昨日お見かけした着物姿の若い方は、綾織で市松柄を織り出した黒の素敵なコートをお召しでした。
でも不思議なコート丈。七分丈でも八分丈でもなく、着物の裾から15㎝位上がった位置にコートの裾が有ります。
おぉ、微妙なコート丈…?と、見ると、前裾に前上がりが付いていました。
雨ゴートの様に裾まで丈が有るコートは、前身頃の裾に前上がりを付けますが、途中までの長さのコートには、前下がりを付けます。
つまりこの方は、身丈の短い方の長コートとして仕立てられた物を、9分丈(?)コートとして着ていたことになります。
長コートは、後裾から着物が覗かないように長くしますから、前裾が足の甲の上でたるまない様に前上がりを付けます。
半コート(七分丈、八分丈)は、衣紋を抜いて着ても前裾が上がって短くならないように、前下がりを付けます。
この違いお分かり頂けましたら、ご参考になさって下さい。
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