2013年6月27日木曜日

和裁塾だより 6/26 竺仙かご染め浴衣完成!

今日も6人の参加で開講しました。

前回で附下を完成させたMさんは、初心に帰って、今日から木綿の単衣です。
ご自分で裁って遣り掛けだったという伊予絣の単衣です。
ご自分で裁った身頃の、裾の地の目が通ってなかったので、絣柄が裾で曲がることの無いように、地の目を通して裁ち直しました。
裾でカットした分、身丈が不足しないように、襟肩明きを切り下げにして、身頃の標を付けました。
他の部分はまだ裁ってなかったので、規則的に並んだ絣柄を衽付や袖付できちんと合わせるため、身頃を縫ってから、衽や袖を裁つことにしました。
身頃の揚げと背縫いの縫いに入りました。
秋単衣に着られるように、頑張りましょう。

Kさんは、浴衣をほぼ仕上げていらっしゃいました。
広襟仕立てにしたので、襟の中心にスナップを付けて、振り絎けなど少々手直しをして完成しました。初作品完成おめでとうございます。
ご覧ください。竺仙のかご染め(両面染め)浴衣です。
竺仙のかご染めは生産を止めてしまったので、貴重なものになりました。
日本舞踊をなさるので、お稽古用で広襟にしました。
両面の柄のアップです。
男物の柄なので、きりっとして良いですね。
そして、次の作品も浴衣です。
東京染め注染の藍地の小茄子の柄。広げると皆さんから「可愛い!」の声が上がりました。
本当に小茄子が可愛いんです。
用尺を見積もって、柄合わせをして荒裁ちまで進みました。
次回は標付けをして縫い始めます。仕上がりが楽しみですね。

Yさんは袷の直しです。
身幅と裄を出して、袖を縫い直します。
今回は胴接ぎと、裾の縫い裾綴じまででした。次回は身八つを縫って脇に綴じを入れて身頃を仕上げたいと思います。それから袖を縫いましょう。
お忙しくて月1回しかいらっしゃれないのですが、何とか袷の時期までには仕上げたいと思います。頑張りましょうね。

Nさんは浴衣です。
お嬢さん用なので、お袖の丸みを大きくしました。
片袖の丸みを、説明しながら私が作りましたら、もう片方はご自分できれいに仕上げました。
次に袖口を絎けて、身頃に進みました。
揚げを縫って背縫いです。この揚げが、柄合わせのため前身頃の片方は無くて片方は20㎝以上あるので戸惑ってしまいますね。
夏中に仕上げて、9月の文化祭に間に合わせなくてはなりませんから、宿題一杯です。
頑張って下さいね。

午後からいらしたMさんは、本塩沢の単衣です。
揚げと背縫いをしていらしたのですが、背縫いが裾で3分くらいずれていました。
布目が曲がっていて、標を付けてから直したりしたので、そのせいでしょうか?
合わない分を揚げで調節したので、ほとんどやり直しになってしまいました。
細い縞目を合わせて縫うので時間が掛ります。
お疲れ様でした。

午後大分遅くTさんがいらっしゃいました。
海島綿の長襦袢がほぼ出来上がって、袖口の止めと半襟掛けの予定でした。
袖口の止めを…と見ると耳に切込みが有ります。
ご自分で、地のしの時に耳がつれているからと、切込みを入れて伸ばしたのだそうです。
切込みを入れた時は、袖口は絎けなくてはなりません。
ここで絎けることになってしまいました。残念!
袖口を絎けて袖口の止めをし、半襟の途中で時間になってしまいました。
続きは来週で完成ですね。あと一息です。

終わって外に出るとかなりな雨降りです。
みんなで濡れながらトランクルームまで荷物を運びました。お疲れ様でした。


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