2012年4月16日月曜日

和裁塾だより 4/15

本日4名のご参加で、和裁塾開講致しました。

Kさんは木綿の単衣を縫っています。
今日は内揚げを縫って、ゾベで仕付けを掛けました。
前身頃の揚げは、絎けておきます。
背縫いは、内揚げより上は袋縫いにします。
内揚げより下は、居敷き当てが付くので1度縫いで大丈夫です。
6月完成を目指しましょう。

Hさんは長襦袢を縫っています。
いつもは午後からご出席ですが、今日は早くいらっしゃいました。
ご自分でもおっしゃっていましたが、午前中からいらっしゃると仕事の捗り具合がかなり違います。
上衿の衿幅を標して、衿を折り忍びを入れて衿絎けは仕付けで押さえて宿題にし、衿先を作りました。
そして、いよいよ袖付けです。袖付けの止めが、皆さん覚え難いところなのですが、最後には何とかご自分でできたようです。
表袖が付いたら、裏は袖付けの縫い目に絎け付けます。
両方の袖を付け終えて、身八つ止まりに閂止めをしました。
宿題の、衿裏の絎けを終えれば完成です。
次回には三河襟芯を使って半襟を掛けます。これで本当に完成です。
藤花文の立涌く地紋をきれいに合わせて縫えたので、写真もお目に掛けます。

Iさんは長襦袢を直しています。直すところは3点です。
1.袖丈の詰め→袖をすべて解いてしまったので縫い直します。
2.身丈出し→袖からカットした物を裾返りに足す。
3.上衿が汚れているので取り替える。
今日は裾に裾綴じを入れて裾絎けをしました、
竪衿の解いたところを縫い、衿先を作りました。衿の裏側を絎けて竪衿は終了です。
上衿は新モスを使うので裁って標を付けました。
次回は上衿付けと、まだ済んでいない袖の標し付けです。

Oさんは午後からでした。木綿の単衣を縫っています。
今日は居敷き当てです。
居敷き当ての背綴じは済んでいたので上端を絎けて、脇綴じと脇絎けをしました。
これで大変なところが一つ終わりました。次回は衽付けに進みます。
お母さんが怪我をされて、ご実家に戻られていたのに、遠くから来て下さいました。遠いところお疲れ様でした。

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