2013年3月31日日曜日

おしゃれな道明の組紐達2

道明組紐教室では5月の道明展に向けて組糸の注文を受けています。
教室のたびに、美しい組紐をご紹介されるので、どれを注文しようかと迷ってしまいます。
下の写真は、先週のお教室で紹介されたおしゃれな組紐達です。
どうぞご覧下さい。画像の上でクリックすると拡大表示されます。

こちらは、段染めの冠組です。
上の2本は『花信風』で、上から紫・金茶と錆朱・緑の取り合わせです。
下の1本は締めた時に、脇になる部分にも段染めが入った『火末・ほずえ』で、錆朱・茶の取り合わせです。
こちらは暈し染の唐組で、上は『あじさい』下は『ぼたん』です。
素敵な色でしょ。我師のデザインです。
道明では、日本画家村上松園作「序の舞」からの意匠で、高麗組の『序の舞』という帯締めが販売されていますが、こちらはその『序の舞』と同じデザインで色違いです。
それぞれ、左が高麗組、右が御岳組です。
初心者の方でも組めるように、同じ色で御岳組もご用意下さいました。
こちらも我師のデザインです。
こちらはお店でも販売されている、ぼかしの笹波組です。
左から墨暈し、紫暈し、朱暈しです。
墨暈しは、私も持っていますが、とても便利に使っています。
こちらは暈し染めの高麗組です。
半分くらいのところで格子柄がジグザグ柄になるように暈し染めをしてあります。
締めた時には、左右で色柄が変わるわけです。
左の赤いのは東寺十二天像水天図からの意匠で笹波組と御岳組です。
翠は、その色違いです。赤と緑の部分は暈しになっています。
右の3本は重色目の冠組です。
左から『菫』、『桜萌葱』、『橘』、春の色達です。
こんなに並べられたらどの糸をお願いするか、だれでも迷ってしまいますよね。
でも、迷いながらも決めて、4本分の糸をお願いしてきました。道明展の時に受け取ります。

実は私、今月で道明組紐教室を止めることに致しました。
5年間くらい習おうと思って入門したのですが、もう9年も経ってしまいました。
4月からは、孫のお稽古ごとの送迎が週3回と忙しくなるので、これを潮に止めることにしました。
道明の記事をアップするとブログへのアクセス数が激増しますので、皆さんの関心の高さは承知しています。
まだご紹介していない日本の色名もございますので、これからも、組紐関連の記事はアップしていきたいと思っています。
今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

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無地紬完成(画像)

昨日完成したSGさんの無地紬の袷です。
コーディネイト画像が届きましたのでご覧下さい。

地味な無地の紬も、こんな可愛い帯を合わせると素敵ですね。

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2013年3月30日土曜日

和裁塾だより 3/30

今月は、平日クラスも土日クラスもお休みの方が多く、開講日を減らしたのですが、今日は寂しく3人での開講でした。
そして、そのうちのお一人が大幅に遅れたので、ほとんど個人教授でした。

SGさんは、前回で袷を完成されていたのですが衽裾の仕付が終わっていなかったのでそこをしました。
画像はご自分で撮って送って下さるそうです。
今日からは単衣の紬に入りました。
淡い緑の春らしい単衣です。
柄合わせの無い生地だったので、見積もってすぐ裁ちに入りました。
背の高いSGさんは布がいつもギリギリ、でも今回は少し余裕がありました。
裏襟をお持ちにならなかったので、襟の標付けだけは次回にして、標付けも終了。
袖の縫いに入りました。
4月中に縫い上げる予定です。素晴らしい!!

