外観も内装も前の歌舞伎座と大きな違いはなく、今まで通りに迎えられた感じでした。
今回は1部を観ました。
最初の寿祝歌舞伎華彩と題された「鶴寿千歳」は、華やかな舞の舞台でした。
縁会会員Nさんは邦楽演奏家ですが、この舞台で唄われていました。
舞台上の雛壇で遠目にも美しく、この日出演されるかどうかはっきり伺っていなかったのですが、すぐに判りました。
普段お話される時も良いお声で、発音もはっきりとされています。
十八世中村勘三郎さんに捧げられた「お祭り」では、七緒八ちゃんがお父さんの勘九郎さんに手を引かれて登場、祭半纏を着て錫杖を持った姿に、会場はなごみます。
勘九郎さんが前に出て踊られている間は、七之助さんのお隣でじっと踊りを見ています。
大人が見得を切る場面では、可愛く真似をしていました。
芝翫さんも勘三郎さんも、天国で目を細めていらしたことでしょう。
こちらも、賑やかに華やかな舞台でした。
最後の「熊谷陣屋」は、歌舞伎好きの方なら何方もご存じの物語ですが、玉三郎さんの美しさ、吉右衛門さんの情感のこもった名演技に魅せられました。
楽しい観劇のもう一つのお楽しみ、お昼はこれです。美味しそうでしょ!
お吸い物の中の湯葉には鳳凰の紋、左のお皿の中には定式幕の彩が…
表で記念撮影。御一緒した皆様です。
歌舞伎座の前は凄い人混みなので、場所を替えてゆっくり撮影。
ブログ読者の方から、歌舞伎観劇の時には「着物をアップして下さいね」と事前要望を頂いていましたので、恥ずかしながらご覧下さい。
昨年の孫の七五三の時と同じ着物です。
京友禅の訪問着ですが、総柄なので衽剣先や襟の柄合わせのため、衽にも襟にも内揚げが取ってあります。
そのため、ウエスト周りが嵩張ってしまいます。
Sさんみたいに背の高い方ならすっきり着こなせるのでしょうが…残念!
帯締めは、道明の「浮糸」鎌倉組です。
お太鼓とたれ先の柄を合わせたかったのですが、たたみじわが目立つので断念しました。
仕立て上がって届いたまま、短いたとう紙に入れて置いたのがいけなかった、反省!
Sさんは紬の訪問着でした。短冊の中には繊細な模様が描かれています。
お若いのにシックな装いでした。脚が長ーいSさん。Hさんの帯締め「木蓮」と、ご自分の帯締めは、Sさんが組んだ物です。
Hさんは暈しの訪問着、家紋をアレンジした桔梗の飾り紋がおしゃれです。
この着物は、辻村寿三郎さんのデザインとの事です。
そしてお決まりのティータイムは、HIGASHIYA茶房で和風アフタヌーンティーでした。
上の写真は二人前です。
今回もまた、ちょっと食べ過ぎて家路についた四人でした。
寒くも暑くもなくお出掛け日和で、楽しく充実の一日でした。
にほんブログ村ランキング参加中です。
よろしかったらクリックを!
お訪ね下さいませ(^u^)
0 件のコメント:
コメントを投稿