2013年6月22日土曜日

和裁塾だより 6/22 浴衣と単衣完成


本日は6名の方がご出席で開講いたしました。
 
KIさんは、宿題でほとんどできていた浴衣をお持ちになり、身八つ口下に閂止めをして完成です。
宿題だった部分もきれいにできていました。
背が高い方なので、布が不足していて柄合わせには苦労しました。
写真では、下前の身頃と上前の衽の柄が丸く繋がっていますが、着た時には下前身頃は隠れますから問題はありません。両袖の柄が対象になってしまいましたが、後ろ袖付けの柄を合わせたのでこうなりました。着てしまえば前袖の柄はそんなに気にならないものです。
実はこの浴衣、布丈が大幅に不足で、下前衽に足し布をして、共襟の下も別布を使ってあります。
柄のアップです。藍と白の染めですが、横に細かい縞がはいっているのでコントラストが弱まって大人しい印象です。
そして、次は阿波しじらを縫っています。前回背縫いまでだったので、後ろ幅肩幅を標して脇縫いに進みました。
お袖を縫っていらしたのですが、片袖の袖口下に問題ありで手直ししました。
浴衣より上級の仕立てとして、袖にはぞべで仕付をしました。
背縫いは、ずら伏せなので、この絎けと脇縫いが宿題です。

Sさんは赤ちゃんの甚平を縫っています。
今日は紐付けと、閂止めです。要領が分かったようなので、残りは宿題にして、次の作品に掛りました。
次は寝巻を縫います。用尺を見積もって、裁ちました。
袖に標を付け、縫い始めました。
甚平と袖縫いの続きが宿題です。

Hさんは綿紅梅の浴衣を縫っています。
背縫いのずら伏せが出来上がって、脇縫いの絎けをしました。
身八つ下の忍び綴じで手間取りましたが、片側のミミ絎ができたので前幅を標して衽付けに入りました。
脇絎けの片側と両方の衽付けと絎けまでが宿題です。
急いで縫って夏に着なくては…頑張りましょう。

Iさんは浴衣を縫っています。今日は襟付けです。
共襟と地襟の襟付け縫い代部分をぐし縫いして、身頃には力布を付けました。
浴衣を連続で3枚縫っているので、難しいところも少しずつご自分でやって頂きます。今日は襟付けの待ち針をやってみました。
ちょっと手直しをしましたが、大分理解が進んできたと思いました。
襟を付けて襟幅の標をしたのですが、三つ襟芯用の新モスを持ってこられなかったので、襟は途中にして、袖付けに進みました。
袖幅の標が付いていなかったので、標を付けたところで、時間となってしまいました。
次回の宿題までで完成できるようにしたいと思います。

KNさんは、単衣着物完成です。
極上大島紬の絣柄のように織柄で表現されています。
絹物は初めてだったので、大分掛りましたが、仕上がりました。
お疲れ様でした。
ちょっと見ると大島紬みたいですが、絣ではなく織柄です。
次は長襦袢です。
和裁塾縁会で流行中(?)の浅見の長襦袢、斜め格子が暈したように染めてあります。
型紙を使わず、職人さんが刷毛ですーっと柄を描いて染めるのだそうです。
斜め格子の柄合わせは難しいのですが背縫いの柄を合わせて身頃のみ裁ち、標付けをしました。

Mさんは、紬単衣の直しです。
今日も午前中2時間だけの参加だったので、時間はあっという間に過ぎ去り、片袖を付けただけで終わってしまいました。残念!
次回は完成させたいと思います。秋単衣にはお召しになれますね。

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