2011年10月30日日曜日

和裁塾だより 10/29 初稽古、そしてまた見学ご入会

今日も、おふたりキャンセルで4人でした。
お1人はお忙しくてお休みでしたが、お1人は風邪です。
寒暖の差が激しいせいか体調を崩される方が多いようです。

いつも、お早いTさん今日も一番でした。
長襦袢の続きです。
居敷き当てを付ける予定でしたが、布をお忘れになったので、
そこは後回しに衿を進める事にしました。
竪衿の衿幅を標して衿先を作り、衿を絎けます。
衿肩周りにハート❤型の肩当てを付けて、上衿に衿先布を継いで上衿付けです。
ここで、竪衿に問題発覚!手直しをして、先に進みました。
縫いたい物がいっぱいのTさんです。早く長襦袢を仕上げなくては…

Hさんは先月見学に来て下さって、今日が初稽古です。
手始めに肌襦袢を縫います。
裁ちから標付けと進み、袖を縫い、背縫いと脇の絎けまで進みました。
手仕事がお好きらしく、飲み込みも良く順調に進みました。
宿題は、片袖と脇絎けの残りです。
もう1枚並行してお家で縫うと良いと提案しましたら、得心のご様子でした。
運針と絎けの練習をしながら、肌襦袢が2枚できますし、理解も深まります。
是非なさって下さい。

Sさんは浴衣の続きです。内揚げと背縫いが宿題でした。
絎け残しが少しあったので、そこをやり終えて、標付けの残りをしました。
共衿の柄合わせが上手くいかなかったので、身頃を縫い上げてから合わせる事にして、それ以外の標付けは終了。袖の縫いに掛りました。
後ろ幅の標を付けて、脇縫いを宿題にしたかったのですが…これからお友達とお約束が有る様で早くお帰りになりました。
次回は袖を仕上げて、脇縫いに入ります。宿題頑張って下さいね。

Nさんも前回は体調を崩されてお休みされました。
お仕事も忙しいし、皆さん大変です。
単衣袖と無双袖のうそつきの半襦袢2枚と、裾除けを縫っています。
付け紐を付けて、裾除けは完成です。
半襦袢は、衿先を作り、袖付けに進みました。
ここで、間違いを発見!手直しが必要になってしまいました。残念!
次回で、袖付けをして、単衣袖の半襦袢は完成です。
無双袖はまだ縫っていませんが、次回までに身頃をもう1枚仕上げて下されば、2枚の半襦袢はほぼ完成となりそうです。頑張って下さいね。

SZさんは入会ご希望でキャンセル待ち中だったのですが、見学に来て下さいました。
「割と近くに住んでいるので、何方かがお休みされて、空きができた時で良いので、習いたい」との事です。
和裁経験がお有りで、「ポイントを教われば縫えます」との事なので、月1回空きが有る日に受講という変則で、1月からお受けする事に致しました。
皆さん、熱心に入会をご希望して下さって有難いことです。
SZさん1月からお待ちしています。

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2011年10月26日水曜日

和裁塾だより 10/26

昨日は汗をかいていたのに、今日は涼しく秋晴れの1日でしたね。
お二人キャンセルが有った物の、今日も、楽しく和裁塾開講しました。

Oさんは、単衣お召しの身幅と裄直しを終えましたので、仕上がり具合を拝見しました。
袖付け止めなど手直しをお願いして、今日からは格子木綿の単衣を縫います。
頂き物だというこの木綿、用尺を計算すると丈が足りないのです。
布幅も狭く希望の袖幅も確保できません。
そこで、自宅で着る木綿だから袖丈は短くても良いのでは…と袖丈を1尺2寸5分にしました。
繰り越しも切り下げにして、なんとか、身丈を間に合わせ、袖幅の不足は肩幅で補う事にしました。
繰り回しに時間が掛った物の、裁ちと標付けをすべて終え、お袖から縫い始めました。

Nさんは午後からの参加です。
ご家族の病気でしばらくお休みなさっていたので、お久し振りです。
小千谷縮をお仕立て中で、お休みされてしまったのでその続きからです。
衿先を作りました。広衿の衿先は、バチ衿の衿先より簡単です。
お袖には全く手を付けていなかったので、標し付けからです。
片袖を縫って、片袖は宿題。
次回に袖付けと振り絎けで仕上がりです。