SKさんはお召しの袷を縫っています。
裏の衽付けをされていたのですが、ご自分できれいに縫えていないと手直しをしていました。
襟付けと思ったら、表に襟付けがまだです、との事。
表の襟付けに進みました。
表の襟付けが済んで、次は掛け襟です。
掛け襟に仕付を掛けて、襟先を縫い地襟に絎け付けました。
地襟にきせが掛らないように、丁寧に絎けます。
ここの途中からが宿題です。

大分遅れてもういらっしゃらないかと思う頃に現れたのは、Mさんです。
分からなくて宿題が進められなかったからと、いらっしゃいました。
紬の裄と身幅出しの直しをしています。
脇の絎けが上手くいかないとの事。説明させていただき納得です。
もちろん前回に宿題の説明をして居るはずなのですが、次の受講までに間が有ると、つい先送りにしてしまい、さて宿題を…と思った時には聞いたはずの説明をすっかり忘れてしまったという訳です。
皆さんそうなりがちですので、宿題はなるべく早くやりましょう。
お忙しいとは思いますが、和裁の宿題は最優先で、それが早く仕上げる秘訣です。

曇っていて寒い1日でしたが、表に出ると空気が冷たいこと。
この頃は1日おきに春と冬を繰り返していますね。
治りかけた風邪がぶり返しそうです。
皆様体調にはお気を付けて。

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2013年3月27日水曜日

和裁塾だより 3/27

今日は、銀座通りで歌舞伎座開場のお練りがあり1丁目辺りはすごい人出だったようです。
冷たい雨の中、見物人も役者さんも大変でしたね。お疲れ様でした。
いよいよ杮葺落し公演開幕も間近ですね。
もちろん4月のチケットは購入済み、楽しみです。

さて、今日の和裁塾は、雨の中来て下さった5人の参加で開講しました。
本当に寒い朝で、ダウンコート復活でした。

Mさんは、袷の附下を縫っています。
表の袖付けまでが宿題だったのですが、袖付け止まりの止めが違っていたので手直ししました。
裏袖を縫って、裏表の吊り合いの確認です。
吊るしてみると、かなり表がたるんでいました。
待ち針でたるみを止めておいて、裏身頃の胴接ぎで直します。
縫い直して再び下げて見たのですが、まだたるんでいます。
次回にもう1度確認をして直すことにしました。
袷はなかなか大変です。

MYさんは竺仙の奥州小紋です。
襟付けが終わり、襟の中の縫込みを整理して三つ襟芯を付けて襟幅の標を付けました。
襟幅を折り上げて共襟下に忍び綴じを入れました。
裏襟絎けはお家でやることにして、仕付で押さえました。
襟先を作って終了です。
裏襟を絎けてきて下されば、次回に袖を付けて完成です。
あと一息ですね。

Tさんは絽小紋を縫っています。
MYさんと並んでお座りになっていましたが、縫っているところもMYさんと同じところでした。
Tさんは一足先に終わって、袖付けに入りました。
単衣の袖付けは、お一人でできます。もう完璧です。

Kさんは浴衣を縫っています。
脇のミミ絎をなさっていらしたのですが、残念、上手くできてなかったので手直しをしました。
反対側の前身頃の内揚げを縫って絎け、脇縫いをしました。
次回は袖付け周りをミミ絎して衽付けに進みたいと思います。
おつかれさま。

Sさんは大きめの長襦袢身幅を詰めたかったのに、身頃をすべて解いてしまったので、身頃は縫い直し状態です。
背縫いを少し手直しして、後幅、肩幅の標を付け脇縫い脇絎けまで進みました。
片方の脇縫いが宿題です。
着る時期が今ですから、急いで縫わないとね。

夕方には雨が上がって少し気温も上がってきました。
この寒さで桜も少し長持ちして良かったですね。
明日は組紐教室の窓から不忍池の桜を眺めてきます。

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2013年3月25日月曜日

美味しいものふたつ

お菓子類はあまり食べないようにしているのですが、時には少しのお楽しみです。美味しいものをちょっと紹介させて下さい。
ひとつ目は『HIGASHIYA』の『棗(なつめ)バター』
2月末の写真でひなあられと一緒に写っていますが、上と右側が『棗バター』です。名前の通り棗の実にバターを挟み、カリッとローストされたクルミが載っています。
これは、どこにもないお菓子ですよね。(私が知らないだけ?)
包装も端正で美しく。ひなあられと棗バターです。
『HIGASHIYAGINZA』は銀座1丁目のポーラビル2Fにありますが、和菓子屋さんとは思えないインテリアです。
こだわりの食器なども販売しています。茶房もあります。

