2012年3月26日月曜日

和裁塾だより 3/24

天気予報によると、朝には雨が上がっているはずと思ったのですが、シトシト降っていました。
そんな中、6人の方のご出席で開講できました。
実は5人だと思っていたのです。そしたら午後からHさんがいらして…
キャンセル待ちだったHさんに「キャンセル出ましたからどうぞ」とメールして置きながら予定表にお名前を入れ忘れていたようです。ごめんなさいm(__)m

Tさんは今日が2回目、麻の長襦袢を直しています。
裄直しと身丈直しです。前回はどこをどう直すか決めて、解くべきところを解き、内揚げを縫いました。
今回は肩幅を出して標を付け、脇縫いの解いたところをを縫い直して袖付け周りの縫い代を絎けました。
麻の長襦袢で居敷き当てを付けない時、普通、背縫いは袋縫いか折り伏縫いにするのですが、この長襦袢は1度縫っただけで、縫い代がピラピラしていました。
今から、袋縫いや折り伏縫いにできないので、2度縫いにしました。
次回は衿付けを直して、早く進めば袖付けに行きます。
初めてにしてはきれいなお仕事をされるTさん、次は麻の着物のお直しで夏の準備です。

SEさんは銘仙の単衣を縫っています。
居敷き当てまで進みたかったのですが、脇縫いの続きを縫って袖付け周りの絎けをしたところで時間になってしまいました。
次回は居敷き当てを付けましょうね。

SZさんは袷を縫っています。
内揚げを縫うのが宿題だ裁ったので、内揚げにグシ仕付けを入れて後幅を標しました。
前後の内揚げの位置を合わせて、脇縫いをしたところ前後の身頃がずれてしまいました。
標付けをしていた時に、途中で布を動かしたのが原因で標がずれてしまったようです。
前後の身丈寸法は合っていたので、揚げ位置を合わせるのをやめて調整しました。
この布柄合わせが難しいので、衽の柄合わせがまだ出来ていません。
次回は前幅を標して、柄を合わせ衽と衿の標付けをします。

Kさんは木綿の単衣です。
前回は時間の関係で、お袖だけ裁って縫いに入っていたので、今日は身頃と衽の標を付けました。
衿裏をお持ちにならなかったので、衿の標付けは次回にいたします。
宿題は、袖口の絎けと内揚げの縫いです。頑張ってね。

SNさんは浴衣です。
褄先の額縁を縫って裾絎け、続きは宿題にして衿付けに進みました。
衿の標がまだだったので、柄を合わせて標を付けました。
共衿を地衿に縫いつけ、衿付けです。
衿付けは、適度な緩みを入れながら待ち針を打つのが難しいです。
衿付けができたら、衿先と衿裏の絎け、そして袖を付けたら完成です。
もう少しですね。夏目指して頑張りましょう。

そして午後からはHさんです。忘れてしまってごめんなさい。
Hさんは長襦袢を縫っています。
薄いピンクだった綸子の長襦袢を濃い目の藤色に染め替えました。
藤の花が立涌に並んだ柄なのできれいに柄を合わせました。
袖も柄合わせを完璧にしたくて後回しにしていたのですが、無双袖を縫い上げました。
綸子はツルツル、テレテレで扱いにくい布です。
無双袖は思ったより難しく、大分大変だったようです。
お疲れ様でした。次回は竪衿へ進みます。

帰る頃には、やっと雨が止みました。
みなさまお疲れ様でした。

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