Tさんも午後からでした。
名古屋帯の芯入れは終わっていて、今日で終了のはずだったのですが、私がお譲りした帯芯が薄手だったので、お太鼓に張りが足りなく手直しをする事にしました。申し訳有りません。
帯の手直しはお家でして頂く事にして、今日から浴衣に入りました。
竺仙の藍地の浴衣で金魚の柄です。
地詰めしたところ、かなりな縮み様で、用尺ぎりぎりになってしまいました。
金魚の柄を上手く出すのに四苦八苦しましたが、なんとかまとまりました。
次回は標付けからです。

10日前は暑くて単衣を着ていたのに、今日は朝夕肌寒かったですね。
このところ気温差が激しくて、袷帯付きを飛ばして、羽織やコートが欲しくなりそうです。
体調を崩す方が増えています。皆様お気を付けて。

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2011年10月24日月曜日

『櫛かんざし美術館』を訪ねて その後…

先日伺った『櫛かんざし美術館』で、興味深いお話を伺ったのがきっかけとなり、3冊の本に出会いました。

『光琳の櫛』は、べっ甲を渋く落ち着いた金色で覆った、小振りで端正な蒔絵の櫛で、光琳百図で見覚えのある鷺の姿が、漆で描かれていました。

この櫛が展示された硝子ケースの前で、学芸員の方(館長さん?)から、この櫛は、深川の豪商冬木家に寄寓した光琳がお礼に贈ったという物で、櫛かんざし美術館の主なコレクションの、前の持ち主である岡崎智予さんをモデルとした『光琳の櫛』という小説が在るとお聞きしました。

芝木好子(芥川賞作家)さんは、冬木家に伝わるこの櫛をどんな小説に書かれたのだろうと興味を覚え、購入しました。
興味深く一気に読み終え、最後の解説文の中に平家納経の組紐復元に纏わる小説『隅田川暮色』が紹介されているのを発見。
平家納経の組紐を復元したのは『道明』だったのでは……
どんな風に描かれているのか是非読んでみたくて入手しました。

小説『光琳の櫛』は、主人公の蒐集品を図録に纏め出版する事になり、その巻頭を飾るために光琳の櫛を手に入れるという内容なのです。
もしかしたら、この図録が実際に出版されているかも知れないと、調べたら『紫紅社』から出ている事が分かりました。
着物好きの皆さんなら良くご存じの染色家吉岡幸雄さんの『紫紅社』です。
近くの古書店に在庫が有る事が分かり、入手できました。

昨日から『隅田川暮色』を読み始めました。
小説の中で、平家納経の紐の復元はどのように著されているのでしょうか。楽しみです。
巻末には、組紐に関しては『道明』の山岡一晴氏に御教示頂いたと謝辞が述べられていました。

先程届いた『岡崎智予コレクション櫛かんざし』も、やはり素晴らしく、小説のとおり『光琳の櫛』が巻頭を飾っていました。
中央が図版の中の光琳の櫛の表面です
『光琳の櫛』の本は貸出中で画像が有りません

こんな経緯で3冊の本に出会ったわけですが、これらは、すべて絶版となっていました。
ここでインターネットは大活躍、古書検索で見付ける事が出来ました。
古書店を何軒も歩き回って探さなくて良いのは有難いです。
昔は、探すのが面倒で諦めた本も有りましたから…

実は今、染織作家の方の個展に向けて、作品を仮絵羽に縫う仕事を引受けているので、本を読んでいる場合ではないのです。
それが仕上がったら、組紐にも掛らなくてはなりませんし…
なので『隅田川暮色』は、電車の中や眠る前に、少しづつ読んでいます。
芝木さんの文章を味わい、愉しみながら…

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和裁塾だより 10/23

涼しい日が続いたと思ったら、また暑くなりましたね。
皆さん、汗をかきかきいらっしゃいました。
キャンセルがあって4人での開講となりました。

1番乗りのTさんは、お仕事の都合で1年位お休みしていらしたのですが、復帰されました。
浴衣の続きを縫います。
袖は仕上がっていて、身頃は背縫いと内揚げ縫いが途中でした。
背縫いを2度縫い、内揚げを絎けて、後ろ幅の標を付けて脇縫いまで進みました。
少しでも進むと嬉しいですね。
お忙しくて大変だと思いますが、頑張って続けて下さいね。