もうひとつは福岡にあるフランス菓子の『16区』の『ダックワーズ』です。
ここの焼き菓子はどれもおいしいのですが、左上のダックワーズが特にお勧めです。
ダックワーズって今はどこの洋菓子店でも焼かれていますが、実は、このお店のオーナー三嶋シェフが考案したお菓子なのです。
今まで色々なお店のダックワーズを食べましたが、美味しいと思ったのはマキシム(今は作っていないのか買えません)と16区のだけです。(私の好みですが)
包みも美しいです。今日まで新宿高島屋に出店しているようです。
ダックワーズとブルーベリーパイが買えるようですが、このパイがまたおいしいのです。
食べたい方は急いで新宿高島屋へどうぞ。
すぐにも、ブルーベリーパイを買いに行きたいのはやまやまですが、他のお菓子がまだあるので今回は我慢します。


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2013年3月24日日曜日

和裁塾だより 3/24

1週間ぶりの和裁塾でした。
この1週間の間、風邪に依る諸症状に苦しみながらも、お仏壇の掃除、お墓参り、おはぎ作りとお彼岸の仕事をこなしておりました。が、EOS学園の撮影実習と、楽しみにしていた邦楽演奏会は、残念ながらキャンセルせざるを得ませんでした。
そして今回の和裁塾は5人の参加で開講しました。

Mさんは袷附下を縫っています。
襟付けなど少し手直しをして、袖付けに進みました。
身八つ口を縫って、表袖付けまで行きました。
次回は裏袖付けを縫って、裏表の吊り合いを確認します。
ここまで長い道のりでした。お疲れ様(^_-)

Ⅰさんは半襦袢の単衣替え袖を縫っていましたが袖口の止めをして完成しました。
次は博多織、紗の8寸名古屋を仕立てました。
帯は硬くてなかなか大変な仕事ですが、順調に進み、残りは宿題で仕上がりです。

Hさんは紬の単衣を縫っています。
今日は襟先を仕上げ、袖付けに進みました。
襟裏の絎けが残っていますが宿題で完成です。

KIさんは浴衣です。
前回は揚げと背縫いが宿題でしたので、続きからです。
身頃は後ろ幅肩幅の標を付けて、脇縫いに進みました。
お袖の標付けがまだだったので、標を付けて縫い始めました。
KIさんは浴衣2枚目ですが理解が良く宿題もきちんとこなされるので、順調に進みます。
片袖と脇縫いの残りが宿題です。頑張ってね。

午後からいらしたKNさんは、お召しの単衣を縫っています。
脇縫いの絎けが少し残っていたのでそこからです。
ここで、衽の柄を合わせて標を付けました。
幾何学模様は、前幅の標が付いてからの方が柄合わせが決まります。
そして衽付けに進みました。

みなさまお疲れ様でした。
最近、ご連絡が無いまま休まれる方、こちらから発信したメールにお返事が無い方、期日までに翌月のご予約をして頂けない方が多くなっています。
どうぞ、ご協力よろしくお願いいたします。

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2013年3月18日月曜日

和裁塾だより 3/17  浴衣完成

6名のご予約を頂いていたのですが、キャンセルが相次ぎ3名になってしまいました。
風邪をひいてしまって具合が悪かったのですが、3名の方が来て下さるのなら行かなくっちゃと出掛けて行きました。
おひとりからは遅くなりますとメールを頂いていました。
会場に到着して準備ができてから、もうお一人からも遅れますとメールが来ました。
私は頭痛に耐えながら、ひとりでぼ-っとしていました。
お昼近くになっても何方もいらっしゃらないので、連絡の無いおひとりにメールで確認しました。
「今病院にいます。当分お休みします。」との返信。日曜日に病院とは入院?
先月「具合が悪いので今月はお休みします」とメールを頂いたのですが、まさか入院とは…

