2015年10月8日木曜日

和裁塾だより 10/7 木綿の単衣完成!

10月に入った途端、朝夕ぐっと涼しくなりましたね。
金木犀も萩も咲き終わり、庭がさみしくなりました。

今日は、はるひ野で5名でした。
TKさんは木綿の単衣です。
布地がやや厚いので、共襟は襟付けをしてから地襟に絎け付ける事にしました。
これは、本来の方法なのですが、最近は(普段着に限ってですが)略式で地襟に共襟を縫い付けてから一緒に襟付けをすることが多いのです。
先ず、共襟の絎け代を2.5分に決めて仕付で押さえます。
共襟先の縫い代を出来上がりに折って鏝で押さえ、地襟に縫い付けます。
そして、地襟にきせが掛らないように気を付けながら、共襟を地襟に絎け付けます。
これが、なかなか時間のかかる作業なのです。
Tさんも苦戦なさっていました。
早じまいされたので、残りは宿題です。

Iさんは浴衣をお仕立て中なのですが、この日着ていらした羽織の袖口が大きかったので直す事にしました。
既製品で買われたそうです。
お店の方は男女兼用とおっしゃったようですが、男物に縫ってあります。
袖付けは付けづめで、衿幅も広いのです。
袖口だけ詰めれば、着れるので直す事にしました。
単衣羽織は袖口布が付いているので、ちょっとややこしいのですが、頑張りました。
羽織を直してから浴衣に戻りました。
襟の残りを絎けて、袖付けに進みました。振りの絎け方までご説明しましたので、次回までに仕上がる事と思います。
お疲れ様でした。

TNさんは、肌襦袢です。
衿を裁ち、接ぎ標付けと進みました。
衿幅の標を付けて、襟絎けまでできました。
次回は、襟先と袖付けで、閂止めをして完成です。
あと一息、頑張りましょう。

TMさんは、絹物の単衣です。
前幅の標を付けて、衽付けに進みました。
寸法を間違えてやり直し、時間が掛ってしまいました。
お疲れ様でした。

Oさんは、木綿の単衣の襟にスナップを付けて、完成です。
写真を撮り忘れたのですが、ご自分で撮って送って下さいました。
ご覧下さい。黒地に多色の線模様の木綿地です。
次は浴衣です。
板締め絞りの規則的に並んだ柄なので、丁寧に柄を合わせました。
身頃と袖を裁って、身頃のみ標が付きました。
衽と襟は縫いながら柄合わせをすることにしました。
次回は袖の標をして、縫い始めたいと思います。
 
 
にほんブログ村ランキング参加中です。
よろしかったらクリックを!
にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装(教室・業者)へ
にほんブログ村
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 和服(和裁)へ
にほんブログ村

お訪ね下さいませ(^u^)

0 件のコメント:

コメントを投稿