子供の時クリスマスプレゼントに市松人形を貰いました。
母に市松人形と西洋人形とどちらが良いかと訊かれて
即座に市松が良いと答えました。六歳くらいだったと思います。
年が明けてから、呉服屋さんに行き人形用の布を買ってくれました。
あの頃は、子供の着物用の布を計り売りしてくれたのです。
そして母は、着物一式とお布団一式を縫ってくれました。
それから、毎日毎日人形遊びをして過ごしました。
その市松が引越しのどさくさで無くなって、悲しい思いをしました。
それから何十年か後、大人になってから買ったのがこの人形です。
この着物は孫の七五三、三歳の着物とお揃いです。
娘の七歳の時の着物を洗い張りしてあったので、その衽分で出来ました。
七歳用は本裁ちですが、三歳用は四つ身裁ちで衽分が要らないのです。
この人形用に初めて縫った着物です。
この長襦袢は暈し染の帯揚げで作りました。
紅いところを衿にしたので半衿いらずです。
この着物は縮緬の風呂敷で作りました。
湯布院の和物屋さんで買いました。
この着物はこの人形に良く似合います。
何枚か作って着せてみて分かったのですが、
お人形にも似合う物と似合わない物があるんです。
似合わないのは、くすんだ赤の無地縮緬です。
つまみの髪飾りも持っています。
小さくても人の着物と同じに縫うので、小さい分細工が大変です。
でも縫っている時は楽しいです。
人形作家の奥様で、ご主人の作品の着物を縫っていらっしゃる方にお見せしたら、
人形用はもっと簡単に縫ってあるとおっしゃっていましたが
どこをどう省略したらいいかわからない私は、人間用と同じに縫っています。
昨年のブログお衣裳持ちの人形も合わせてご覧下さい。
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