久し振りに京橋で開講しました。
人形町の近くにトランクルームを借りて道具を預けたので、京橋開講の時は荷物を水天宮前まで取りに行かなくてはなりません。
荷物を取って人形町から浅草線に乗り、宝町で降りると出口は昭和通りの八丁堀寄りです。そこからは道が渡れないので、信号機のある交差点まで歩いて道を渡り、やっと京橋区民間館に到着しました。
電車が遅れた事も有って数分の遅刻となり、朝から大汗をかいてしまいました(^_^;)早く到着されて、心配しながら私を待っていて下さったHさん、ごめんなさいm(__)m
Hさんは小千谷縮を縫っています。
前回残った標付けの続きをしました。
衿裏をお忘れになったという事で、衿の標だけは次回です。
袖の縫いに進みました。
この夏に着られるように、次回からはスピードアップしたいと思います。
頑張りましょう。
Iさんはお久し振りの参加です。
愛犬の介護にため、お家を空ける事ができにくくなりました。今日はご主人にお願いをして来られたそうです。
木綿の単衣を縫っています。
あまりにお久し振りだったので、どこをどう縫っていたかお互いに忘れてしまいましたが、脇縫いの途中だったようです。
布に厚みが有るので、脇縫いは割って始末します。
忍び綴じをして、袖付け周りの縫い代を絎けました。
次回は居敷き当てに進みます。
また、ご主人にお願いしてご出席下さいね。
SIさんは、ウールの着物で名古屋帯を製作中です。
お家で、胴周りの方に仕付けを掛けて来て下さってのですが、手先の布目が通っていなかったので手直ししました。
着物地の縫い直しの為、何カ所かに接ぎが入っているので、そこで調節しました。仕付けのやり直しは大変でしたが、手先の地の目が真っ直ぐに通りました。
次に胴周りの縫いです。長くて大変でしたが、きれいな針目で縫い上がりました。お疲れ様!
次回はいよいよ芯入れに入ります。頑張りましょう。
SZさんは袷の着物をお仕立て中ですが、博多8寸のかがりをなさりたいというので、帯から始めました。
この帯、なぜか長さが短いのです。
お太鼓を短くして、胴周りを何とか確保しました。
裏全面に織糸が渡っていて、表の端から見えてしまうので、トンネルにも開き仕立てにもできません。
すべてかがるには時間が掛ります。根気良く頑張って下さい。
帯はお家でして頂く事にして、袷に戻りました。
脇縫いをしていらしたのですが、前身頃と後身頃の布のつり合いが悪く、少しギャザーが出てしまいました。
初めは、糸こきが弱いのかと思ったのですが…ざんねん!
仕方なく縫い直しです。まだ標付けが済んでいないので、次回は標付けをすべて終えて袖縫いに入りたいと思います。
弱音を吐かず、諦めずに頑張りましょう。
HGさんは長襦袢完成です。
前回でほぼ完成だったのですが、今日半襟を付けて完成しました。
画像をご覧ください。
濃いめ藤色の素敵な長襦袢になりました。
この長襦袢、元の色は、どなたでも1枚はお持ちの薄ピンクだったのです。
色を掛けて縫い直し、お洒落な1枚になりました。
立涌の柄をきれいに合わせて、生まれ変わりました。
次は両面染めの綿絽の浴衣と道中着のお仕立て、両方とも叔母さまからの頼まれ物です。
浴衣は水通しが済んでいないので、道中着を拝見しました。
着物の縫い直しの道中着です。落ちないシミがかなりありますが、着物で運転する時に帯が摺れないように着る物なので気にしないで仕立ててとの事です。
なるほど、着物で運転する方は帯が気になりますね。
布幅が不足するので、衽だったところを切って袖に割を入れました。
布が紬で縞柄なので、接ぎ目は目立たず仕上げる事が出来そうです。
Oさんは単衣木綿のお仕立て中でしたが、脇縫いに居敷き当てを付けているところで、気分が悪くなってしまいました。
いらしたときから顔色が悪くお疲れ?と訊いた位でしたから…
少し休んでからお帰りになりました。
その後大丈夫ですか?お大事に!