お昼近くなってIさんがいらっしゃいました。
Iさんは、浴衣を縫っています。
どこまでだったか?前回からしまいっぱなしでした…との事。
片側の脇が絎けまで終わって、片方が縫いの途中でした。
縫いの続きから始めて、袖付け縫い代を整え、身八つ下に忍び綴じを入れて、脇のミミ絎けまで終わり、前幅の標を付けました。
衽の柄を合わせて、衽の標を付けました。
次回までにひと月もあるので、宿題が欲しいとおっしゃるので、衽付けと褄下の絎けはできるでしょと言ったのですが…
はたして、できるでしょうか?

1時過ぎにKさんが見えました。
前回でほぼ完成だった浴衣が出来上がりました。
ご覧ください。
この浴衣、おばあちゃまのストック品でかなり古いものなのです。
身長170㎝以上あるKさんでは布が足りないので、下前の衽と掛け襟下に足し布が入っています。工夫の1枚でした。
次も浴衣です。
柄合わせ裁ちと身頃の標まで進みました。
繰り越し揚げを縫い絎けました。
背縫いまでが宿題です。
 
お二人ともお疲れ様でした。
お忙しい中ご参加、有難うございました。
宿題頑張って下さいね。
分からなくなったら、開講日にちょっと聞きに来て下さっても大丈夫ですよ。
 

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2013年3月13日水曜日

和裁塾だより 3/13

今日は5名の参加で開講しました。

久し振りに参加のMさんが一番乗りでした。
Mさんは、単衣長襦袢を縫っています。
今日は、裾絎けからです。
着物でてくてくよく歩く方なので、裾の背縫い脇縫い部分にしっかり補強を入れました。
こんなことも、自分で縫うからこそできるのですね。
裾を絎け上げて、前幅の標を付け、竪襟付けまで進みました。
お疲れ様でした。次回までには1か月以上ありますから宿題頑張ってね(^0_0^)

KSさんは浴衣です。
背縫いの柄がずれてしまったので縫い直しましたが細かい柄で、残念ながら合わせきれませんでした。
ちょっと深く縫い過ぎていたところは直せました。
両面染めで裏からは、表の柄が見えないので柄合わせが難しいです。
背縫いの2度縫いが済んで、後ろ幅肩幅の標を付けました。
次に脇縫いをして、袖付け周りの縫い代を整え、脇縫い代のミミ絎迄進みました。
片側の脇縫いのできるところまでが宿題です。

KMさんは少し遅れて到着です。
竺仙の奥州小紋を縫っています。
襟が付いてきせをかけ、襟の中の縫込みを良く伸ばして三ツ襟芯を入れました。
襟幅のしるしを付けて、襟幅を折り上げ忍び綴じを入れました。
えり先6寸位を残して裏襟を絎けます。
途中で時間になりましたので残りは宿題です。
次回襟先と袖付で完成です。もうすぐです、頑張って!

Nさんはホワイトデーのチョコを作っていて遅くなったのだそうです。
バレンタインの時にKMさんがやはりチョコを作ってきて下さったので、お返しにと作って下さったのです。
優しいお二人のお陰で、みんなでご馳走になりました。
Nさん、和裁の方は浴衣です。
襟付けをして三ツ襟芯を入れ、縫込みを整えて襟幅を標しました。
早くお帰りになったので、ここまででした。
次回で襟を仕上げます。

午後から参加されたのは、Tさん、絽小紋を縫っています。
襟付けが済んで、きせをかけ共襟付けをしました。
共襟の絎けは、地襟にきせが掛からないように気を付けて丁寧にやります。
時間が掛かりましたが終わって三ツ襟芯を入れ、襟幅のしるし付けまで進みました。
お疲れ様でした。

