2011年8月19日金曜日

和裁塾だより 8/17

久し振りに大雨ですね。
涼しくなって嬉しいですが、こんなに降ると災害が心配です。
夫は群馬でゴルフです。
お土産は、泥だらけの洗濯物でしょうか…?

一昨日17日は久し振りに和裁塾を開講しました。
猛暑の中、4人の方がご参加下さいました。

Knさんは、2回目の受講です。
前回、八寸名古屋を仕上げて、今回は駒絽の小紋の袖丈を詰めたいとお持ちになりました。
ところがこの小紋、地の目が全く通っていなくて、そのまま丈を直すと歪んだままになってしまいます。仕方ないかと思ったのですが、ご本人が気になさるので、思い切って袖を縫い直す事にしました。
袖をすべて解いて、地直しから始めたのでかなり時間が掛ってしまいました。
でも、次回には出来上がるでしょう。
袖口の絎け、大変ですが頑張って下さいね。

Kmさんは、先月見学にいらして、初めての受講です。
化繊の入った夏着物の、裄直しと袖丈出しがご希望です。
この着物はお母様の物で、布幅が狭くご希望の袖幅にはなりません。
が、良く見ると、袖口の絎け代がかなり多くとって有るので、袖を縫い直して袖幅を確保する事にしました。
Knさんと同じく、袖を一から縫い直します。
裄直しなんて、1回位で出来るとお考えの方が多いのですが、なかなかそうはいきません。
直し物は、その都度状況が違いますので、どうしたら良いかその都度考えて決めなくてはなりません。そこが難しいところです。
だから普通のお教室では、初心者の方にはなかなか教えて頂けないのです。
Kmさんも、お姑さんに浴衣も縫えないのに直しなんか出来るの?と言われてしまったそうです。お姑様ごもっともです。

Iさんは、前回から単衣の身幅出しと、袖丈出し裄直しをしています。
布幅が狭くて、振りの絎け代が足りないので、振りに別布を付けて絎けました。
身幅を出して脇縫い、布が厚みのある紬なので脇縫い代は割って絎けます。
脇縫い代を割って仕上げる時は、脇縫いを2本縫って忍び綴じを入れてと、3回縫う事になり手間が掛ります。
脇縫いの後、肩幅を測って袖付けの標しをしました。
袖付けの縫い代の折り方が、初心者の方にとって理解し難いところのようです。
浴衣の仕立てを思い出しながら、袖付け周りの絎けまで進みました。
次回までに脇縫いを両方やって来て頂くと、袖付けをして完成になります。
頑張って下さいね。

Nさんは、先週土曜日に初受講のご予定だったのですが、私の都合で休講となったため、今回が初受講になりました。楽しみにして下さっていたのに、申し訳ありませんでした。
初作品は、うそつき襦袢です。
化繊の長襦袢地で、裾除けと、単衣の袖と袷の袖を縫います。
半襦袢の身頃は新モスです。
初めは、身頃は一枚で袖を季節で取り替えるという予定でしたが、身頃を縫うのは簡単ですので、単衣袖用と無双袖用に身頃も2枚縫う事にしました。
Nさんは、少し和裁の経験が有りますので、のみこみが早く、午後からの参加でしたがかなり捗りました。
次回は、午前中からいらっしゃれるので、更に捗りますね。

では、みなさま健康には充分気を付けてお過ごし下さいませ(^.^)/~~~

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