障子が破れているけど、貼り方が分からないとか
貼り方が分からないので、ずっとそのままとかの
声を受けて、障子の貼り方をご紹介します。
この障子は、3年位破れたところを切り貼りしていたので
市松模様の様な状態です。ああひどい事(@_@;)
障子貼りに必要なものです。
左から長めの定規、カッター、プラスチックの定規か鉄の爪、
糊、障子紙、他に古タオル
鉄の爪とはこのような道具です。
爪は外せますので用途に応じて角が有る方と丸い方を使い分けます。
随分昔に買ったので、今は売っていないようです。
プラスチックの定規でも代わりになります。
新聞紙を数枚重ねて敷き、障子を竪掛けて置きます。
竪掛けられなかったら床に新聞紙を広げてその上に障子を置いても良いです。
障子の裏側から、水を含ませたタオルで、枠と桟の上を湿らせます。
湿らせた状態です。
障子の下の方から紙を剥がします。
鉄の爪かプラスチックの定規などで桟に残った紙を剥がします。
金属の道具でする時は、桟を削らないように軽くやって下さい。
きれいに剥がれたら、濡れタオルで全体を良く拭いてほこりや汚れを
取り除きます。
紙は1枚貼りを使うと簡単です。
幅が95㎝位で、床までの障子が4枚分の長さをくるくる巻いて売っています。
まず、障子を床に置きます。
障子の上部に付属のテープで紙を3箇所位とめます。
障子の3分の1~2分の1位まで紙を広げ曲がっていないか確認します。
曲がっていたらテープを剥がして調整します。
紙を巻き戻して、転がるようなら定規を当てておきます。
桟に糊を付けます。
糊は障子貼り専用の物を売っていますので、これを使うと便利です。
障子の紙にふのりの粉が付属していますが、これを鍋で煮て糊を作り、
刷毛で糊を桟に付けるのは、時間も掛り面倒なので、
近頃はもっぱらこの糊を使っています。
口に付いているガイドを桟に当て、糊を細く絞り出しながら動かして
糊を桟に付けます。
上部の方は後で糊を付けるので、定規を置いた下辺りから糊を付けます。
半分位まで糊を付けて紙を広げます。
桟の上を軽くなでて紙を密着させます。
このように途中で止める時は、横桟の上を避けた方が良いです。
横桟の上で止めて置くと、桟の木の色が巻いてある紙に茶色く移ってしまいます。
この時も、紙が転がる様なら定規で押さえておきましょう。
残りの桟に糊を付けて、紙を下まで広げます。
桟の上を軽くなでて紙を密着させます。
そっとテープを剥がして、上部にも糊付けして紙を貼りテープで止めておきます。
障子の下の方は糊を付けたところより8㎜位下でカットします。
次に貼り替える時、ここから剥がすと剥がし易いです。
下端は、8㎜位長くカットします
そして しばらく乾かし、生乾きになったら余分な部分をカットします。
出来上がりました。随分明るくなりました(*^^)v
障子の横の手毬の柄は、母の遺作(フランス刺繍)の鏡台掛けです。
翌日になって糊が充分乾いたら、全体に霧吹きをしますと、
紙がピ~ンと張ってより美しくなります。
いかがですか、やってみると案外簡単ですよ。
挑戦してみて下さい。お部屋がグ~ンと明るくなります。
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