6日は5名でした。
EGさんは長襦袢です。
いよいよ袖付けです。
身頃と袖の袖付け標を確認して、袖付けどまりに止めを入れ、袖付けを縫いました。
縫い目にきせを掛けて、振りを仕上がり線で折りました。
袖付けどまりの1寸上から振りを絎けました。
最後に袖山の縫込みにミミ絎けを3目いれて終了です。
身八つ止まりには閂止めを入れました。
半襟付けに進みましたが、衿芯を付けたところで時間となりました。
続きは次回です。
MBさんは、男物単衣です。
脇絎けの続きから始めました。
前幅を標して、衽付けをと思ったのですが、衽の標が間違っていました。
左右別々に標を手直ししたのですが、襟付け流れが左右でかなり違ってしまいました。
この布は布目の曲がりが強く、地のしをしても戻ってしまうので、この誤差はそのせいだと思われます。
最初から衽の標を付け直すことにして、標をすべてとりました。
次回は衽の標付けからです。
TNさんは、大島の単衣です。
脇縫いをして、袖付けの標を前身頃に写し、袖付け周りの縫い代を整えて、身八つ下に忍び綴じを入れました。
袖付け周りの付けは、居敷当を付けてから脇絎けに続けてやるので、ここでは仕付で留めておきました。
OSさんは、絹物単衣です。
脇縫いをしようとしたら、前揚げに間違い発見で、手直ししました。
次に脇縫いです。ミミを揃えて、裾もずれないように、前後の布の釣り合いは平らにと慎重に待ち針を打ち縫い終わりました。
この布は、白地に黒糸で、まるで細かい絣のごとく柄を織り出してあります。
そのため布が厚いのと、布幅が広く脇の縫込みが多くなります。
脇縫い代のかさばりを軽減するために、脇を2度縫いにして割ることにしました。
手間は増えますが、すっきり仕上がります。
段々上級の仕立てを覚えて頂きます。
IIさんは長襦袢です。
お袖が縫い上がったので、身頃に進みました。
糸印のカットからです。
後ろ揚げを縫って仕付けを掛けて絎けました。
背縫いは、居敷当を付けず、ずらぶせ(ずらして縫って、折り伏絎け)にするので、左右の身頃を1分5厘ずらして縫いました。
本日は残念ながら早じまいで、ここまででした。
7日も五人でした。
そのうち三人が初稽古で、そのお三人が浴衣の裁ちを予定している事に、何週か前に気付き、無事に済むかと心配をしていましたが、お一人は長板染め浴衣で、お一人は柄合わせの無い木綿の縞で、注染浴衣はおひとりだったので何とか終了しました。
TNさんは大島の単衣です。昨日に続いての受講でした。
全く昨日と同じ作業で、反対側の脇縫いをしました。
私は、2度ほど確認しただけでほとんどおひとりで進めて下さったので助かりました。
KMさんは浴衣です。
布端がミミになっていなかったので、背縫いは袋縫いにしました。
1度目の表からの背縫いをしてきて下さったので、今回は裏からの2度目の背縫いです。
1度目の背縫いを割って裏に返し、丁寧に待ち針を打って縫いました。
後幅と肩幅を標したら、前揚げを縫っ絎け、脇縫いを縫います。
前身頃に袖付け標を写して、脇縫いにきせを掛けました。
背縫いにもここできせを掛けました。
袖付け縫い代を折り上げたところで時間でした。
反対側の脇縫いが宿題です。
AMさんは、長板染めの浴衣をお持ちになりました。
寸法確認、用尺計算見積もりと進めました。
背縫いに同じ柄が並ばないように、追い裁ちにしました。
柄合わせを決めて裁ち、お袖と身頃の標を付けました。
少し丈が不足していたので、下前の衽に襟分からカットした布を接ぎ、共襟下には別布を足して間に合わせる事にしました。
そのため、衽の裁ちは後回しにして、お袖を縫い始めました。
SDさんは注染の浴衣です。
寸法計算、用尺計算見積もりと進めました。
大きな麻の葉がらです。麻の葉の柄がなるべく続くように柄合わせをしました。
型接ぎは目立ちませんでしたし、丈はたっぷり有り、柄に上下がないので大分楽でした。
やや手間取ったものの順調に進み、お袖と、身頃の標が済みました。
KMさんは、縞木綿の単衣です。
寸法確認、用尺計算見積もりをしたら、柄合わせが全くないので端から袖、身頃、襟衽と測って裁ちました。
お袖と身頃の標付けまで進みました。
お三方の裁ちが無事に終わって、良かったです。
この後、フジフィルムのイベント出席のため綱町の三井倶楽部まで出掛けたのですが、予定時間に出掛けることができました。
皆様、有難うございました。お疲れ様でした。
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