2012年1月29日日曜日

和裁塾だより 1/28

寒い1日でしたが、皆様早起きして和裁塾に来て下さいました。
今日は5名の方がご出席下さいました。有難うございます。

SKさんは大島紬の単衣の裄直しをしています。
身頃の肩幅を出して絎ける宿題をしてきて下さったので、袖付けに進む事ができました。
1時間ほど早くお帰りになったのですが、片方の振り絎けが宿題になったものの、ほぼ出来上がりました。
裄直しが2回の受講で出来ました。お疲れ様でした。

SDさんは浴衣を縫っています。
衽が付いて褄下裾絎けも仕上げていらしたので、今回は衿付けです。
衿の標付けに問題発見で、やりなおしました。
地衿に共衿を縫いつけて、身頃の衿肩明きに力布を付けます。
衿肩周りには、待ち針を丁寧に打って衿付けをしました。
三つ襟芯を付けたら、衿幅を標しして、衿の中に入る縫い代は丁寧に伸ばし、忍び綴じを2本入れ、衿を絎けます。
バチ衿は、衿先の20cmを残して衿を絎けてから、衿先を作った方がきれいにできるのです。この衿絎けを宿題としました。
袖が完成していなかったので袖口絎けも宿題です。
これで次回は、衿先と袖付けで完成です。後少しです頑張って下さい!

Hさんも浴衣です。
後身頃の揚げと背縫いまでが宿題でした。
背縫いの糸こきが不足していたので手直しをして、後ろ幅肩幅を標しました。
前の揚げを縫って絎けて、脇縫いです。
袖付け周りの縫い代を伸ばして、脇縫いからぐるりとミミ絎します。
片方はほぼ完成、もう1っ方が宿題です。
脇縫いが終わるとほっと一息ですね。
衽の柄合わせがまだ済んでいないので、次回は標付けをすべて終わらせます。
しゃれた浴衣が完成しそうです。

SGさんは、紬地の更紗小紋、袷です。
表と、裏を縫い上げていらしたのですが、裏の衽付けに難が有ったとの事で直していました。
そして、いよいよ裾合わせです。
表と裏のつり合いは裏を2㎜位つらせて、裾芯は少し緩めて、3枚一緒に縫います。
表に1分のきせを掛けて、仕付で押さえたら裾綴じをします。
褄先を残して、裾綴じまで進みました。
次回は褄先、身八つ縫い、袖付け、そして裏表のつり合いの確認です。
縁会では、初めての袷に挑戦中のSGさん、仕上がりが楽しみです。

午前中はお仕事で、午後から来て下さったOさん、和裁を始めるまで、殆ど針を持った事が無いという事ですが、熱心で丁寧なお仕事振りには、感心します。
3枚目の今回は、優しい色合いの綿の単衣を縫っています。
格子の柄合わせは大変です。上の方では柄が合っていても、段々ずれて裾では全く合わなくなってしまいます。
そこで、背縫いの柄は、目立つところがきれいに合うように、内揚げで調整しました。
背縫いの上部は袋縫いにして、居敷き当てを付ける揚げから下は1度縫いです。
衽も袖も身頃を縫ってから柄を合わせます。
柄合わせは手間が掛って大変ですが、それだけに仕上がった時の喜びはひとしおです。

みなさま、お寒い中、お忙しい中のご参加有難うございました。
お疲れ様でした。宿題頑張って下さいね(^_-)-☆

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