Kさんも浴衣ですが、両面染めの高級浴衣なので単衣着物に準じた縫い方で仕立てています。
脇縫いの絎けを手直ししていらしたので、衽付けの絎けで待ち針の打ち方を丁寧にご説明しました。
褄先の額縁を作って褄下の絎けをしました。
ここまで済めば、いよいよ衿付けです。宿題頑張って来て下さいね。

Oさんも浴衣です。綿縮のしなやかな布で鮮やかな青に菊の柄、しゃれています。
宿題の脇絎けが済んでいなかったようで、ひたすらチクチク絎けていました。
お袖がまだ縫えていなかったので、袖下の袋縫いが宿題です。
次回は衽付けに進めそうですね。

Hさんは、単衣着物です。
さらりとした細い糸の平織で、生成りに多色の糸が縦に入り、緯糸にはぜんまいが織り込まれてアクセントになっています。
前回に引き続き居敷き当てと脇絎けをしました。
何方もそうですが、袖付け縫い代の伸ばしが難しく理解し難いようです。
理屈で理解が難しい人は、枚数を縫ううちに出来るようになります。がんばって!!
なんとか、脇が絎け終わり、居敷き当てほぼ完成です。
次回は、衽付けに進みます。

毎週のようにお問い合わせや、入会希望のメールを頂いています。
ご希望の方皆様に来て頂けると良いのですが、平日の方は少し余裕がありますが、土日クラスは満席です。
折角のご希望にお応えできなくて申し訳無いですm(__)m

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難しかった『高台複合御岳組』

先月申し込みました、道明の講習会に行って来ました。
手強いであろう事は承知していましたが、想像以上でした。
並綾の他に切替え綾が3種類もありました。
お昼休みをはさんで、4時間組んでほんの数㎝しか組めませんでした(/_;)
間違え易く、間違えてしまうとどうしたら直るのかさっぱり分からなくなってしまうのです。四苦八苦で終わった4時間でした。

切替えの入れ方で模様が変ります。
すぐにでも組みたいのですが、今はすごく忙しくて落ち着かないので、その内時間を作ってじっくり取り組みます。

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2011年10月17日月曜日

雨天順延で秋の遠足

昨年は台風で中止、今年は雨との天気予報でハラハラしましたが、雨天順延で無事に行って来ました。
行先は、青梅の『櫛かんざし美術館』です。
新宿で中央線に乗り青梅で奥多摩線に乗り換え沢井で下車。
新宿から約1時間半の遠足です。

お昼は『ままごとや』で。
ままごとやは、清酒澤乃井の小澤酒造のお店なのでこんなメニューが有ります。
「きき酒セット」4種類のお酒が楽しめます。
ままごと盛りはお豆腐料理をメインに8種10品の盛り合わせ。
美味しく頂いた後は、木々の葉が色付き始めた奥多摩の秋景色を楽しみながら、吊橋を渡って坂道を上って…櫛かんざし美術館へ。
櫛かんざし美術館は、岡崎智予さんが蒐集された品々を小澤酒造が受け継いだもので、素晴らしいコレクションです。
季節によって展示が変るのでその時々に楽しめます。
その後は、本日もう一つのお楽しみ酒蔵見学です。
見学は、厚さ30㎝の土壁に守られた大きな土蔵から。
外気から遮断された空気はひんやりしていました。
ここは、貯蔵タンクが立ち並んだ貯蔵倉です。
酒造りの興味深いお話を伺って、満々の水が湧き出る井戸を見学し、聞き酒で「ひやおろし」を頂きました。
日帰りにしてはかなりの遠出。
アップダウンの激しい道を行ったり来たりで、私たちにしては相当な運動量でした。皆様、お疲れ様。
最後に、川辺で記念撮影。


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2011年10月14日金曜日

『峰満イエロー』頂きました(^_-)-☆

すもも『峰満イエロー』おいしいと評判らしいのですが、知りませんでした。
きれいな黄色で大玉なすもも、山形産です。
Sさん有難うございます。追熟して甘くなってから頂きます。