今、平日は少し余裕がありますが、土日クラスは満席状態です。
沢山の方から、お問い合わせを頂くのですが、お断りせざるを得ません。
申し訳有りませんm(__)m
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2012年4月30日月曜日
2012年4月27日金曜日
道明展のご案内です
縁会日誌読者の方々から、道明展の会場や日時を知らせて欲しいとのメールを頂いております。
今年こそは是非伺いたいとのこと、有難いです。
今日のお稽古で、案内のはがきを頂いて来ましたので、お知らせ致します。
クリックで拡大してご覧下さい。
昨年はこのブログをご覧になって、わざわざ奈良からお訪ね下さった方がいらっしゃいました。
組紐を、他のお教室で習っていられるとの事で、道明の糸をお買い上げくださいました。
道明のお教室以外で習っていらっしゃる方でも、この期間は道明の組み糸が購入できます。
製品の販売も行います。
お店だと敷居が高いとおっしゃる方も多いのですが、こちらですともっと気楽にご覧頂けると思います。
みなさま是非お出掛け下さいませ(^0_0^)
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2012年4月23日月曜日
和裁塾だより 4/22
八重桜が満開だというのに、寒い1日でした。
今日の和裁塾は5名参加で開講です。
一番乗りのTDさん、人形町は初めてで道が分かるかと心配していましたが、無事に到着されたようです。
長襦袢を縫っています。
揚げを縫って絎けて、背縫いをしました。居敷き当てを付けるので、揚げより上は袋縫いにします。
背縫いが縫えたら後ろ幅を標して脇縫いです。
裾は袷仕様でフキを出すので、つまんで縫います。ここまでが宿題です。
次回は裾ふきを仕上げて、居敷き当てに進みましょう。
THさんは麻の長襦袢を直しています。
身丈を内揚げで出して、肩幅を直しました。
身丈を直すために解いた竪衿を縫って絎けました。
途中まで解いた物の標付けはやり難くて大変でしたが、上衿の衿付けまで進みました。衿先を残して、衿絎けまでが宿題です。
次回は衿先と、袖付けで完成です。後少しですね(^_-)-☆
Iさんは浴衣を縫っています。
反物の丈も幅も不足していて、袖に割を入れたり、身丈に別布を足したり、大変でしたが、脇縫いに進みました。
脇縫いのミミ絎までが宿題です。
次回は衽付けに進めるように頑張って下さいね。
KBさんも浴衣です。
この反物も、丈も幅も少なめでしたが、なんとかギリギリで間に合いました。
今日は、衽付けを終え、褄下を絎けました。
衿肩明きに力布を付けて、地衿と共衿を縫い合わせましたので、次回はすぐに衿付けに掛れます。
裾絎け、衿付け、袖付けで完成します。後少し、頑張りましょう。
次回作も決まって、楽しみですね。
Hさんも浴衣です。
KBさんと大体同じ、衽付けと褄下を絎けました。
衿の柄合わせを後回しにしていたので、柄合わせからしました。
ちょうど良い柄が共衿に出せて、衿付けの準備もできました。
次回は衿付け、そこが済んだら、袖付けです。
完成は目前です。楽しみですね。
4人の方が完成間近です。宿題頑張って下さいね。
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今日の和裁塾は5名参加で開講です。
一番乗りのTDさん、人形町は初めてで道が分かるかと心配していましたが、無事に到着されたようです。
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揚げを縫って絎けて、背縫いをしました。居敷き当てを付けるので、揚げより上は袋縫いにします。
背縫いが縫えたら後ろ幅を標して脇縫いです。
裾は袷仕様でフキを出すので、つまんで縫います。ここまでが宿題です。
次回は裾ふきを仕上げて、居敷き当てに進みましょう。
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身丈を内揚げで出して、肩幅を直しました。
身丈を直すために解いた竪衿を縫って絎けました。
途中まで解いた物の標付けはやり難くて大変でしたが、上衿の衿付けまで進みました。衿先を残して、衿絎けまでが宿題です。
次回は衿先と、袖付けで完成です。後少しですね(^_-)-☆
Iさんは浴衣を縫っています。
反物の丈も幅も不足していて、袖に割を入れたり、身丈に別布を足したり、大変でしたが、脇縫いに進みました。
脇縫いのミミ絎までが宿題です。
次回は衽付けに進めるように頑張って下さいね。
KBさんも浴衣です。
この反物も、丈も幅も少なめでしたが、なんとかギリギリで間に合いました。
今日は、衽付けを終え、褄下を絎けました。
衿肩明きに力布を付けて、地衿と共衿を縫い合わせましたので、次回はすぐに衿付けに掛れます。
裾絎け、衿付け、袖付けで完成します。後少し、頑張りましょう。
次回作も決まって、楽しみですね。
Hさんも浴衣です。
KBさんと大体同じ、衽付けと褄下を絎けました。
衿の柄合わせを後回しにしていたので、柄合わせからしました。
ちょうど良い柄が共衿に出せて、衿付けの準備もできました。
次回は衿付け、そこが済んだら、袖付けです。
完成は目前です。楽しみですね。
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2012年4月19日木曜日
写真展は仙台へ
『江口愼一写真楽園10周年記念写真展』は、東京展を無事に終えて今日から仙台展です。東京展にご来場頂きました皆様、有難うございました。
仙台の後は札幌、大阪、福岡、名古屋と秋まで巡回します。
お近くの方、ご覧頂けると嬉しいです。
行けなかったけど、どんな作品を出されたのですか?と、お問い合わせを頂いたので、拙い作品ですがご覧下さいませ。
昨年北海道に撮影旅行に行った時の作品です。
美しい新緑の中に、美瑛川のブルーの流れをバランス良く配置してみました。
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画像はクリックで拡大表示されます。会期などご確認下さい。 |
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和裁塾だより 4/18
水曜日は3週続けて人形町で開講しました。
お2人キャンセルでしたが、4人の方がご出席下さいました。
いつもお早いTさん、私が到着した時には、テーブルを用意して下さっていました。何時も有難うございます。
Tさんは紬の単衣をお仕立て中です。
袖付け周りの縫い代を十分伸ばして、仕付けで止めました。
居敷き当ての裾を絎けて来て下さったので、背綴じ脇綴じをして脇を絎けました。
脇から袖付け周りまで絎けて、居敷き当ての上部を絎けるのが宿題です。
丁寧にお仕事をされるTさん、縫い上がりがきれいです。
たたみ方にも、持ち歩きにも気を使われるので、しわも無くきれいです。
皆さん、見習って下さいね。
MYさんは、浴衣を縫っています。
内揚げと背縫いが宿題でした。
前回、柄合わせが余りにも大変で、標付けが途中になってしまったので、すべての標付けをしました。
揚げの絎けと背縫いの2度縫いは宿題にして、後幅と肩幅を標し、脇縫いも宿題です。
袖下の袋縫いをして、袖口から振りまで縫いました。
片方の袖はここまでが宿題。
宿題がいっぱいですが、夏の着用を目指して頑張ります。
Yさんは、袷の直しです。
袖丈を出して、裄を出しました。
肩幅と後ろ幅の差が1寸以上あったので、身八つ下6寸からの直しになり、脇縫いまでが宿題でした。
脇縫いの縫い代にきせを掛け忍び綴じを入れて、身八つ口下の止めをし身八つを縫いました。
その後袖の止めと袖付けです。
表の袖付けはは止めをした糸で普通に縫いますが、裏は10cm位を返し口に縫い残して置いて後から絎けます。片袖がここまで出来ました。
もう片方は、できるところまで宿題です。次回までにできるでしょうか?
