2011年1月30日日曜日

和裁塾だより 1/29

今日の和裁塾は、参加者がお二人でした。
キャンセルの連絡が有りお二人になったので、午後からの開講となりました。

Hさんは袷着物の裄直しです。
宿題が分からなくなってしまったとの事で、前回の続きです。
お袖はきれいに出来上がっていましたので、肩幅を出すために標付けをしました。
裄寸法が長いので、身八つ口の下5寸から直します。
裏があるのでなかなか大変です。
次回は、身八つ口を縫って袖付けです。
午後からの開講だと、時間が短くて仕事が進みませんね。
次回は午前中からやりたいですね。

身丈も裄も長いSさんは、仕立直しの小紋に挑戦中。
前回は広く開いた衿肩明きの処理に手間取りましたね。
身頃の継ぎ接ぎが終わり、標付けをしましたが、今度は衽丈が足りません。
足りない分は、共衿をカットして衽に足して間に合わせました。
衿布の下前になる方にも共衿の残りを足します。
共衿は、地衿を共衿先の位置でつまんで縫い、
見せかけの共衿にする事で処理します。
                  図はクリックで拡大表示されます。
共衿のつまみ部分の出来上がり線より2,3分奥を縫って、
共衿の下に新モスなどの芯を入れて共衿先の縫い代にとじ付けます。
これで、衽丈や衿丈が確保できます。
縫い直しは大変です。

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