先日は松本から『ナガノパープル』というぶどうが届きました。
巨捧やピオーネより甘く、皮が薄く種も無いのでそのまま食べられます。
皮ごと食べられるぶどうは他にも有りますが、皮が口の中でモソモソして私は苦手です。
ナガノパープルはそんな事も無く、美味しく頂きました。
品種改良が進んで、美味しく贅沢な物が頂けて幸せです(^u^)

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道明日本の色名『銀鼠』 西欧の色名『シルバーグリーン』

道明組紐教室、今月紹介の日本の色名は「銀鼠・ぎんねず」、
西欧の色名は「シルバーグリーン」です。

こちらは、銀鼠に6色を1本づつ混ぜた糸で組んだネクタイとマフラーです。
こんな感じの紬の着物が欲しいです。
こちらは五三の桐と亀の綾出しです。上は帯締め、下は携帯の紐

左端は講習会で教えて頂く高台四枚物。
右側三本は同じ配色で組み方を替えた物です。
右端は西大寺組、教えて頂けるのは10年後だそうです(@_@;)

変り貝の口組は今回で終わり、次回からは本貝の口組に入ります。
来年の道明展の作品提出が12月に迫っていますが、まだ何もしていません。
気持ちばかりが焦っているこの頃です。

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2011年10月12日水曜日

和裁塾秋の遠足 雨天順延です

縁会会員の皆様へ
15日に予定していました、秋の遠足は雨天順延です。
週間天気予報で、15日は雨の様なので16日に変更します。
「16日なら行かれます」という方は、ご連絡下さい。
参加ご希望の方は、明日の午前中までにご連絡をお願いします。

和裁塾だより 10/8 10/9

更新が遅れて申し訳ありませんm(__)m
先週は土日続けて和裁塾を開講しましたので、まとめて和裁塾だよりをお届します。

10/8は6名参加で賑やかに開講しました。
Tさんは長襦袢を縫っています。
身頃は脇縫いと裾縫いまで進みましたが、居敷き当て用の布をお持ちにならなかったので、続きは次回にして、お袖に掛りました。
長襦袢の無双袖は、袖下の止めが最難関です。
内袖と外袖がぴたりと合って、振りの裏がきれいに5厘控えて仕上げるのは大変です。説明しながら私が縫った方も最高の出来とは言い難かった(@_@;)次回に直します。
次回は袖を仕上げて、居敷き当てを付け、竪衿へ進みます。
宿題どっさりですね。頑張って下さい。

Yさんは、竺仙の綿紬の浴衣を縫っています。
伝統的な秋草柄の大人な浴衣です。
近頃は多色染めの浴衣が多いのですが、やはり竺仙の染め色はシックで良いですね。
衿先ができて確認すると褄下寸法が左右で少し違っていました(@_@;)残念!
衿先を解いて縫い直し、やや苦戦しましたが、やり直しで完璧に…
袖付けをして振り絎けも仕上がりました。
後は、身八つ止まりの閂止めだけだったのですが、時間切れ…残念!
次回で仕上がりです。次は綿縮の小紋です。楽しみですね!

Sさん、麻長襦袢のお直し完成です。おめでとうございます。
身丈が不足の長襦袢で身丈を出したかったのです。
長襦袢の身丈は裾の折り返しで直せると簡単なのですが、片方の竪衿の衿先に縫い込みが有りませんでした。なぜ片方なのか謎なのですが…
立て衿の上部には縫い込みが沢山あったので、上衿を外し、竪衿も縫い直し大事になってしまいました。
でも、細部の不具合も直せたし、良かったですね。
半襟も付けて、来夏はすぐに着られます。お疲れ様でした。

Kさんは両面染めの浴衣です。
浴衣と言っても、藍と白で網代に織られた布に、藍で小紋柄が両面に染められた上等の布です。
半襦袢か長襦袢を合わせて足袋を履いて夏着物としてお召しになれます。
両面染めは単衣に最適、歩いて衽の裏がちらりと見えた時お洒落なのです。
脇縫いの縫い代が多いので開いて絎けます。
裏表のつり合いを正しく合わせて絎けるのは、なかなか難しいようです。
待ち針を細かく打って、縫う前に表からも確認するのが、コツですね。
衽付けまでが宿題です。頑張って下さいね。