帰りにちょっと寄り道をしました。
松屋銀座で『もっと自由な組紐へ』と題して多田牧子さんの組紐作品展が開かれているので、観に行きました。
アンデスの組紐を復元されていて、おもしろい作品が有り興味深く拝見しました。
隣のブースでは、藤村光明さんご夫妻の人形展がも催されていました。
代々、昔ながらの市松人形を作られている方なのですが、作風が変わって創作人形が一杯でした。
Mさんから、小倉織の築城則子さんデザインの機械織り木綿で作った作品の販売をしていると聞いて、三越にも寄りました。
しっかりと織られた木綿で作られた小物たちは、すっきりと端正な形です。
手提げ袋を一つ購入。

暖かい1日で、汗ばむほどでしたね。
夜にはかぜが冷たくなって雨も降り始めました。
明日はまた寒くなるようです。皆様体調に気を付けて下さい。


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2013年3月11日月曜日

和裁塾だより  3/10

今日も3名の参加でした。

KIさんは浴衣です。
襟先を作って縫込みを綴じて、襟裏を絎け、できあがりました。
次は袖付けです。
袖幅の標がまだできていなかったので標を付けて、袖付け振り絎けまで進みました。
片袖の絎けが少し残ってしまったのですが、ほぼ完成しました。
次回には画像をお見せできると思います。
お疲れ様でした。

Sさんは紬の袷を縫っています。
前回裾合わせで解いた衽付けを縫い合わせ、裾合わせ終了です。
背綴じ、脇綴じ、衽綴じをして褄下を絎けました。
襟先はもうできていたので、襟裏を絎けて完成です。
絎けが少し残ってしまいましたが、ほぼ完成。
お疲れ様でした。

KNさんはお召しの単衣です。
脇を丁寧に絎けて、居敷当ての上部を絎けました。
前幅の標を付けて、衽付けです。
でも、衽の柄合わせを後回しにしていたので、ここで柄合わせをしました。
衽の裁ちと標付けをしようと思ったのですが、切りが良いからとここで早じまいにしました。
次回は衽付けに進みます。

朝は春の陽気だったのに、終わって外に出ると冷たい風が吹いていました。
気候が不順で体調の悪い方が多いですね。
みなさまお気を付けて(*^_^*)

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2013年3月8日金曜日

道明日本の色名『石黄・せきおう』 西欧の色名『フラミンゴ』

道明組紐教室 今月紹介の日本の色名は『石黄・せきおう』
西欧の色名『フラミンゴ』です。
 『フラミンゴ』はフラミンゴの羽の色です。
こちらは『石黄』を使った冠組です。
5色使いで段染めですが、こういう帯締めは使い回しの利く1本です。
この写真は鮮やかになってしまいましたが、実物はもう少し押さえた色です。
こちらは安田靫彦作『観世音菩薩像』からの意匠で、
上は笹波組、下は複雑な暈し染めが美しい地内記組です。
この写真も、朱が鮮やか過ぎになってしまいました。
今は、5月の道明展に向けて糸の注文が有るので、毎回新しい作品が紹介されます。
この写真手振れしてます。ごめんなさい」。
右の3本は平家納経の表紙や料紙からの意匠です。
『無量義経』『序品』『分別功徳品』、金砂子が入った高麗組です。
次は、鎧の胴締めや刀剣の下緒に使われる亀甲組と同じ色の丸源氏組で、隣はそれらの色違いです。
中央左の3本は『西大寺戸張』の紐の色違いです。この組み方は難しいので似た感じに御岳組で作られたものが左隣です。
左の2本は源氏物語のイメージで、左が『明石』、右が『柏木』です。
段染めで金砂子が入った冠組です。
こちらは正倉院宝物の幡の飾りをペンダントにしたものです。
組紐と合わせて使います。
右の2本はそれぞれ2色の暈し染めの糸の見本です。
これは1枚高麗組で組んでありますが、手持ちを変えた糸が用意されていますので、色々な組に応用できます。これは嬉しい企画です。
左の2本は段染めの冠組です。これも上から2番目の作品と同じく使い回しの利く帯締めです。
そして道明組紐教室では、今年も新しいクラスができるそうです。
教室の正式名称は『道明古式糸組法教処』といいます。
画像をクリックして、拡大表示でご覧ください。
新しいクラスは月曜日午後ですが、ご都合が悪い方には、他の曜日で対応して下さると思います。ぜひ、お電話でお問い合わせください。
上野のほかにもお教室が有ります。
6番の渋谷シダックスは夜のクラスです。若い方が、お勤め帰りにお稽古できるようにと作られたクラスです。