Yさんは飲み込みが良いからたぶん大丈夫だと思います。頑張って下さいね。
Mさんは、薄物の直しです。
かなり身丈が不足していたので、腰紐の位置と、帯の下に足し布をしました。
細切れの共布が有ったのでそれを利用するために、多いところでは片身頃に7か所も接ぎが入りました。
こんな直し、仕立屋さんはやってくれないでしょうね…
共衿が極端に短かったので、衽の足し布に使ってしまいました。
共衿は、見掛け仕立てです↓↓
今日は、衿幅を標して衿中に忍び綴じを入れ、衿裏の絎けを仕付けで止めて衿先を作りました。
その後、衿裏をすべて絎け、スナップも付けて完成です。
本当に大変な直しでしたから、喜びもひとしおですね。
お疲れ様でした(^_-)-☆
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お2人キャンセルでしたが、4人の方がご出席下さいました。
いつもお早いTさん、私が到着した時には、テーブルを用意して下さっていました。何時も有難うございます。
Tさんは紬の単衣をお仕立て中です。
袖付け周りの縫い代を十分伸ばして、仕付けで止めました。
居敷き当ての裾を絎けて来て下さったので、背綴じ脇綴じをして脇を絎けました。
脇から袖付け周りまで絎けて、居敷き当ての上部を絎けるのが宿題です。
丁寧にお仕事をされるTさん、縫い上がりがきれいです。
たたみ方にも、持ち歩きにも気を使われるので、しわも無くきれいです。
皆さん、見習って下さいね。
MYさんは、浴衣を縫っています。
内揚げと背縫いが宿題でした。
前回、柄合わせが余りにも大変で、標付けが途中になってしまったので、すべての標付けをしました。
揚げの絎けと背縫いの2度縫いは宿題にして、後幅と肩幅を標し、脇縫いも宿題です。
袖下の袋縫いをして、袖口から振りまで縫いました。
片方の袖はここまでが宿題。
宿題がいっぱいですが、夏の着用を目指して頑張ります。
Yさんは、袷の直しです。
袖丈を出して、裄を出しました。
肩幅と後ろ幅の差が1寸以上あったので、身八つ下6寸からの直しになり、脇縫いまでが宿題でした。
脇縫いの縫い代にきせを掛け忍び綴じを入れて、身八つ口下の止めをし身八つを縫いました。
その後袖の止めと袖付けです。
表の袖付けはは止めをした糸で普通に縫いますが、裏は10cm位を返し口に縫い残して置いて後から絎けます。片袖がここまで出来ました。
もう片方は、できるところまで宿題です。次回までにできるでしょうか?
Yさんは飲み込みが良いからたぶん大丈夫だと思います。頑張って下さいね。
Mさんは、薄物の直しです。
かなり身丈が不足していたので、腰紐の位置と、帯の下に足し布をしました。
細切れの共布が有ったのでそれを利用するために、多いところでは片身頃に7か所も接ぎが入りました。
こんな直し、仕立屋さんはやってくれないでしょうね…
共衿が極端に短かったので、衽の足し布に使ってしまいました。
共衿は、見掛け仕立てです↓↓
今日は、衿幅を標して衿中に忍び綴じを入れ、衿裏の絎けを仕付けで止めて衿先を作りました。
その後、衿裏をすべて絎け、スナップも付けて完成です。
本当に大変な直しでしたから、喜びもひとしおですね。
お疲れ様でした(^_-)-☆
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2012年4月16日月曜日
縁会会員の方へ、道明展のお知らせです。
縁会会員の方へ、道明展のお知らせです。
5月20日、芝弥生会館で開催される道明展を12時頃から鑑賞後、2時30分から芝の「とうふ屋うかい」でお食事という企画をしました。
6人までのお部屋が予約できましたので、参加ご希望の方はご連絡下さい。
すでに3席は埋まっていますので、残り3席です。
ご希望が多いようでしたら、予約できるかどうか分かりませんが、もっと広いお部屋をお願いしてみます。
広いお部屋が取れない時は、申し込み順とさせて頂きます。
お食事代は飲み物別で7000円と少し、それにタクシー代少々です。
では、ご連絡をお待ちしています。
5月20日、芝弥生会館で開催される道明展を12時頃から鑑賞後、2時30分から芝の「とうふ屋うかい」でお食事という企画をしました。
6人までのお部屋が予約できましたので、参加ご希望の方はご連絡下さい。
すでに3席は埋まっていますので、残り3席です。
ご希望が多いようでしたら、予約できるかどうか分かりませんが、もっと広いお部屋をお願いしてみます。
広いお部屋が取れない時は、申し込み順とさせて頂きます。
お食事代は飲み物別で7000円と少し、それにタクシー代少々です。
では、ご連絡をお待ちしています。
和裁塾だより 4/15
本日4名のご参加で、和裁塾開講致しました。
Kさんは木綿の単衣を縫っています。
今日は内揚げを縫って、ゾベで仕付けを掛けました。
前身頃の揚げは、絎けておきます。
背縫いは、内揚げより上は袋縫いにします。
内揚げより下は、居敷き当てが付くので1度縫いで大丈夫です。
