2017年9月16日土曜日

和裁塾だより 9/13 9/14 長襦袢3枚完成!

13日も、14日も4名での開講となりました。
13日は、都内からいらして下さるNTさんが珍しく10:00到着でした。
いつもお早いMBさんと、THさんもご一緒でした。
駅からの道の途中で出会って、THさんが車に乗せて下さったそうです。
続いて、SDさんもいらっしゃって、すごく早くメンバーがそろいました。

NTさんは、「室町浅見」の「菱上布」で夏用の長襦袢を縫っています。
あちこち、絎け残しが有ったので、まずはそこを絎けました。
次は半襟付けです。
バイヤス襟芯を長襦袢に縫い付け、半衿も縫い付けて、内側は半襟で芯をくるんで縫い付けます。
きれいに縫い上がりました。
時間がなくて画像は撮れませんでした。

THさんは、絹物単衣です。
脇絎けです。
袖付け周りの縫込みを整えて、仕付で留めておき、身八つ下に忍び綴じを入れました。
居敷当の布を身頃の脇縫いに綴じて、脇縫い代をくるむようにして折り絎けをします。
脇の絎けは長い長い道のり、慎重に丁寧に絎けました。

MBさんは男物単衣です。
衽の標付けを間違えていたので、標付けをやり直しました。
両方の衽付けまで終了です。

SDさんは、浴衣です。
お袖を縫いました。
袖下の袋縫いをして裏に返し、口下から丸み袖下まで縫い、丸みを作って袖口の三つ折り絎けまで進みました。
身頃は後ろの揚げを縫って、背縫いは宿題です。

14日も4名でした。
MOさんは、四つ身の浴衣です。
裁って、標付け、袖縫いまで進みました。
男の子の四つ身なので、筒袖です。

EGさんは、麻の長襦袢です。
半襟付けをしました。
バイヤス襟芯を縫い付け、半襟を縫い付けます。
裏側は襟芯の余分をカットして伸び止めテープを貼ります。
衿芯を半襟でくるむようにして、縫い留めて終了です。
長襦袢完成で、EGさんは大喜びでした。
単衣の時期から涼しく着ようという事で、無地の麻地で仕立てました。
色は「香色」です。
次は、ウール小紋の単衣を縫います。
頂き物の古い布で、布幅不足、用尺も不足しているので、袖幅を2分カット肩幅に2分プラスして裄寸法を合わせます。
用尺不足は、下前の衽の不足分を下前の襟からカットして、襟に別布を足します。
少し変形した亀甲柄で、柄合わせはどうなるかと思ったのですが、思いのほかスムーズにできました。
裁ちと、袖の標付けまで終りました。
衽と襟は、縫いながら柄合わせをします。

TMさんは、長襦袢を縫っています。
この長襦袢の前に仕立てた長襦袢を仕上げてお持ちになりました。
「室町浅見」の「長夜」です。
今回の長襦袢は縫い直しです。
以前は、竪襟の無い仕立てだったので、片方の無双袖で竪襟を取ります。
残布を利用して袖口布付の半無双に仕上げて、見せかけの無双袖にします。
この日は全員裁ち標になってしまったので、裁ちが済んでいたTMさんには、お袖の縫いに進んで頂きました。
袖と袖口、振り布を裁って標を付け、袖口布の縫いに進みました。

SYさんは、午後からでした。
爽竹の長襦袢を縫います。
先日どなたかも、爽竹の長襦袢を裁ちましたがその時と同じように用尺がやや不足しています。
内揚げ無しか少な目で、裾返りもぎりぎりにすれば足りるのですが、今回は襟先布なしで仕上げることにしました。
見積もって裁ちまで進みました。
次回から標付けです。

皆様、有難うございました。お疲れ様でした。

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