今朝、和裁塾へ向かう電車の中で、着物を着てスニーカーを履いた人に遇いました。着物の上に既成品の雨ゴートを着ていて、あら寒そうと思ったら、足元はスニーカーでした(@_@;)
1年くらい前にも、着物にスニーカーの人に出会いました。
その人は、湯島駅のベンチに疲れた様子ですわっていて、履物が足に合わなくてたまらなくなってスニーカーに履き替えたのか?とも思えたのですが、今日の人は、元気そうでしたし、自分の格好に臆する様子も無く颯爽と表参道で降りて行きました???
さて、和裁塾はお1人キャンセルがあったものの、5名の参加で開講しました。
SDさんは浴衣です。衿先を作って衿は完成しました。
袖の続きを縫ってきて下さったので、袖口を仕上げて幅標、袖付けへ進みました。
振りの絎けは宿題にして、次の課題に進みました。
長襦袢の身丈直しです。3寸5分長くします。
裾の折り返しだけで直す事ができると楽なのですが、3寸5分は無理でしたので、内揚げと裾と両方で出す事にしました。
竪衿の不足は上衿からカットして接ぎます。
竪衿と上衿と内揚げと裾をやり直します。
解くところはお家でやって来て頂く事にして、別の長襦袢の裾の繕いをしました。
下の図をご覧下さい。クリックで拡大します。
背縫い脇縫いの裾の部分に傷みが有ります。
引っ張られて布目が寄り、穴が開きそうです。
ここは、歩くたびに引かれて力が掛りますので、こうなりがちです。
裾の折り返しの絎け目を解き、背縫い脇縫いの傷んでいるところに細く切った羽二重を裏から当てて少しだけ深く縫ってみました。
縫い代に布が重なって厚くなってしまいますが、丈夫になります。
次から長襦袢を仕立てる時は、こうならない様に工夫してみます。
次回からは長襦袢の大手術です。頑張りましょう。
Ⅰさんは新規ご入会で初稽古です。
少し和裁経験がお有りで、2部式襦袢をお縫いになります。
身頃と衿を裁って標付けをしました。
この辺りまでは、プリントを見ながらご自分でできました。
標を付けて背縫い脇縫いまで進みました。
袖は、取り外しができるようにしたいというので袖付け部分に持ち出しを付けました。
少し習っただけで忘れてしまいました、とおっしゃるのですが、手はちゃんと覚えているようです。
頑張りましょうね。
Kさんは浴衣完成です。
袖付けをして、振りを絎けて3枚目の浴衣が完成です。
衣紋掛けを持って行かなかったので、たたんだままの写真ですがご覧下さい。
網代織の布に両面染めの浴衣です。
次回は衣紋に掛けて裏の写真もお見せします。
3枚目でもちっとも覚えられないとおっしゃいますが、そんなことは有りません。確実に上達しています。
次は、縫い掛けの袷小紋を仕上げます。
訳有ってお手元に来たのですが、衿裏と共衿と褄下を絎け裾綴じを入れれば完成なのです。
今日は衽の中綴じをして衿裏の途中まで絎けました。
これが終わると、木綿の単衣です。
SKさんはウ-ルの着物から名古屋帯にリメイクです。
解いてきれいに洗って来られました。
麻の葉柄の布、おしゃれな帯になりそうです。
帯に仕上がって締めた時に隠れる部分に接ぎが入る様に考えて工夫しました。
表2か所とたれの端に接ぎを決め、細かい針目でちくちく縫いました。
次回から帯の標つけと縫いに入ります。
Hさんは浴衣を縫っています。優しい色合いの花柄です。
脇縫いのミミ絎が完了して、前幅の標を付けました。
袖と衽の柄合わせは身頃を縫ってからと、後回しにしてあったので、ここで柄合わせをしました。
衽に標を付けて、衽付けと絎けが宿題です。
衽が付くと大分着物らしい形になります。頑張ってね。
今日も楽しく針仕事が進みました。
インフルエンザが流行っているようです。
皆さんお気を付けて、次回もお元気でご出席下さいね。
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