6月完成を目指しましょう。
Hさんは長襦袢を縫っています。
いつもは午後からご出席ですが、今日は早くいらっしゃいました。
ご自分でもおっしゃっていましたが、午前中からいらっしゃると仕事の捗り具合がかなり違います。
上衿の衿幅を標して、衿を折り忍びを入れて衿絎けは仕付けで押さえて宿題にし、衿先を作りました。
そして、いよいよ袖付けです。袖付けの止めが、皆さん覚え難いところなのですが、最後には何とかご自分でできたようです。
表袖が付いたら、裏は袖付けの縫い目に絎け付けます。
両方の袖を付け終えて、身八つ止まりに閂止めをしました。
宿題の、衿裏の絎けを終えれば完成です。
次回には三河襟芯を使って半襟を掛けます。これで本当に完成です。
藤花文の立涌く地紋をきれいに合わせて縫えたので、写真もお目に掛けます。
Iさんは長襦袢を直しています。直すところは3点です。
1.袖丈の詰め→袖をすべて解いてしまったので縫い直します。
2.身丈出し→袖からカットした物を裾返りに足す。
3.上衿が汚れているので取り替える。
今日は裾に裾綴じを入れて裾絎けをしました、
竪衿の解いたところを縫い、衿先を作りました。衿の裏側を絎けて竪衿は終了です。
上衿は新モスを使うので裁って標を付けました。
次回は上衿付けと、まだ済んでいない袖の標し付けです。
Oさんは午後からでした。木綿の単衣を縫っています。
今日は居敷き当てです。
居敷き当ての背綴じは済んでいたので上端を絎けて、脇綴じと脇絎けをしました。
これで大変なところが一つ終わりました。次回は衽付けに進みます。
お母さんが怪我をされて、ご実家に戻られていたのに、遠くから来て下さいました。遠いところお疲れ様でした。
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Kさんは木綿の単衣を縫っています。
今日は内揚げを縫って、ゾベで仕付けを掛けました。
前身頃の揚げは、絎けておきます。
背縫いは、内揚げより上は袋縫いにします。
内揚げより下は、居敷き当てが付くので1度縫いで大丈夫です。
6月完成を目指しましょう。
Hさんは長襦袢を縫っています。
いつもは午後からご出席ですが、今日は早くいらっしゃいました。
ご自分でもおっしゃっていましたが、午前中からいらっしゃると仕事の捗り具合がかなり違います。
上衿の衿幅を標して、衿を折り忍びを入れて衿絎けは仕付けで押さえて宿題にし、衿先を作りました。
そして、いよいよ袖付けです。袖付けの止めが、皆さん覚え難いところなのですが、最後には何とかご自分でできたようです。
表袖が付いたら、裏は袖付けの縫い目に絎け付けます。
両方の袖を付け終えて、身八つ止まりに閂止めをしました。
宿題の、衿裏の絎けを終えれば完成です。
次回には三河襟芯を使って半襟を掛けます。これで本当に完成です。
藤花文の立涌く地紋をきれいに合わせて縫えたので、写真もお目に掛けます。
Iさんは長襦袢を直しています。直すところは3点です。
1.袖丈の詰め→袖をすべて解いてしまったので縫い直します。
2.身丈出し→袖からカットした物を裾返りに足す。
3.上衿が汚れているので取り替える。
今日は裾に裾綴じを入れて裾絎けをしました、
竪衿の解いたところを縫い、衿先を作りました。衿の裏側を絎けて竪衿は終了です。
上衿は新モスを使うので裁って標を付けました。
次回は上衿付けと、まだ済んでいない袖の標し付けです。
Oさんは午後からでした。木綿の単衣を縫っています。
今日は居敷き当てです。
居敷き当ての背綴じは済んでいたので上端を絎けて、脇綴じと脇絎けをしました。
これで大変なところが一つ終わりました。次回は衽付けに進みます。
お母さんが怪我をされて、ご実家に戻られていたのに、遠くから来て下さいました。遠いところお疲れ様でした。
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2012年4月12日木曜日
和裁塾だより 4/11
11日水曜日は、小雨の中5名のご出席で開講しました。
Yさんは袷の裄直しです。お袖の丈も直しました。
袖の振りを縫ってくるのが宿題でしたが、途中で分からなくなったとの事、続きを縫って袖を仕上げました。
後ろ幅と肩幅の差が1寸4分なので、身八つ口下6寸のところから肩幅へ向かって標を付けます。
表から肩山、肩幅、袖付け、身八つ口の標を付けて裏返し、肩幅と身八つ下6寸の脇縫いを斜めに結んで標を付けます。
直しは、身頃を重ねて一緒に標を付ける訳にいかないので、左右の裏表それぞれに標を付ます。
脇縫いの位置が変るので、内揚げの部分を縫い足して脇縫いに進みました。
次回は身八つ口を縫って脇縫いの中綴じ、袖付けと進みたいですね。
なかなか手強い直しでしたが、辛抱強く頑張って、完成が見えて来ました。
後ひと息です。
Aさんは、肌襦袢です。
ミシン縫いの既製品は簡単な作りに見えますが、自分で縫うとなると、皆さん「こんなに丁寧に…」と思われるようです。細かいところが色々と面倒です。
