もう11月!今年も残り2か月となってしまいました。
年内にすべきことが沢山、忙しくなります。
1日
TNさんは、小紋単衣です。
居敷当の背綴じ脇綴じをしました。
FMさんは、うそつき半襦袢の替え袖です。
サイズ違いを何枚か縫っています。
SMさんは、袷紬です。
袖付けを少々手直しして、表裏の釣り合いを直しました。
OMさんは、浴衣です。
袖付けをして、振りを絎け、身八つ止まりの閂止めをして浴衣完成です。
藍地 「流水に杜若・かきつばた」または、「流水に花菖蒲・はなしょうぶ」柄の浴衣です。
柄合わせに苦労しましたが、洒落た柄ですね。
花弁中央の筋が白いのが杜若で、黄色いのが花菖蒲なのですが、藍色と白ではわかりませんね。どちらなのでしょう?
実はこの浴衣、反物の幅が狭く丈も短いので工夫をしないと希望の寸法に仕上がりません。
上の写真は、右前身頃や衽の衿先あたりの写真です。拡大すると見やすいと思います。
衽の黄色い横線は接ぎ目です。四本の継ぎ目という事は5枚の布を接いであるという事になります。
反物が短く丈が足りない時は、袖下の縫い代や内揚げを少なくとり、共襟下の地襟部分には別布を使います。そして、別布を使って節約した分を右衽に足して接ぐのです。
それでも足りない時は、身頃の揚げ位置あたりから衿先あたりの衽に別布を使います。
この浴衣は、柄合わせのために少し残布が有ったのでそれを幅半分にして、それも足し4か所の接ぎになったわけです。
衿布の幅が足りず、ばち襟の胸から下が広くなっていません(裏に布を足せば広くできますが、着用に不便が無いので省きました)
袖幅がぎりぎりで、振りの絎け代が取れなかったので、別布を足して絎け代にしました。
こんな工夫をして、やっと出来上がったわけです。
これも自分で仕立てるからできたもので、普通の仕立て屋さんでは「幅も丈も不足でこの寸法では仕立てられません」と断られるかもしれません。
OMさん、お疲れさまでした。接ぎ接ぎで縫うところが多く大変でしたね。
2日
IKさんは、長襦袢です。
後揚げを縫って絎け、背縫いに進みました。
TMさんは、二部式長襦袢の裾除けです。
裁って標を付け、背縫いをして後幅を付けました。
次に脇縫いに進みました。背縫いの絎けを脇縫いの絎けは宿題です。
HGさんも長襦袢です。
前揚げを縫って絎け、脇縫いをしました。
HDさんは、肌襦袢です。
衿縫いにきせを掛け、衿幅を標しました。
衿裏を絎け衿先を作って残りを絎けました。
袖付けに進みました。次回で完成ですね。
この日は私も長襦袢の直しをしていたので、皆さん襦袢という事でした。
皆様、有難うございました。お疲れ様でした。
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