手振れ気味の画像で申し訳ありませんがどうぞご覧ください。
右端の可愛らしい色合いは御岳組で『紅梅』。
日本の色名『紅梅』を使って紅白の梅花と苔に覆われた古木のイメージを表した物。
隣は色違いで『木瓜・ぼけ』次は『睡蓮・すいれん』。
『睡蓮』は同銘の古い能衣裳からの意匠なのだそうです。
美しい衣裳だったとの事、その能衣裳も機会が有れば是非拝見したいです。
次の2本は下の能衣裳『秋草模様唐織』からの意匠で、笹波組と高麗組です。
次の2本は下の『亀甲花菱模様打掛』からの意匠で、御岳組と亀甲組です。
その左はの2本は、本貝の口組で、箔を散らした美しい料紙を表した物。
左端は古い羅織の布『白地大花文羅』からの意匠で、高麗組です。
これらはすべて、道明ならではの複雑な暈し染めや段染めを施された糸から、組み出されます。
正倉院には、組紐が沢山残されています。
過去に『正倉院の組紐』というページ数180余りの大型本が、出版されているくらいです。
右端は、右縒りと左縒りの糸を並べて組んだ安田組。
隣は、それを地内記組で表した帯締めです。
左側にたくさんある細い紐は、奈良組です。
同じように見えるこれらの紐は、それぞれ糸の本数や玉数を変えて組んであります。
紐どうしを組み合わせて結んだり、水晶などの玉や金属の飾りを通して、腰に下げたりしていたようです。
昔の方も工夫をしておしゃれを楽しんでいたのですね。
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