脇縫いまで終えていらしたので、裾を絎けて、肩当てを付け、衿付けまで進みました。
衿先の絎け10㎝を残して衿先は後回し、衿を絎けるのと忍び綴じが宿題です。
次回は衿先、掛け衿、袖付け閂止めで仕上がります。
次の作品は浴衣だそうです。楽しみですね。
Mさんは、薄物の身丈直しです。
身頃の帯下と腰紐の位置に足し布をして、身丈を長くしました。
衽には共衿をカットした布を接ぎました。
衽付けまで終えていらしたのですが、流れを測ると左右で9分の差が有る事が発覚、左右の脇縫いは同じに出来ていたので、足し布の縫い目3箇所で調整しました。
元々の共衿は丈が短かったので、衽の足し布に使いましたし、身丈を長くしましたから衿丈はかなり不足します。
そのような時は、下の図のように共衿先の縫い代をつまんで縫って、芯を入れ見掛けの共衿にします。それでも不足する時は下前の衿に別布を足します。
(図はクリックで拡大します)
衿を作って、衿付けまで進みました。
次回は衿先と衿裏の絎けで、完成です。
長い間大変でしたね。後ひと息です。
Iさんは、長襦袢の丈出しと袖丈の詰めです。
この長襦袢に合わせる着物をお持ちになり肩幅を測ったところ、肩幅は直さなくても良いという事になりました。
着物の袖付けが5寸5分になっていたので、簡易的に5分縫い足して6寸に直しました。
長襦袢のお袖は、すべて解いてしまわれたので縫い直します。
お袖からカットした布を身頃の裾返しに足して、長襦袢丈を直します。
以前にどのような仕立て方がされていたかに依って、どう直すか考えるので、直しは手間が掛って大変です。
この長襦袢は、身頃の裾がギザギザに曲がって裁って有ったので裾を裁ち揃え、足し布を縫いつけました。
無双袖の長襦袢なので、裾も袷仕様にフキを出して仕上げます。
縫い目にきせを掛けて、グシ縫いを入れました。ここまでが宿題です。
次回は、裾綴じ裾絎け、衿先まで進みたいですね。
まだ、無双袖の仕立も有りますから、大変!頑張りましょうね。
Hさんは午後からの参加でした。
長襦袢をお仕立て中です。
竪衿の衿先を作って、竪衿を終えました。
衿肩周りにはバイヤスの力布を付け、上衿付けに進みました。
衿付けは待ち針が大変です。身頃と上衿の釣合いを確認しながら丁寧に打ちました。
次回で上衿を完成させて袖付けに進みたいですね。
もう少しです。頑張りましょう。
11日の夜、ブログの入力を終えて公開ボタンをクリックすると、突然ログイン画面に替わり入力したブログは消滅してしまいました(@_@;)
いつもは自動ログインですし、入力したそばから自動的に保存されるのですが…
余りの事に、昨日1日放置してしまいましたが、気を取り直して今朝(13日)やり直しました。
編集中のままの1日放置、申し訳有りませんでしたm(__)m
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Yさんは袷の裄直しです。お袖の丈も直しました。
袖の振りを縫ってくるのが宿題でしたが、途中で分からなくなったとの事、続きを縫って袖を仕上げました。
後ろ幅と肩幅の差が1寸4分なので、身八つ口下6寸のところから肩幅へ向かって標を付けます。
表から肩山、肩幅、袖付け、身八つ口の標を付けて裏返し、肩幅と身八つ下6寸の脇縫いを斜めに結んで標を付けます。
直しは、身頃を重ねて一緒に標を付ける訳にいかないので、左右の裏表それぞれに標を付ます。
脇縫いの位置が変るので、内揚げの部分を縫い足して脇縫いに進みました。
次回は身八つ口を縫って脇縫いの中綴じ、袖付けと進みたいですね。
なかなか手強い直しでしたが、辛抱強く頑張って、完成が見えて来ました。
後ひと息です。
Aさんは、肌襦袢です。
ミシン縫いの既製品は簡単な作りに見えますが、自分で縫うとなると、皆さん「こんなに丁寧に…」と思われるようです。細かいところが色々と面倒です。
脇縫いまで終えていらしたので、裾を絎けて、肩当てを付け、衿付けまで進みました。
衿先の絎け10㎝を残して衿先は後回し、衿を絎けるのと忍び綴じが宿題です。
次回は衿先、掛け衿、袖付け閂止めで仕上がります。
次の作品は浴衣だそうです。楽しみですね。
Mさんは、薄物の身丈直しです。
身頃の帯下と腰紐の位置に足し布をして、身丈を長くしました。
衽には共衿をカットした布を接ぎました。
衽付けまで終えていらしたのですが、流れを測ると左右で9分の差が有る事が発覚、左右の脇縫いは同じに出来ていたので、足し布の縫い目3箇所で調整しました。
元々の共衿は丈が短かったので、衽の足し布に使いましたし、身丈を長くしましたから衿丈はかなり不足します。
そのような時は、下の図のように共衿先の縫い代をつまんで縫って、芯を入れ見掛けの共衿にします。それでも不足する時は下前の衿に別布を足します。
(図はクリックで拡大します)
衿を作って、衿付けまで進みました。
次回は衿先と衿裏の絎けで、完成です。
長い間大変でしたね。後ひと息です。
Iさんは、長襦袢の丈出しと袖丈の詰めです。