Oさんは浴衣2枚目です。
今まで、針仕事とは全く縁が無かったと、おっしゃるのですが、きれいに縫われるので感心しています。
脇縫いの始末はなかなか大変です。
袖付け周りの縫い代を良く伸ばして平らになる様に整えて絎けます。
ここは、皆さん例外なく苦手なところ、今回は浴衣2枚目でご理解頂けたようです。
脇の絎けが終わるとほっとしますね。次回は衽付けです。

Hさんは長襦袢です。
頼まれていた、居敷き当て用の羽二重を私が忘れてしまいました。
家に帰ったら裁台の上にありました、申し訳有りません。
という訳で、居敷き当てを除いて出来るところを進めました。
次回は居敷き当てを付けて、脇の絎けを仕上げます。
裾までいけると良いですね。

10/9は、おひとりキャンセルが有ったのですが、平日クラスのⅠさんが参加して下さって6人になりました。
Ⅰさんは単衣お召しの裄と身幅直しです。
Oさんと同じく、身頃の袖付け回りの縫い代の始末で苦戦しました。
袖付けの止めは、プリントを見ながら出来るようになりました。
残りは、振りを絎けと身八つ止まりの閂止めです。
後ひと息ですね。お疲れ様です。

Hさんは単衣の紬を縫っています。
居敷き当てと脇の絎けをしました。表とのつり合いが難しいところです。
裏表のつり合いに注意しながら細かく待ち針を細かく打ち、縫う前に表から確認して、絎けましょう。
丁寧にすれば、きれいに仕上がります。頑張って下さい。
次回は衽付けへ進みます。

Fさんは浴衣です。
宿題の脇縫いを拝見すると…裾でずれていました。
裾でずれたからと、裾を裁ち揃えることはできません。衽丈に影響が出てしまいます。残念ですが、縫い直しです。
その後、袖付けの縫い代を良く伸ばして脇の絎けに進みました。
片方の脇絎けが宿題です。次回は衽付けへ進みます。
お仕事お忙しそうですが、宿題も頑張って下さい。

SDさんは今日が2回目。肌襦袢を縫っています。
手仕事がお好きなSDさんは、理解が早くどんどん進みます。
今回で衿は出来上がり、袖付けへ進みました。
次回は閂止めをして仕上がりです。
次は浴衣をお縫いになるそうです。楽しみですね。

SKさんも2回目で、やはり肌襦袢です。
肩当てを絎けて脇縫いと脇のミミ絎裾絎けまで進みました。
次回は衿付けですね。
肌襦袢は簡単そうに見えて、手縫いでとなると結構大変です。
手縫いで丁寧に…愛着の一枚となりそうです。

Mさんは、今回が初稽古です。浴衣を縫い始めました。
柄合わせの楽な浴衣で順調に進みましたが、月に1度しかいらっしゃれないので宿題をと思い、標付けは身頃だけにして縫いに入りました。
揚げと背縫いが宿題です。
次回はすべての標付けをして、脇縫いと袖に進みます。
実はMさん、我が家のお近くにお住まいです。
車で10分位、姪や娘とは生活圏が同じ、どこかで摺れ違っているかもしれません。
宿題がわからなかったら、自転車でひと走り聞きに来て下さい(^_-)-☆

SDさんとSKさんは、着物のお友達です(着友というらしい…)
今日は、おふたりのお友達のHTさんが見学に来て下さいました。
月末からお稽古を、始められます。ご入会有難うございます。

みなさま、お疲れ様でした。

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2011年10月6日木曜日

和裁塾だより  10/5

寒くなりましたね。
ついこの間まで大汗をかいていたのに、急に寒くなって戸惑います。

今日の和裁塾は、3名参加で開講です。
水曜日は、今月お休みの方が多くて寂しいです。

Tさんはお母さんの羽織を名古屋帯に直しています。
お太鼓の芯入れが終わって、表に返しました。
良い具合に出来上がっています。
胴周りの方は、お家で縫ってきて下さったので、出来上がり幅に折りを付けて、芯をとじ付けました。
胴周りは、長さが有るので大変す。
胴周りも表に返して手先に忍び綴じをいれました。
次回に、返し口を閉じて、たれ先に忍びを入れれば仕上がりです。
辛子色にオレンジ色の柄、良い帯になりそうです。楽しみですね(^_-)-☆

