2012年1月22日日曜日

和裁塾だより 1/21 おひとりご入会頂きました

雪のちらつく悪天候の中、5名のご参加で開講致しました。

SZさんは今日が初稽古です。
昨年入会申し込みを受けていたのですが、今日から始める事になりました。
和裁経験がお有りになるという事で、袷からのスタートです。
以前はcm.mでなさっていたとの事、寸尺寸法は初めてで、寸法の割り出し、裁ち切り寸法の計算、用尺の計算と戸惑っていましたが、皆さんが通る道です。
頑張りましょう(^_-)-☆
地紋の起しで染めた色無地で、松煙染めの様なグレー、ムラ染めで味が有ります。
地紋が立涌でその中に細かい柄が織り出して有ります。
柄合わせが難しく手間取りました。
身頃のみ標を付けました。
次回は裏を裁ってすべての標付けを終えたいと思います。
お疲れ様でした。

SEさんは、単衣の仕立て中ですが、ちょっと寄り道して単衣帯を仕立てました。
手先は松葉仕立てにして、お太鼓の端を絎けます。
たぶん博多織だと思いますが、布が堅くて縫うのが大変でした。
時間が掛かってしまいましたが、完成しました。
単衣の方は衿の標付け、この単衣は縫い直しで共衿が短かかったため地衿から切り取りました。
地衿には共衿の下になる部分に別布を足します。
ここで時間となりました。次回から縫いに入ります。

Nさんは2部式襦袢の無双袖袖付けです。
標通りに縫えなくて手直しをしましたが、袖付けの止めもマスターされて終わりました。
袖裏の絎けは宿題にして、半襟を掛けました。
既製品のウールアンサンブルの寸法直しをしたいとお持ちになりましたので、どこをどう直したらよいかアドバイスしました。次回からこれに入ります。
直しは面倒ですが頑張りましょうね。

HTさんは浴衣です。
標付けはほぼ終了。縫い始めました。
揚げを縫って絎け、背縫いまで進みました。
丁寧にきれいにお縫いになるので、仕上りが楽しみです。

Hさんは長襦袢を縫っています。
宿題が終わっていなかったので、そこからです。
居敷き当ての上端を絎け、袖繰り縫い代から脇縫い代を裾まで絎けて、裾の折返しも絎けます。
絎けがいっぱい大変です。
そこまで済めば立て衿付けです。頑張って下さいね。

お稽古が終って表に出ると、冷たい雨が降っていました。
みなさま、足元の悪い中、ご参加頂き有難うございました。
お疲れ様でした。

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