2011年11月24日木曜日

和裁塾だより 11/23 初稽古おふたり

予てから、お問い合わせご見学を頂いていましたお二人がご入会され、四人の出席で開講致しました。

Tさんはお母様の羽織で名古屋帯を仕立てていましたが、完成しました。
芯地が薄くて頼りなかったのでお太鼓の芯をもう1枚追加しました。
そんな事で完成が遅れてしまいましたが、素敵に出来上がりました。
なかなかの出来栄えです。            
そして、前回に柄合わせをした金魚柄の浴衣の標付けを致しました。
繰り越し揚げの縫いと絎け、そして背縫いが宿題です。

KKさんは初稽古です。
肌襦袢を縫いました。さらしを測って裁ち標を付けて、袖を縫いました。
身頃は脇縫い絎けまで進みました。
片袖と、片方の脇縫いまでが宿題です。
KKさんの針刺しは、フェルトで作ったハリネズミのハリー君です。
お手製です。可愛いでしょ(^_-)-☆

KBさんも初稽古で、浴衣を縫い始めました。
男物の反物ですが、ご自分の浴衣にされるという事で…この浴衣、古い物らしく丈が用尺に全然足りません。
男物の柄なのに布幅も九寸袖幅がやっと取れるという状況です。
袖丈と身丈を1寸減らして、身頃は切り下げ繰り越しでなんとか裁ち合せました。
標付けもすべて終えて、袖の縫いへ進みました。
袖下の袋縫いと、袖口から振りまでの縫い、そして背縫いが宿題です。

Nさんは、2部式襦袢を縫っています。
合繊の長襦袢地1反で、裾除けと単衣袖と無双袖を縫い、新モスで肌襦袢の身頃を2枚縫います。
これで、裾除けと単衣袖半襦袢と無双袖半襦袢が出来上がります。
前回は単衣の袖付けをしましたが、問題ありで手直しをしました。
袖付けの止めがマスターできないので、もう1度やり直し振りの絎けへ進みます。
そして、プレタ羽織の乳位置直しと袖丈詰めをしたいとお持ちになりましたので、そちらを優先にしました。
乳位置の寸法がはっきりしないので、そこは後回しにして、袖丈の詰めをしました。
袷のお仕立ては未経験のNさんですが、片袖ができました。
袷の袖丈を詰めるのはなかなか面倒なのですが、ご自分で直せて満足のご様子でした。

みなさん、お疲れ様でした。
では次回まで(^.^)/~~~宿題頑張って下さい。

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