この長襦袢に合わせる着物をお持ちになり肩幅を測ったところ、肩幅は直さなくても良いという事になりました。
着物の袖付けが5寸5分になっていたので、簡易的に5分縫い足して6寸に直しました。
長襦袢のお袖は、すべて解いてしまわれたので縫い直します。
お袖からカットした布を身頃の裾返しに足して、長襦袢丈を直します。
以前にどのような仕立て方がされていたかに依って、どう直すか考えるので、直しは手間が掛って大変です。
この長襦袢は、身頃の裾がギザギザに曲がって裁って有ったので裾を裁ち揃え、足し布を縫いつけました。
無双袖の長襦袢なので、裾も袷仕様にフキを出して仕上げます。
縫い目にきせを掛けて、グシ縫いを入れました。ここまでが宿題です。
次回は、裾綴じ裾絎け、衿先まで進みたいですね。
まだ、無双袖の仕立も有りますから、大変!頑張りましょうね。
Hさんは午後からの参加でした。
長襦袢をお仕立て中です。
竪衿の衿先を作って、竪衿を終えました。
衿肩周りにはバイヤスの力布を付け、上衿付けに進みました。
衿付けは待ち針が大変です。身頃と上衿の釣合いを確認しながら丁寧に打ちました。
次回で上衿を完成させて袖付けに進みたいですね。
もう少しです。頑張りましょう。
11日の夜、ブログの入力を終えて公開ボタンをクリックすると、突然ログイン画面に替わり入力したブログは消滅してしまいました(@_@;)
いつもは自動ログインですし、入力したそばから自動的に保存されるのですが…
余りの事に、昨日1日放置してしまいましたが、気を取り直して今朝(13日)やり直しました。
編集中のままの1日放置、申し訳有りませんでしたm(__)m
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2012年4月9日月曜日
4カ月振りに着物
和裁塾だより 4/7 Sさんの袷完成
今日も寿堂のシナモンの香りに迎えられて、人形町に到着です。
土日クラスの人形町は今日が初めて、道に迷った方もいらっしゃいましたが無事に開講しました。
前回、袷がほぼ完成だったSさん、縫い上げていらっしゃいました。
和裁塾縁会の初袷が仕上がりました。「袷なんてまだ無理です」とおっしゃっていましたが、縫い上げました。嬉しいですね。
紬地に染められた更紗です。
次も袷のお仕立てです。シックな色の石下結城、柄合わせが無いので楽に裁てます。
表を裁って標付けをしました。次回は裏の裁ちと標をします。
同じ物を続けて縫うと、理解が深まりますね。
SEさんは銘仙の単衣です。
袖付け周りの縫い代がつれない様に良く伸ばして絎けをしました。
居敷き当ての裾を三つ折りにして、背縫いに綴じました。
次回は脇の絎けをします。
Nさんはウールアンサンブルの羽織の裄直しをしています。
後ろ幅も直したのでマチの絎け身頃の絎けと縫うところが沢山です。
後はご自分で出来そうなので、宿題です。
次は八寸名古屋の仕立てです。
たれ先と手先を決めて、かがりに進みました。
残りはご自分で、長々かがらなくてはなりませんが頑張って下さいね。
Hさんは小地谷縮みを縫います。
一方方向の縞柄なので追い裁ちにしますが、それ以外は柄合わせは有りません。
裁ちをして身頃の標をしました。
夏までに仕上げるよう頑張りましょう。
SNさんは浴衣です。
衿先と衿絎けを終えました。次回に袖を付ければ完成します。
後ひと息です。頑張りましょうね。
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土日クラスの人形町は今日が初めて、道に迷った方もいらっしゃいましたが無事に開講しました。
前回、袷がほぼ完成だったSさん、縫い上げていらっしゃいました。
和裁塾縁会の初袷が仕上がりました。「袷なんてまだ無理です」とおっしゃっていましたが、縫い上げました。嬉しいですね。
紬地に染められた更紗です。
次も袷のお仕立てです。シックな色の石下結城、柄合わせが無いので楽に裁てます。
表を裁って標付けをしました。次回は裏の裁ちと標をします。
同じ物を続けて縫うと、理解が深まりますね。
SEさんは銘仙の単衣です。
袖付け周りの縫い代がつれない様に良く伸ばして絎けをしました。
居敷き当ての裾を三つ折りにして、背縫いに綴じました。
次回は脇の絎けをします。
Nさんはウールアンサンブルの羽織の裄直しをしています。
後ろ幅も直したのでマチの絎け身頃の絎けと縫うところが沢山です。
後はご自分で出来そうなので、宿題です。
次は八寸名古屋の仕立てです。
たれ先と手先を決めて、かがりに進みました。
残りはご自分で、長々かがらなくてはなりませんが頑張って下さいね。
Hさんは小地谷縮みを縫います。
一方方向の縞柄なので追い裁ちにしますが、それ以外は柄合わせは有りません。
裁ちをして身頃の標をしました。
夏までに仕上げるよう頑張りましょう。
SNさんは浴衣です。
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2012年4月6日金曜日
道明日本の色名『深緋』 西欧の色名『アルミニウムグレー』