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2013年3月6日水曜日

和裁塾だより 3/6

今日は3名の参加で、開講いたしました。

Hさんは、紬の単衣を縫っています。
襟付けが済んで、共襟付けです。
共襟先の地の目が通っていなかったので、標を直して共襟先を縫い襟付け側を絎けました。
丁寧になさったので、きれいにできました。
襟幅の標を付けて襟幅に折り上げ、共襟下の縫込みに綴じを入れました。
裏襟を2分控えてしつけで止めました。
ここで時間になってしまいましたが、次回で襟先と袖付けに進めれば完成です。
お疲れ様でした。

Mさんは竺仙の奥州小紋を縫っています。
今日は襟付けの続きです。
初めての広襟なので、表襟を仕付で身頃に止めてから裏襟を合わせて縫う事にしました。
布に厚みが有るので、縫い代が重なった部分を縫うのは、かなり大変だったようですが、襟付けが終わりました。お疲れ様でした。
次回で襟をまとめ、その次に袖付け、完成間近です。

Sさんは長襦袢のお直し中でしたが、ちょっと中断して八寸名古屋のかがりをしました。
黄色の紗献上です。
夏物なのでトンネル仕立てにしました。
かがるところが少ないので、1日で完成しました。
お疲れ様でした。

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2013年3月1日金曜日

おしゃれな道明の組紐達

道明の組紐は多彩な色が使われ、それらが美しく調和しています。
手振れ気味の画像で申し訳ありませんがどうぞご覧ください。
右端の可愛らしい色合いは御岳組で『紅梅』。
日本の色名『紅梅』を使って紅白の梅花と苔に覆われた古木のイメージを表した物。
隣は色違いで『木瓜・ぼけ』次は『睡蓮・すいれん』。
『睡蓮』は同銘の古い能衣裳からの意匠なのだそうです。
美しい衣裳だったとの事、その能衣裳も機会が有れば是非拝見したいです。
次の2本は下の能衣裳『秋草模様唐織』からの意匠で、笹波組と高麗組です。
次の2本は下の『亀甲花菱模様打掛』からの意匠で、御岳組と亀甲組です。

 
その左はの2本は、本貝の口組で、箔を散らした美しい料紙を表した物。
左端は古い羅織の布『白地大花文羅』からの意匠で、高麗組です。
 
これらはすべて、道明ならではの複雑な暈し染めや段染めを施された糸から、組み出されます。
 
下の写真は、正倉院の組紐の復元です。
正倉院には、組紐が沢山残されています。
過去に『正倉院の組紐』というページ数180余りの大型本が、出版されているくらいです。
右端は、右縒りと左縒りの糸を並べて組んだ安田組。
隣は、それを地内記組で表した帯締めです。
左側にたくさんある細い紐は、奈良組です。
同じように見えるこれらの紐は、それぞれ糸の本数や玉数を変えて組んであります。
紐どうしを組み合わせて結んだり、水晶などの玉や金属の飾りを通して、腰に下げたりしていたようです。
昔の方も工夫をしておしゃれを楽しんでいたのですね。

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