押して、回します。狭い場所を勢いよく動かし、最前列に並んだ役員さんににぶつかりそうになったり、石段から落ちそうになったりして、見物客をはらはらさせます。
勢い良く回したあと、石段を下りて戻ろうとすると、盛り上げ係の方が出てきて、「もってこーい、もってこーい」と客も巻き込んで掛け声を掛けます。すると降りかけた船は戻ってきて、また狭いところを行ったり来たりして、会場は盛り上がるのでした。
テレビで見たことはありましたが、実際に見るのは初めてで、興味深く見学してきました。
日が暮れて、周りが暗くなると、手振れがひどくなり写真はだめでしたが、最後はクジラ型の山車で、回りながら潮(水)を吹いて会場は大盛り上がりでした。
翌日は台風が来ないうちにと、朝早く長崎を出て、福岡からの便で帰ってきたので、見物もままなりませんでしたが、眼鏡橋は通り掛かりに見てきました。
福岡空港には博多山笠の山車が飾ってありました。
所変われば祭りの形態は変りますが、祭りに掛ける心意気はどこも同じようです。
今回は1泊で、早朝に家を出て、翌日の朝食後には長崎を出発するという、忙しい旅でした。
長崎は何度か訪れているので、行ったことが無かった出島だけ見学して、中華街でお昼を頂いてちょっぴり旅気分を味わってきました。
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