道明組紐教室 今月紹介の日本の色名は『深緋・こきあけ』
西欧の色名は『アルミニウムグレー』です。
『深緋・こきあけ』と『アルミニウムシルバー』を使った意匠でネクタイとマフラーです。この配色で帯締めが欲しいです。
こちらは、西洋の絵画シリーズ、ルノワールの『サマリー夫人』からの意匠です。右から笹波組、唐組、御岳組、奈良組です。
ここから下は道明展に向けてのご紹介です。本当に惚れ惚れする物が多くて困ります。私は、いったい何本注文したのでしょうか(@_@;)
下の写真真ん中が『銘.紅梅』です。その色変わりで上から『金木犀・きんもくせい』と『杜若・かきつばた』、これらは複雑な暈し染めの御岳組です。
下の3本は多色の段染めです。6本に見えますが、結んだ時に左右の色が違って見える配色です。
上から『火末・ほずえ』の色変わりで墨色と薄紫の組みあわせ、次は『火末・ほずえ』の本科で洗い朱と紫の組み合わせで冠組みです。
一番下が『花信風・かしんふう』、『火末』より1色少ない段染めです。
こちらは『銘.春日』、常組です。この色魅かれます。
下は、家康所有の刀剣『助実・すけざね』の下緒の意匠です。下緒らしいきりりとした印象の紐です。
こちらは、平家納経『般若心経』からの意匠です。上が本科で下が色変わり、金糸と銀糸の入り方がおもしろいです。冠組と高麗組です。
こちらは綾出しの見本で松竹梅、ねじり梅がかわいいです。
下の6本は正倉院や中尊寺などの意匠からの綾出しです。なんと繊細なこと!
これで、道明展の糸の注文が出揃ったようです。
まだまだ先だと思っていた道明展も来月です。
そして、『江口愼一写真楽園10周年写真展』は今日が初日となりました。
会場は六本木ミッドタウンの富士フィルムフォトサロンです。是非、ご覧下さいませ。
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ここから下は道明展に向けてのご紹介です。本当に惚れ惚れする物が多くて困ります。私は、いったい何本注文したのでしょうか(@_@;)
下の写真真ん中が『銘.紅梅』です。その色変わりで上から『金木犀・きんもくせい』と『杜若・かきつばた』、これらは複雑な暈し染めの御岳組です。
下の3本は多色の段染めです。6本に見えますが、結んだ時に左右の色が違って見える配色です。
上から『火末・ほずえ』の色変わりで墨色と薄紫の組みあわせ、次は『火末・ほずえ』の本科で洗い朱と紫の組み合わせで冠組みです。
一番下が『花信風・かしんふう』、『火末』より1色少ない段染めです。
こちらは『銘.春日』、常組です。この色魅かれます。
下は、家康所有の刀剣『助実・すけざね』の下緒の意匠です。下緒らしいきりりとした印象の紐です。
こちらは、平家納経『般若心経』からの意匠です。上が本科で下が色変わり、金糸と銀糸の入り方がおもしろいです。冠組と高麗組です。
こちらは綾出しの見本で松竹梅、ねじり梅がかわいいです。
下の6本は正倉院や中尊寺などの意匠からの綾出しです。なんと繊細なこと!
これで、道明展の糸の注文が出揃ったようです。
まだまだ先だと思っていた道明展も来月です。
そして、『江口愼一写真楽園10周年写真展』は今日が初日となりました。
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2012年4月4日水曜日
和裁塾だより 4/4
ソメイヨシノもやっと咲き始め、春が感じられるようになりましたね。
和裁塾は、今月から主に人形町で開講する事になりました。
予てからお願いしていたトランクルームを、今日から借りる事ができました。
これで重い荷物を自宅から運ばなくても良くなりました(^_-)-☆
今日は5人の参加で開講致しました。
MYさんは今日から浴衣です。
先月竺仙でお買いになった浴衣を、和裁塾会場近くのお店で水通しをして貰いました。
ゆのし、洗い張りという看板を見付けてお聞きしたところ、主に呉服屋さんからの仕事をされているという事でしたがやって頂けたそうです。
白地にグレーの萩の葉と紫の蕾の柄です。
この柄が手強かったのです。浴衣は1m置きに型接ぎがありそれをいかに目立たないところに持って行くかと言うだけでも大変なのですが、この布は柄が縦方向に並んでいて左右の柄の幅が違うのです。
下図左側のような柄の場合、右側の様に柄合わせをします。
これで柄合わせの制約が一つ増えて、その上、染めむらを目立たせない様にと試行錯誤、結構時間が掛かりました。
標付けは身頃だけしかできませんでした(@_@;)
揚げ縫いと背縫いが宿題です。次回は全部の標し付けを終えたいと思います。
MTさんは、上っ張りと水屋袴を縫っています。
上っ張りの衿先を作りました。袖を付けて紐を付ければ出来上がりです。
水屋袴も紐の裏を絎ければ出来上がりです。
袖付けは次回にまわして、袋帯の芯入れをしました。
そんなに難しい事ではないのですが、表地と帯芯のつり合い(芯の緩み)が大事です。
宿題はこの芯入れです。頑張ってね!