Kさんは、絽小紋の裄直しを仕上げました。
袖丈詰めと、裄出しだったのですが、袖の絽目が曲がっていたので袖の縫い直しからしました。
袖付けの止めと振りの絎けを済ませて、きれいに仕上がりました。
次は、うそつきの単衣替え袖を縫いました。
単衣の長襦袢袖は、縫うところが少なくて簡単にできます。
ノートもしっかり取って、勘の良いKさんは、ご自分で進められます。
あとは、細かいところに注意して精度を高めれば完璧です。

Mさんは、綿麻の小千谷縮を縫っています。
身頃の袖付け周りの絎け代を充分伸ばして、仕付けで止めました。
脇の絎けも仕付けで押さえて、衽付けへ進みました。
次のお稽古日まで、1カ月あるので宿題がどっさりです。
次回は、衿付けに進めるよう頑張って来て下さいね。

お稽古が終わるころには、雨脚が強くなって、更に寒くなってきました。
皆さんお疲れ様でした。

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2011年10月3日月曜日

今年の夏は忙し過ぎて、暑かった記憶だけ残して足早に終わった感じがします。
里の母が亡くなって、夫の母が病に倒れた3年前の夏も同じでした。

妹は、今なら数時間家に帰れますと主治医に言われて、今日自宅に帰ったはずです。数時間、家でどう過ごしたのでしょうか…
もっと良くなってから…数週間か数か月帰れるようになったら帰りたいと、妹は思っていたようですが…主治医は「今なら、数時間帰れるんです」と言いました。
彼女はどんな気持ちでその言葉をを聞いたでしょうか…
「そうですか、分かりました。では、帰りたいと思います。」そう答えていました。
先日、病室にポータブルのDVDプレイヤーを届けました。
ハリーポッターの最終章の2が見たいと言います。
11月発売と告げると、「11月…間に合うかしら…」とつぶやきました。

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和裁塾だより 10/1 おふたりご入会です

先日銀座で、まだ9月なのに袷を着ている人に遭いました。
10月1日のこの日、和裁塾の帰りに袷の着物に袷の長羽織の人に遭いました。
秋が待ち遠しいのでしょうか?

この日はお二人キャンセルで、4人の参加で開講しました。
Kさんは紬単衣の身幅と裄直しです。
紬は布に厚みが有るので脇縫いをすっきり仕上げるために、縫い代を開いて絎ける事にしました。
脇縫いを2度縫って、開いて居敷き当てと一緒に忍び綴じを入れます。
袖付け部分の縫い代を充分伸ばして、裾からぐるっと絎けて仕上げます。
単衣袖付けの止めもできるようになり、お袖が付きました。
片側完成です。もう1方はお家でなさるそうです。
大至急縫えば、単衣でも紬ですから、もう少し着れますね。

Tさんは、1年前に途中まで縫ってあった長襦袢の続きです。
着付け講師の免状をお取りになるためしばらくお休みして居ましたが、無事にお免状を頂いて復活です。
身頃は途中まで縫って有りますが、この日は無双袖を縫いました。
綸子の長襦袢はツルツルして縫うのが大変です。
説明しながら私が縫ったのですが、袖下の止めがなかなか完璧には決まりません(^_^;)次回に直しますm(__)m
ツルツル大変ですが、頑張りましょうね。

SDさんとSKさんは、今日が初稽古です。お友達同士でご入会下さいました。
まずは基本からという事で、肌襦袢です。
布を測って裁ち、標を付けてお袖から縫いました。
SDさんは、洋裁も手芸もなさるという事で慣れた手付きで順調に進みました。
片袖と片側の脇縫いと裾絎けまでが宿題です。
SKさんは、針仕事は苦手とおっしゃりながら、順調に進み、脇絎けまで出来ました。
宿題は、やる時間が無いかもしれないとの事。
学校では有りませんから、宿題が出来ていなくても良いのです。
早く縫い上げたい方は、やってきた方が良いですよ、ということです。
和裁塾縁会には、また着物好きさんがおふたり増えました(^_-)-☆

大分涼しくなってきたので、エアコンを止めて窓を開けてみました。
外の音はうるさいのですが、エアコンの寒くなったり暑くなったりが無く快適でした。

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