次回に両端を始末すれば完成です。
Tさんは紬の単衣をお仕立て中です。
内揚げと背縫いが済んで、後ろ幅肩幅の標を付けました。
脇縫いをして袖付け周りの縫い代折り、身八つ下に忍びを入れました。
反対側の脇縫いと、居敷き当ての裾絎けが宿題です。
丁寧なお仕事をなさるTさん、縫い上がりがきれいです。
宿題頑張って下さいね。
Mさんは、薄物単衣の身丈出しです。やっと身頃の継ぎ接ぎが終わりました。
大変でしたね。ご苦労様でした。
衽丈の不足分は共衿から取って接ぎました。
衽と身頃に衽付けの標を付けました。
これで、衽付けができますね。この縫い代を絎けたらいよいよ衿付けです。
共衿は衽に使ってしまったので、下図のように見せかけの共衿にします。
次回は衿付けで完成させたいですね。
Sさんは紬の単衣を縫っています。
内揚げと背縫いが宿題でしたが、糸こきが出来ていなくて手直しをしました。
内揚げはきせ無しで裾の方に折りますが、きせが掛ってしまったので手直しです。
前の打ち上げは絎けて始末します。
後ろ幅を標付け…と思ったら寸法表を忘れたという事です。
袷の袖丈詰めをなさりたいとお持ちになったので、これをやる事にしました。
前袖の裏袖付けの真ん中辺りの糸を切って少し解きます。
そこから袖を引き出して袖丈の標を付け、袖下を縫います。
丸みを作って表に返し仕付けを掛けたら、振りと解いた袖裏を絎けます。
片袖は大体出来ました。
この着物、お召しですが布が堅く針通りが悪くて縫うのが大変です。
糸が大分弱っていますから、洗い張りをして単衣に直すと良いですね。
みなさま、今日も1日お疲れ様でした。
朝出掛ける時、昨日の嵐の風がすっかりやんで穏やかだったので、ビニール傘を干して出掛けました。
家に帰ると、その傘の骨がぐにゃぐにゃに曲がってビニールが外れ、使用不可能なほどに壊れていました。
そんなに風が吹いたの…?とびっくりしました。人形町辺りではそんなに吹いていなかったと思うのですが…
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MYさんは今日から浴衣です。
先月竺仙でお買いになった浴衣を、和裁塾会場近くのお店で水通しをして貰いました。
ゆのし、洗い張りという看板を見付けてお聞きしたところ、主に呉服屋さんからの仕事をされているという事でしたがやって頂けたそうです。
白地にグレーの萩の葉と紫の蕾の柄です。
この柄が手強かったのです。浴衣は1m置きに型接ぎがありそれをいかに目立たないところに持って行くかと言うだけでも大変なのですが、この布は柄が縦方向に並んでいて左右の柄の幅が違うのです。
下図左側のような柄の場合、右側の様に柄合わせをします。
これで柄合わせの制約が一つ増えて、その上、染めむらを目立たせない様にと試行錯誤、結構時間が掛かりました。
標付けは身頃だけしかできませんでした(@_@;)
揚げ縫いと背縫いが宿題です。次回は全部の標し付けを終えたいと思います。
MTさんは、上っ張りと水屋袴を縫っています。
上っ張りの衿先を作りました。袖を付けて紐を付ければ出来上がりです。
水屋袴も紐の裏を絎ければ出来上がりです。
袖付けは次回にまわして、袋帯の芯入れをしました。
そんなに難しい事ではないのですが、表地と帯芯のつり合い(芯の緩み)が大事です。
宿題はこの芯入れです。頑張ってね!
次回に両端を始末すれば完成です。
Tさんは紬の単衣をお仕立て中です。
内揚げと背縫いが済んで、後ろ幅肩幅の標を付けました。
脇縫いをして袖付け周りの縫い代折り、身八つ下に忍びを入れました。
反対側の脇縫いと、居敷き当ての裾絎けが宿題です。
丁寧なお仕事をなさるTさん、縫い上がりがきれいです。
宿題頑張って下さいね。
Mさんは、薄物単衣の身丈出しです。やっと身頃の継ぎ接ぎが終わりました。
大変でしたね。ご苦労様でした。
衽丈の不足分は共衿から取って接ぎました。
衽と身頃に衽付けの標を付けました。
これで、衽付けができますね。この縫い代を絎けたらいよいよ衿付けです。
共衿は衽に使ってしまったので、下図のように見せかけの共衿にします。
次回は衿付けで完成させたいですね。
Sさんは紬の単衣を縫っています。
内揚げと背縫いが宿題でしたが、糸こきが出来ていなくて手直しをしました。
内揚げはきせ無しで裾の方に折りますが、きせが掛ってしまったので手直しです。
前の打ち上げは絎けて始末します。
後ろ幅を標付け…と思ったら寸法表を忘れたという事です。
袷の袖丈詰めをなさりたいとお持ちになったので、これをやる事にしました。
前袖の裏袖付けの真ん中辺りの糸を切って少し解きます。
そこから袖を引き出して袖丈の標を付け、袖下を縫います。
丸みを作って表に返し仕付けを掛けたら、振りと解いた袖裏を絎けます。
片袖は大体出来ました。
この着物、お召しですが布が堅く針通りが悪くて縫うのが大変です。
糸が大分弱っていますから、洗い張りをして単衣に直すと良いですね。
みなさま、今日も1日お疲れ様でした。
朝出掛ける時、昨日の嵐の風がすっかりやんで穏やかだったので、ビニール傘を干して出掛けました。
家に帰ると、その傘の骨がぐにゃぐにゃに曲がってビニールが外れ、使用不可能なほどに壊れていました。
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